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五行の拳 学生編  作者: 東武瑛
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梅雨が明けて

春が去り、やがて梅雨の季節になった。

だが、季節に変わる事なく拳法部の稽古は行われていた。

今年は今のところ脱落した新入部員は一人もいなかった。

平野の方針でキツイ稽古をしてもシゴキはしなかったからだ。

新入部員は基本の四股突き、空間逆突き、前蹴り、移動稽古、少林寺流の型の基本、拳手法を稽古出来る様になっていた。

新入部員でも橋本の様に希望があれば組手もやらせた。

団体稽古が主だが、号令に合わせず一人稽古も平野は許した。その方が技の見直しに効果的だと思ったからだ。

そうしている内、梅雨が明け、全国大会のため、二、三年は、ほとんど組手稽古を繰り返す様になった。



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