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サバゲー狂想曲   作者: せな
第二章 チーム開設
21/81

準備は入念に

明けて日曜日

今日は装備を整えたい子達の為にお買い物

私も戦闘服を新調したいので引率を兼ねて同行する事にした


戦闘服を試着するためゲーム用のお手製ボディアーマーを下に着込んでいる

これを来ていると匍匐前進の時に痛くないので便利だ

イーグルに参戦してから匍匐前進のシーンが増えると思い作ってみたがこれの具合が思ったよりも良い


ボディアーマーの上から白いブラウスを着る

丸襟にレースで飾られたブラウスはお気に入りの一つ

コルセットを付けようとしたがボディアーマーが邪魔で上手く付かないので諦める

デニム地の長いスカートに合わせて長めのデニムジャケットを羽織る

BIG JOHNは分厚く堅いが仕立てが良く使い続けると良く馴染む

両サイドに三つ編みを結わえ眼鏡にデニムのキャップ

リュックまで背負うとどう見てもオタク女子の出来上がりw

メイクは苦手なのだけど「デートなんだから化粧はしなさい」と母に言われ渋々ナチュラルメイクに色付きリップを付ける


デートじゃ無いんだけどな


普段着は別にボーイッシュに決めたりはしない

ジーンズは好きなので良く履く方ではある

けれど今日は試着するならスカートの方が都合が良い

私は背が低いので踵の高いブーツやパンプスを好んで買っていて今日は素足に茶色のパンプス

ブーツだと試着する時に面倒だから


待ち合わせ場所である駅前に付くと既に何人か集まっていた


始めに目についたのは姫

全体的にボーイッシュなイメージのコーデで

長い髪をキャップに押し込めブルーのカットソーに赤いチェックのシャツ

濃いデニムパンツを履き大きめの鞄を肩からかけている


隣で話しているのはハンター

青いシャツに色の薄いジーンズでスニーカーを履いている

鉄人は黒目のグレーで統一されたジャケットとスラックスに茶色の革靴

中に見えるのは黒のTシャツ一枚


仕立ては良いみたいだけどちょっと浮いてるかなw


そしてジーンズに黒のTシャツを着ただけのクレリック

まだ5月なんだけど寒くないのかな?


オリーブドラブのカーゴパンツに黒のTシャツ

同じくオリーブドラブのキャップを被った韋駄天は兵隊さんみたいだ


「おはよー」

「韋駄天達寒くないの?」

「おはよー」

「寒くないでー」


「ほな行こか」


鉄人に誘われ彼のランサーの助手席へ乗る

姫は後部座席

鉄人の先導で行き掛けにムーンをピックアップ

ソコからは韋駄天達を乗せたクレリックのエスクードが先導する形である


呼び鈴を鳴らすとムーンが直ぐに出てくる

長袖のカットソーに短いベスト

膝丈のスカートを履き鞄を襷掛けにしているため大きめの胸が強調されている


どちらに乗るのか聞くとクレリックのエスクードを選んだ

韋駄天が気を利かせて助手席を譲ると素直に乗り込んでいた


はて?

人見知りではないのか?

始めてあった時に微妙に距離を取られたのは気のせいだったらしい


先ずは銃

と言うことでガンショップSへと向かう


「おう兄ちゃん」

「今日はまた大勢やな」


店の奥で銃を改造しているのが定位置らしい

私達を見て店長が声をかけてきた


「こんにちはー」

「お世話になりますー」


「なんや女の子いっぱいやなw」

「彼女の見学か?」


店長の問いに目一杯否定する私達3人


「ゲームするんか!?」

「今度来たら乳首撃ち抜いたるわw」


朝から下ネタ全開のセクハラトーク

当時はこんな会話も容認されていた


店長の軽口に笑いながら奥へ進む


「聞いてたけど壮観やね」


立ち並ぶ銃に興味津々のメンバー達だった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おっちゃん例のヤツ出来てる?」


例のヤツ?


