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全国大会
また、8月は恒例の全国大会が開催された。
部員全員で開催地の鹿児島に電車に乗り、向かった。
酷暑の中、試合会場の体育館に皆、足を運ぶ。
平野達、一年生は先輩の防具を持ち運ぶ、など裏方の役割を担った。
大会では、宗家が「怪我の無いように気を付けて、闘いなさい」と強調した。
午前中は型の試合が行われ、広島修道大学拳法部の選手は、まずまずの成績を修めた。
しかし、平野の関心は、午後から始まる組手試合にあった。
「一体、ウチの大学以外の知らない選手達は、どの様に闘うだろう?」と平野は思い、組手試合の開始を待った。




