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宮野君の生徒会ハーレム日常譚  作者: くるみや


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34/40

第34話 復縁?

「つまり、復縁したいってことだな?」

「うん。私は別れてからもずっとかなめくん一筋だよ。ほら。このネックレス。かなめくんがプレゼントしてくれたやつだよ。あと、スマホの待ち受けもかなめく」

「分かった分かった。今でも俺のことを好きでいてくれていることは十分理解した」

「もちろん!じゃあまたやり直してくれる?」

「それは無理だ」

「なんでー!」

「野々花、お前重すぎるんだよ」


 体重のことを言っているわけではない。彼女は、氷室(ひむろ)野々花は、俺への愛がとてつもなく重いのである。


 その愛の重さ故に、俺のことを束縛した。


 LINEの返信を五分以内に返さないと鬼電。毎晩のように寝落ち通話。俺が電話に出ないと家までやって来る。


 野々花と付き合っていた時期は、ちょうど受験シーズンの真っ只中だった。野々花とのやり取りは、俺の中で苦痛になっていた。受験のストレスもあり、野々花のことを好きな気持ち以上にストレスが溜まっていた。


 だから、中学校卒業と同時にキッパリと別れを告げた。はっきり「嫌い」と伝えた。


「そんなことないよ!ちょっと重いかもなーとは思うけど人並だよ!」

「一回電話に出なかったくらいで家には行かないよ、普通の人なら」

「そうかなあ…」

「とにかく、付き合わないから」

「やっぱり無理だよね…」


 そうだ。その調子で早く俺のことは諦めてくれ。


「でも、かなめくんのことを好きな気持ちは変わらないからね!」


 えー。なんでまだ好きなのよ。


「そうかい。とりあえず時間だから。チェキ撮ろうか」

「うん!またかなめくんとツーショットが撮れて嬉しい!」

「はいはい」


 俺と野々花は並んでチェキを撮る。


 撮影の瞬間、野々花は俺の腕に抱きついてきた。当たってるのか当ててるのか分からないが、懐かしい感覚だ。


「あんま近づかないでくれるか。一応接触禁止なんだけど」

「いいじゃーん、けち」

「ダメなものはダメだ」

「はーい」


 何とか俺の腕から離れた野々花とチェキを撮り終えた。


「またね、かなめくん」

「ご来店ありがとうございましたー」


 野々花は楽しそうに手を振りながら店を出ていった。


 その姿が見えなくなったところで、風香さんが俺の肩を掴む。


「宮野君、ちょと休憩しましょう」

「ん?俺まだ全然いけるよ?」

「休憩しましょう」

「いや、俺まだ」

「休憩、しましょ?」

「はい…」


 風香さんの圧に負けて、俺と風香さんは休憩のために生徒会室へと向かう。

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