「出来とるで」

奥から箱を取り出し明けて見せる


AK47フォールディングストック

折り畳み式のストックを備えバナナのような長いマガジンが特徴のアサルトライフルである

マルイエアガンの中で600発と言う最大容量のマガジンを持つ強力な銃だ


「ホンマにええんか?」

「固定ストックならバッテリー中に入れれるけどコイツはバッテリー鰻やから小さいで」


東京マルイ電動ガン用ロッドバッテリー

その形状から「鰻」と呼ばれていた


「これが良いねん」

「取り回しが良いからな」


突撃タイプの韋駄天はM16が長く感じていたらしい

既にカスタムされたAKにバッテリーとマガジンをそれぞれ2本追加で購入していた


「俺はこれにしようかな」

鉄人はM16のスタンダードなタイプを選択


「俺はこれが良いな」

ハンターはG3A3

太くて真っ直ぐな500連マガジンを持つアサルトライフルである


米軍がM16に対してこのG3シリーズはヨーロッパの各国で使用されている

その為使いやすい形状であり人気の銃である

AKシリーズはソ連(今のロシア)系の軍隊が使用していると同時に中東でテロリストも使用している有名な銃でこれも人気がある


私も戦況に合わせられるようアサルトライフルを買おうと思っていた

皆と被らないようにと探すがそれ程種類があるわけでもない


「やっぱ高いなぁ」

女子2人は中々手が出ない

ゲームを始める前なのだから仕方無いだろう

なんせ3万円以上が当たり前なのだから


「あーせやせや」

店長が奥へと引っ込みとある箱を出してきた


G3SG1

G3シリーズの派生系でバイポッドと固定ストックを備えたアサルトライフルである


「新製品なんやが誰か要るか?」


「ちょっと見せてもらえます?」

私が手を上げると箱から出して見せてくれた


「既にカスタム終わらせてある」


構えると大きくて頼もしい

ハンターは同じG3シリーズでもA4やSG1のツルッとしたハンドガードよりA3の方が好きらしい


悩んだ末に購入を決意

「毎度あり4万8000円やがお姉ちゃんやから4万5000円でエエわ」


メンバーが羨むが「女性割引」らしい


ムーンは悩んだ末にマスクと弾を購入

銃は暫くクレリックのクルツを使う事になった


姫は悩みながらもMP5A4を手にする

スタンダードで使いやすい銃でクルツはこれのショートタイプになる


「これにする」

マスクやバッテリーを含め一式全部で4万円

中々の金額である


「姉ちゃんは初顔やな」

手招きしてコッソリと耳打ちすると姫が飛び上がって喜んだ


今回購入したのは人気の銃ばかりなのでカスタムのストックが有り全員カスタム済みの銃を購入した

割高だがノーマルでは戦力差がありすぎるので仕方がない


「安生気張りや」

「ゲームで待ってるでー」


ホクホク顔の店長に別れを告げ店を後にした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここからは私の案内である


