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サバゲー狂想曲   作者: せな
狙撃天国
48/81

続・3次元戦闘

「アイタタタッ」

「オーバーキルやで」


「すまんすまんw」

「3対1やったからつい・・・な」


「ハンター味方撃ちやで・・・」


「ほんまごめんって!!」

「あんなとこにいるなんて思わんかったんやって」


ハンターは生真面目なのでこう言う弄りが楽しい

こっちも味方撃ち覚悟で回り込んでたわけだし

ハンターが予想外に近くて攻勢に出るなんて思わなかったのが運のつきと言うものだ


「しっかし・・・」

「鉄人と言いフォックスと言い」

「いつの間に後ろに回り込んだんや?」

「全く気付かんかった」

「それな」


「んっふっふっふっふ」

「三角州で鉄人がバレないかとヒヤヒヤしてたわw」


「アレは上手くいったなぁ」

最終的にやられはしたが上手く行ったので鉄人はご満悦である


「あの後韋駄天と家猫仕留めて陸上競技場ダッシュで裏手に回ったんよ」


「アレは気付かんかった」

「ブッシュで遣り過ごして後からやもんなぁ」

「耳裏当たってめっちゃ痛かったわw」


「お尻狙ったつもりなんやけど・・・」

「ごめんね♪」


澄ました顔で嘘を付く

ほんとは耳狙ってましたごめんなさい


「次も同じメンバー?」


「いや・・・」

「次はフォックスとクレリックに隊長と山坊主で行こう」


「何故私だけ連戦?」


「結局女豹姉さんは見付からんかったからなぁ」

「次も隠れられたら見付ける自身無い」

「新人2人の隠れる技術も見たいしな」


「う・・・・・・うん」

「だけど何で私だけ連戦?」


「新人2人隠れるのにフォックス当てたら可哀想やろ?」


どうあっても潜伏させたいようだ

それならば仕方ない大人しく入るか


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一早くフィールドに入り双眼鏡でセーフティを覗く


「うんうん」

「何やら作戦会議してるね」

「ちゃんとこっちに背中向けてるわ」


3人が東屋についた頃適当に方向だけ決めて忘れ物をしたフリをして場を離れた


双眼鏡を見ながら歩くのはちょっと危ない

それでも難なく見付からずに三角州へたどり着いた


素早く真ん中の大木を登り頂上付近の枝に立つ

この木は背が高いが途中で切られた後がありソコから横向きに伸びているためちょっとしたスペースがある

落葉樹の為今は新緑の葉が覆っているが冬は丸裸になる


ギリギリセーフだったようで皆が動き出した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さっと両側に展開して陸上競技場を覗き込む

今度は1人ブッシュを乗り越えていた


「ちゃんと対策してるなぁ」

「けど三角州でワンクッション置くのは変わらないのね」


陣形を整える様を上から見下ろすのは何とも言えない感じがする


最後尾についていた姉様がふと上を向く


「あ」

「視線合った」


見付かった筈なのだが何事もなかったかのように前に出る

心なしか射線は切られている気がするのでやはり見付かっていると考えるのが妥当だろう


「お姉様・・・」

「開始直後だったから見逃してくれたのかな?」


シャオンッ

ガッッ


風を切る音の直後に木の皮が弾けた


「敵襲!!」

「東屋方面から狙撃!!」

「散開して両翼から絡めとれ!!」


上から見ると動きが良くわかる


身内の定例会では惨敗しがちなクレインもイーグルでは中々の戦果をあげれるようになっていた

指示も的確でリーダーとしての役割を良く果たしている


何故か姉様は左翼へと展開してあまり積極性が感じられない


「新人の為に加減してるのかな・・・?」


パラララララッパラララララッ


「イタッ」

「ヒット!!」


「右翼に伏兵!!」

「援護頼む!!」


銃声が重なり三角州を中心に戦線が拡大する


「性格的にそろそろクレリックが参戦するかな」


シュドドドドドドドッシュドドドドドドドッ

シュドドドドドドドッ


小気味良いM60の発射音が連なり立て続けに2人墜とされる


山坊主が牽制して隊長が横槍から弾幕形成

クレリックが参戦してから山坊主は狙撃に徹する


なら警戒すべきは後ろに回った韋駄天だね


ポスッカキンッ


「ヒット!!」


弾幕に紛れて陸上競技場へ回ろうとした鉄人を仕留める

勿論バレないように銃に当てた


「アレだけ撃たれたらマグレでも当たるか」

「ここは俺が引き受けるから全員で左翼に展開してスナイパーの後ろを突いてくれ」


「了解!」


「独りで戦線支えるとか格好いい事言うじゃないw」


真下にクレイン

韋駄天と姉様は既に左手から回り込んでる

姫とムーンはクレリックに倒されてセーフティに

隊長さんにやられたのはバンカーか・・・

左方展開したのはKとハンターにジジ?

