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第八十六話

第86話

聖峰への道


王都ルミナリア。

王城の大広間。

アルベルトたちはレオニール国王の前に立っていた。

机の上には王国地図。

そして聖峰アウレリア。

レオニール国王が静かに言う。

「黒月の目的は」

「この山だな」

アルベルトが頷く。

「はい」

セレスティアが説明する。

「聖峰の地下には」

「古代魔法遺跡があります」

「巨大な魔力源です」

バルドックが言う。

「そんな場所を黒月が使ったら」

セラフィーナが答える。

「世界の均衡が崩れます」

リュカが小さく言う。

「そんな……」

エリシアが肩に手を置く。

「止めよう」

レオニール国王が言った。

「アルベルト」

「お前に任せる」

アルベルトは静かに答える。

「必ず止めます」

レオニール国王は頷いた。

「王国騎士団も向かう」

「だが」

「山の奥へ行けるのは少人数だ」

ガルヴァンが言う。

「俺たち」

バルドックが笑う。

「いつものメンバーだな」

レオニール国王が七人を見る。

「頼んだ」

リュカは少し緊張していた。

だが

頷く。

「行きます」

王城の外。

七人は準備を終えた。

王都の門が開く。

その先。

遠くに見える白い山。

聖峰アウレリア。

セラフィーナが山を見る。

「神聖な場所です」

アルベルトが言う。

「だが」

「今は戦場だ」

ガルヴァンが剣を担ぐ。

「行く」

リュカは短剣を握った。

赤い魔石が光る。

黒月の主。

ゼルヴァ。

その男が山の奥にいる。

七人のパーティーは

聖峰アウレリアへ向かった。

世界の運命をかけた

最後の戦いへ。

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