第14話 ハーレム勉強会③
悠月に脅される形で俺は課題をテスト前に終わらせることが出来た。課題は徹夜で終わらせるタイプな俺にとっては初めての経験である。
「ふう。何とか終わったぜ」
「よし、ここからが本番だぞ」
悠月はそう言って一枚のプリントを渡してきた。
「なにこれ?」
「英単語テストだ。満点取れるまで帰れないからねー」
「ふん。俺を見くびったな悠月。一発で満点とって帰ってやるぜ」
そう言って英単語テストを解いていく。
「よし、出来た」
「採点するぞー」
結果は如何に。
「全然ダメだ」
百点満点中四十点しか取れていなかった。そんな馬鹿な。
「これじゃあ今日は帰れないかもなー」
「ちくしょう。待ってろよ。こんなのちょっと勉強したらすぐだからな」
俺はしばらく英単語帳を黙々と読み進めた。
***
その後、テストしては間違え勉強を繰り返して、十度目のテストで何とか満点を取ることが出来た。
「ふぅ、、やっと終わった、、」
「最初の威勢はどこへやら」
「正直ナメてたわ」
「明日もこんな感じでやるよー」
マジかよ。こんなの毎日やってたらテストまでに壊れちまう。
***
翌日、今日はいったい何をさせられるんだか。
「今日は数学やるぞー」
数学は任せてくれ。俺の一番の得意教科だ。
「昨日みたいにダラダラやってもしょうがないから、今日は回数制限アリでやるぞー。罰ゲームもアリだぞー」
「罰ゲーム?」
「三回以内に満点を取れなかったら、明日ここにいるみんなのメイドになってもらいまーす。ウフフ」
「なっ、、」
嫌な記憶が頭をよぎる。なんて性格の悪い女なんだ。
とにかくやるしかない。もう二度とメイドになるのは御免だ。
俺は全力で数学のテストを解いていく。
***
三度の挑戦の結果、俺は満点を取ることが出来なかった。




