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番外編②
番外編②
王子の休日
王城の執務室。
アルベルトは書類を見ていた。
机の上には
山のような紙。
アルベルトがため息をつく。
「多い」
扉が開いた。
リュカが顔を出す。
「まだ仕事?」
アルベルトが顔を上げる。
「終わらない」
リュカが机を見る。
「すごい量」
アルベルトが言う。
「王子の仕事だ」
リュカは少し考えた。
そして言う。
「じゃあ」
「少し休憩」
アルベルトが首を傾げる。
「休憩?」
数分後。
二人は王都の街にいた。
アルベルトが言う。
「抜け出したのか」
リュカが笑う。
「たまにはいいでしょ」
王都の街。
人々の声。
パンの香り。
アルベルトは少し笑った。
「悪くない」
二人は並んで歩く。
リュカが空を見る。
「また旅に出たいな」
アルベルトが言う。
「行こう」
リュカが振り向く。
「いいの?」
アルベルトが頷く。
「王国は広い」
「まだ見ていない場所がある」
リュカが笑った。
「うん」
二人は歩く。
王都の街を。
そして
その先の未来へ。




