戦闘終了とタネ明かし
「これは不味いよね」
私はグランドマスターを腰に差し込むと死角方向から滑るように木を降りた
影に立ちながらグランドマスターを構え直す
残弾が少ない
ポケットから弾を取り出しマガジンレールに詰めていく
兎に角ここは場所が悪い
一息に飛び出し東屋を目指す
銃声がしない
嫌な予感がする
パシュンッ
東屋に差し掛かった時首筋が粟立つ
次の瞬間左手から弾丸が襲い掛かった
辛くも躱して柱の影に身を寄せる
「あっぶなーいっ!!」
「ブッシュ入って即スロープ方面まで来てたってこと?」
「ちょっと早すぎ!!」
「今の躱すなんてやるわね♪」
「でもガスライフル相手に堪えられるかな?」
「今の射線ならこの辺?」
グランドマスターだけをつき出し瞬時に撃つ
ガンッ
スロープの手すりに弾かれた?
パシュンッヂッ
柱でBB弾が弾かれる
パシュンッパシュンッパシュンッ
カッヂュンッビシッ
立て続けに弾け飛ぶ弾丸
「M-1カービンはガス・・・」
「連射速度はお姉様に分があるわね」
「ならばっ!!」
カチャカチャカチャカチャ
ポスッ
カンギンガンピシッ
「ヒットねーw」
ボルトアクションは過装填で散弾となる
邪道ではあるが効果的な使い方なので私は多用する
今回もこの散弾に救われた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お姉様?」
「なぁに?」
「始めっから潜伏場所バレてたでしょ?」
「それはどうかな?」
「まぁ良いですけどねw」
「楽しかったでしょ?」
「ゾクゾクしましたわw」
「おーおかえりー」
「どっち勝った?」
「フォックスちゃんにしてやられましたわw」
「一騎討ちでも勝つんや・・・」
「たまたまよ」
「たまたま」
「それはそうと・・・」
「何処に隠れてた?」
「何の事かなぁー?」
「いやな?」
「殆ど皆何処から撃たれたんか分からんかったんやわ」
「ほぅほぅ」
「ほんでな?」
「フォックスって幽霊ちゃうかって話になってな・・・」
「昼間に会っててなに言ってんの?」
「いやまぁせやけどな」
「三角州で至近弾受けたのに何処から撃たれたんか分からんから幽霊に撃たれたんかって話で怖がってるんやわ」
ここに来てオカルトとかw
「えー」
「アタシ三角州にいたやん?」
「えっっ???」
「だから初めから三角州いたやん」
「えっ?どこにっ?」
「いやいやいやっ」
「絶対おらんかったって!!」
「俺木の幹に隠れてたんやで?」
「俺なんか周りのブッシュの影や」
「三角州におったら絶対分かるやろ?!」
「いたんだからしょうがないやんw」
「あー」
「忘れもんしたって戻ったんは三角州に潜伏するためやったんや」
「えーーーー?」
「いたんやったら陸上競技場側ちゃうの?」
「そっちは韋駄天走ってたやん」
「確かに僕が行った時には誰もおらんかった」
「きっと光学迷彩ね」
「冗談はさておきそろそろタネ明かししてもらえるかしら?」
促されて人差し指を天高く突き上げる
と言ってもチビなので大したことはないのだが
「何やそれ?」
「上・・・・・?」
「まさかあの木に登ってたんか?!」
「嘘やろ?」
「あの木10m以上あるで?」
「あんな目と鼻の先で俺等気付かんかったんか・・・」
ばらしちゃったな
これで次からは警戒されるね
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後日
クレインが真似をして登るところを発見され袋叩きにあったのだった
高い木に登るのは危ないから良い子の皆は真似しちゃダメだぞ♪