あれ?

家猫は?


見回すとトイレ近くの外灯の下に隠れている


「アレはほっとくとヤバイね・・・」


銃声を聴きながらタイミングを合わせ

右手を真っ直ぐ伸ばして家猫を軸線上に捉える


「これくらいかな・・・」


ポスッ


「ヒット!!」


銃を狙ったが身体に当たってしまった

射角でバレそうに気もするが・・・


どうせ戦闘が終われば降りる時にバレる

そろそろ韋駄天とお姉様が回り込んでる頃かな・・・


「ヒットォー」


東屋横の水呑場の影から出てきたのはやはり山坊主

こうなれば戦線は維持できず一気に瓦解する筈

今動かなければ包囲されるかな?


再び銃声に紛れクレインを仕留める


「ヒット!」

「今の当たるかぁー」


「バレてないバレてないw」


ここが分水嶺


どうせバレるなら最後までここにいる?

クレインを仕留めた今安全に降りることが出きるので移動して決戦に備える?


悩ましいところ

とても悩ましい


そこで怠惰な私が囁いてくる


「見付かってないかもしれないしこのままで良いんじゃない?」

「見付かっててもここならしのげるでしょw」


「うん」

「居座ろうw」


文字通り高みの見物である


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「韋駄天ちゃんこんな所でどうしたの?」


「女豹さんか」

「東屋にスナイパーいるみたいやけど振り向かれたらやられそうやし攻めあぐねてるとこ」


「なーるほど」

「ならお姉さんが一肌脱ぎますかね♪」

「奥にもう1人いるね」

「何発か撃つから前に出て♪」



ゆっくりとM-1カービンを構えると静かにトリガーを引いた


パシュンッ


「ヒットォー」


カシャッパシュンッ

カシャッパシュンッ

カシャッパシュンッカシャッ


「ヒット!!」


クレリックもアッサリと刈り取られた


「最後は・・・」


パラララララッパラララララッパラララララッ


サイドステップで身体を左右に振りながら走る韋駄天を捉えるのは難しい

見る間に距離を詰められ慌てる隊長


「あたれぇーーーー!!」


なりふり構わず立ち上がった所を韋駄天と女豹の2人から同時に弾丸を叩き込まれた


「ヒットヒットヒットー」


弾幕の厚い防御陣も回り込まれれば一溜りもない


「さてと」

「ここまで潜伏してる小狐ちゃんを狩りますか♪」


「東屋で待つ?」


「そうしましょうか」


優雅にベンチに座る女豹をハンター達が幽霊と勘違いしたのはご愛敬・・・


「びっくりしたぁー」

「ゲーム中にベンチに座ってる人おるわけ無いと思ったからてっきり・・・」


「てっきり何?」


「幽霊やと思ったw」

「この前出たからな」


「はぃいーーーーー?」


「この前誰もいないのにこの東屋で人影見かけてな」

「ほぼ全員みてるから間違いない」


「聞いてないんですけど・・・」


「今夜は出てないから大丈夫w」


「問題はフォックスやな」


「何処にいると思う?」


「この下のブッシュにおらんかったら見当もつかん」

「皆はどうや?」


「わからんなぁ」

「いきなり撃たれそうや」

「グラマス持ってたからあんまり遠くには隠れんと思う」

「射程短いもんな」


「一旦三角州に戻ってみるか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「集まってきちゃったね」

「どうしよ?」


「どうせ見付かるんだから・・・」


太めの枝に立ち幹に背中を預ける

東屋から来る女豹を狙う


「躱されるかな・・・」


ポスッ


不意に頭を振った為外れてしまった

仕方無い


間髪を入れずジジを狙う


ポスッカツッ


「ヒット?」


訝しげに銃を見つめるジジ

更に連続してKを仕留める


「流石お姉様」

「もう陸上競技場まで下がってる・・・」


私が本気でグランドマスターを連射すると秒間1.5発

3秒に2発撃つ事になる

勿論早撃ちだからと言って狙いは外さない


ハンターは何を考えたのか三角州へ向かって来た

銃声が聞こえなかったのかな?


真下に入り込むハンター

今上を向かれたら撃つしかない


ハンターに意識を残しつつ女豹の気配を探る


「お姉様はブッシュ乗り越えたのね」

「なら・・・」


ポスッカキンッ


「ヒットー???」


拍子抜けしたようなヒットコールから察するに何処から撃たれたのかわからなかったようだ


セーフティに向かうハンターを見送ると女豹に集中する


「流石にブッシュの合間から見えるようなミスはしないか・・・」


とは言え此方は「上」をとっている

サバゲも高い位置をとれている方が断然有利なのは言うまでもない


しかし陸上競技場側は急斜面でここに寝られると身体が完全に隠れてしまうため狙うことが出来ない


地の利を活かしきれない状態だった

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