11月25日 定本健太郎
今日は、学校終わりに、教室で本を読んでいた。今日は、『孤独の海』という本だった。この本は、著者の生涯孤独生活を記したものだった。
ー11月20日ー
僕たちは、お肉を食べ終えて、会計をすませた。
アイツ「そろそろ帰ろっか」
僕 「うん」
アイツ「あー、おいしかったなぁ」
僕 「そうだね」
僕たちは、焼き肉屋さんを出て行った。
アイツ「楽しかったなぁ」
僕 「よかったじゃん」
アイツ「でも、帰るのは寂しいよ」
僕 「そう?」
アイツ「うん。また、こういう日が来たらいいな」
僕 「いつでもいけるよ」
アイツ「そう?また、病気なったら、なかなか大変だと思うよ」
アイツは、少し静かな声で話だした。
僕 「それはそうだけど」
アイツ「結局さ、人生は限られた時間しかないんだよね。その時間をどう使うかなんだよ。病気なんかさしてたらもったいないんだよね」
僕 「病気は、もう大丈夫なの?」
アイツ「うーん。まだ、完全には治ってないよ。不眠症は、体だけじゃなくて精神的にもキツいんだよ」
僕 「学校に戻ってきてからは、問題ないの?」
アイツ「いや、そんなことないよ。時々、しんどくなってるよ」
私たちは、駅につき、電車が来るのを待っていた。
僕 「そんな風にみてないから凄いよね」
アイツ「そう?気づいてる人はいるんじゃない?」
僕 「クラスで知ってる人ってどのくらいいるの?」
アイツ「んー。楓とホナぐらいじゃない?」
僕 「他の人は、知らないの?」
アイツ「たぶん、知らんかなー」
僕 「寺崎さんとか林さんとかも?」
アイツ「知らないよ。定本君とかは、大体知ってるかな」
僕 「定本知ってるの意外だね」
定本がアイツのことを知っているのは意外だった。同時に、定本がアイツと仲良くしていることに嫉妬していた。どこかで、那奈を誰かに渡したくないという思いが募っていた。
アイツ「実はさ、病院で出会ったんだよ」
僕 「定本と?」
アイツ「うん。それで知ったんだよね」
僕 「でも、定本からそんな話聞いたことなかったよ」
アイツ「たぶん、わざと言わなかったんじゃない?」
僕 「そうだったんだ」
アイツ「定本君は、やさしいからね。定本君と話したことある?」
アイツが定本のことを褒めるから、少し、イラだってきた。
僕 「あんまりないな。高校3年生まで一緒のクラスになったことないし」
アイツ「そうなんだ。定本君みたいな野球部の人って、あんまり見たことないんだよねー」
僕 「定本って、どんな人なの?」
アイツ「真面目なんだよね。すごく。でも、女子っぽいとこもあるんだよね」
僕 「女子っぽいところ?」
アイツ「うん。字がキレイでオシャレなの。LINEとかの連絡もまめなんだよねー」
僕 「そうだったんだ。知らなかった」
アイツ「もしよかったら、話してみてよ」
僕たちは、電車に乗って20分程が経過した。




