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五行の拳 学生編  作者: 東武瑛
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胆試しの名演技

夏場の稽古で合宿が行われた。

山中、牛の糞を避けながらの稽古になった。

平野と同期、入部した一年生は8人に減っていた。

合宿では、通常の稽古だけでなく、恒例の胆試しが行われた。

3、4時間の正座後、平野は先輩からの呼び出しで階段を登っていくと待っていたのは恒例の儀式だった。

前蹴りか突きを水月で受け止める二者択一の中で平野は前蹴りを選んだ。

歯を食い縛り構えると隣で座蒲団を蹴る音がし、倒れて大声で唸る音が聞こえた。

名演技だった。

空手部なのでシゴキは覚悟してたが芝居にはビックリした。


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