40/47
梅雨が明けて
春が去り、やがて梅雨の季節になった。
だが、季節に変わる事なく拳法部の稽古は行われていた。
今年は今のところ脱落した新入部員は一人もいなかった。
平野の方針でキツイ稽古をしてもシゴキはしなかったからだ。
新入部員は基本の四股突き、空間逆突き、前蹴り、移動稽古、少林寺流の型の基本、拳手法を稽古出来る様になっていた。
新入部員でも橋本の様に希望があれば組手もやらせた。
団体稽古が主だが、号令に合わせず一人稽古も平野は許した。その方が技の見直しに効果的だと思ったからだ。
そうしている内、梅雨が明け、全国大会のため、二、三年は、ほとんど組手稽古を繰り返す様になった。