この近くには市営地下鉄の駅がある

地下鉄と言っても大半は地上の高架を走っているので何処が地下鉄なのやらw


その駅の1つに併設された駐車場が1日500円とお手頃価格なのだ

今から街へ降りるのだが日曜日なので駐車料金が天井無しで高い


その為此処からは電車移動

目的地は駅から離れているので歩く事になる


そろそろお昼かぁ

とりあえず最寄駅まで移動する事にした


駅を降りると男性人が色めき立つ

わかってはいるが無視してズカズカと進んでいくと辺りを包むネオンサイン

まだ昼間なので電気は付いていないが両サイドから客引きが寄ってくる


そう

此処は地元でも有名な歓楽街


姫はうつむきムーンは興味津々

颯爽と色街を歩く姿に皆は苦笑いしていた


「どしたの?」

「いや・・・あの・・・」


シドロモドロな韋駄天


「此処通るんやったら車で来たら良かったのに」

言うと鉄人の案内で奥へと進む


「ここの駐車場安いねん」


見ると1日500円

電車賃無い分こちらの方が安い

安いのだが・・・・・・


「知ってたけどクレリックはよう入らんやろ?」


振り向くと顔を真っ赤にしたクレリックがムーンに手を引かれている


「なるほどなw」


私は高校が近かったのでこの色街の事は良く知っていた

近くに市場もあるし商店街に美味しいお店もある


市民の憩う商店街の直ぐ隣が色街と言うアンバランスでカオスな街


私はこの街が好きだ


観光や若者が集うのは二つ程先の駅なのだけれど目的地はJRの高架下

歩いていく方が楽しい


通過するだけなので足早に色街を抜けた


しかし


女連れを誘う呼び込みって何なんやろ?

しかも私達には「良い給料出すよっ!!」

ってw


相変わらずのカオスな雰囲気を楽しみながら目的地へ


高架下に入って直ぐの場所にそのお店はあった

薄暗い高架下の通路に所狭しと並べられた軍服と迷彩服

吊り下げられたホルスターに軍用ライトにヘルメット

そしてナイフ


ここは軍用品専門的である

とは言えさっき散財したので軍資金が心許ない


迷彩服は諦めよう

代わりにブーツを見るがどれも高いなぁ・・・


韋駄天とクレリックは早々に迷彩服を選び既に買い終わっている

私はと言うと奥の方にあった小さなブーツを見付けて引っ張り出す

それには赤札が付いていた

小さすぎて売れ残っていたらしい

半額以下なのでこのブーツと膝当てを購入

それとイーグルで教えてもらった「シュア・ファイヤー」を探す

米軍や警察が使う強力なライトだ


このライトは韋駄天と鉄人も買っていた


こんなもんかな?


結局姫とムーンは何も買わず次のお店へ


お昼はまわってしまったが買い物だけ済ませようと言う事で先を急ぐ

そのガンショップはこの辺りでは有名でショップチームを持つ老舗の1つ

私のM645やPPKはここのカスタム品である


Sとは違い綺麗にショーケースに並べられた数々の名銃達

モデルガンも取り扱っていて壁にはウィンチェスターやライフルが掛けられていた


実はこのお店

中古も取り扱いがある


掘り出し物は無いかな?

と独り奥へと進んでいく


JackのM16にマルゼンの93R他にも色々あるが主にM16系統である


今日は不作だなぁ


戻ると皆それぞれホルスターやスリングを買っていた

とりあえず装備の買い物は終わった感じかな?


私は好みの迷彩服が無かったのでちょっと不満気味

せっかくボディアーマー着てきたのに・・・


ここで問題発生


お昼にしようと思ったのだがクレリックと姫がお洒落なレストランに入るのを嫌がったのだ


落ち着かないらしい

せっかく駅前に美味しいパスタのお店あるのになぁ

美味しいお肉も有るのに


仕方無いので全員で入れる場所を探してみたが結局ラーメン屋に落ち着いた

地元でも有名な「濃厚こってり」な豚骨ラーメン


店内は綺麗なのだが気を付けないと兎に角滑る

私は何度か来ていたので用心して入ったが危うくバランスを崩しかけた


カウンター席しかないので奥へ進む

「きゃっ」

後ろの可愛い声に振り向くとカウンターにしがみつく姫

やっぱり滑ったかw

続いてクレリックも滑ってカウンターにしがみつく


あーもう

情けないなぁw


満腹になり買い物もだいたい済んだ

後は遊んで帰るだけ


帰る途中迷彩服が良いの無かったとぼやくと鉄人は作業着屋さんによってくれた


黒のLevi'sだと動きにくいだろうと気にしてくれていたようだ


そこで黒い寅壱の上下を購入

夜間なので迷彩服でなくても大丈夫

動きやすいしポケットも多い


これで各々準備は整った

次のゲームが楽しみである

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