2月19日 一泊二日(記憶)
卒業式まで後9日くらいだろうか?卒業式が終わる頃には、また何か違うことを考えているのだろうか?
ー2月13日ー
僕たちは、ささっと焼きそばをたいらげ三件目のデザートが有名な店に向け、電車に乗っていた。
アイツ「じゃあ、一人暮らしするんだ」
僕 「うん」
一人暮らしに対して抵抗は全くない。唯一、不安があるとしたらそれはお金だろうな。でも、そんなに欲しいものもないし、そんなに問題ないと思う。
アイツ「いつ、行くの?」
僕 「卒業式が終わった次の日からかな」
いろいろ考えたけど、早く行って慣れる方がいいんじゃないかという結論に至ったのだ。
アイツ「そんなに早く行くんだ」
僕 「那奈の方が早いでしょ」
那奈の方が早い。これは、もうわかっていることだ。なのに、アイツは。
アイツ「まぁ、それはそうだけど」
僕 「卒業式は、来ないの?」
アイツ「東京いるからねぇ」
正直言えば、那奈と一緒に卒業式に出たい。それが僕の願いだった。でも、そんなこと言えない。
僕 「絶対みんな文句ブーブー言うよ」
アイツ「まぁ、そうだったら嬉しいけどね。ハハハハ」
やはり、何を考えているのか僕では全然わからないや。
僕 「じゃあ、卒業式行けよ」
アイツ「私にもさ、いろいろあるのよ。わかってよね」
いろいろあるかぁ。まぁ、そうだよな。
僕 「そりゃあ、僕にだってあるさ」
アイツ「それはそうだけど」
僕 「じゃあ、来いよ」
アイツ「気が変わったらね」
僕 「なんだよ、それ」
思わずツッコンでしまった。アイツは、満面の笑みを浮かべ僕の方を見ていた。
アイツ「あと20分くらいかな」
那奈は、スマホを見ながら答えた。
僕 「次の三件目も寺崎に教えてもらったのか?」
アイツ「ううん。ここは、昔私が一度行ったことあるお店なの」
僕 「えっ、そうなんだ」
まさかだった。実は、こんなところ来たことあるんだ。
アイツ「私が中学生くらいの時かな」
僕 「よく覚えてたな」
アイツ「中学生の頃のことは覚えてるでしょ」
僕は、中学生の頃の記憶がない。中学生って今以上にみんな幼くて勉強しかしてなかった自分は、なかなか周囲となじめなかった記憶がある。なんか、違うと僕はいつも思ってしまっていたのかもしれない。




