15 第1ミッション
どうぞよろしくお願いします。
とうとう1月3日になった。
私は動きやすいようにとパンツにした。ベルトをする。うん、気合いが入る!
天堂さんへは昨夜、友人ふたりと一緒に伺いますと連絡した。
同級生の女子だしね。
特に問題なく了承してもらえた。
まあ向こうにしてみれば、お手伝いの女の子が増えるのは、問題ないか!?
川上先生と相原くんは天堂さんのマンション入り口が見える通りの向かい側のファミレスにいることになっている。車も置いておくことができるから、より安心だ。
私は母に「いってきます」と言って頷き合った。
母もこの後、出発する。
天堂さんのマンションの最寄り駅でアキとマユミと合流。
マユミとソウヤくん、アキと相原くんはしっかり連絡を取り合っているそう。
私はさすがに『ケンケン』lineを人前では使えないので、結局『川上』lineを承認して、ついでにソウヤくんと相原くんも承認した。
マンションに向かう。
「わあ、ここらへん、高級住宅地だよね。
マンションも高級感ある……」
マユミがキョロキョロしている。
マンションの向かいに大型スーパーがあって、その上がファミレス。アキがちらっと見て「いるね」と一言言った。
ガラス張りなのはわかるけど、人の判別までは……?
アキ、目が良いな。
マンションのエントランスに入り中に入れてもらう。
エレベーターで上がると匠海くんがエレベーターホールで待ってて「ともかちゃん、おはよう!」と満面の笑みで迎えられた。
私はエレベーターから降りて「おはよう。匠海くん。あけましておめでそうございます」と言った。
「あけましておめでとうございます。えっと?」
アキとマユミを眩しそうに見る匠海くん。
大人よりは威圧感ないもんね。
「今日は私の友達を連れて来たよ。
こちらがアキ、こちらがマユミ」
「アキちゃん、マユミちゃん」
「いやー、ちゃんだって。なんかかわいい」とマユミが呟き匠海くんがあわてる。
「え? マユミ、さん?」
「ちゃんでいいよ。
アキちゃん、マユミちゃん、で。
私達は匠海くんって呼んでいい?」とアキがやさしく言った。
「うん、いいよ」
そんな話をしながら玄関へ入る。
雅さんと天堂さんがいて、雅さんは出かける準備ができているようだ。
「じゃあ、朋佳さんも来たし、私は行くわね。
匠海、いい子でね」
「ああ、気をつけて」「いってらっしゃい!」
「よろしくね、朋佳さん!」
雅さんはうれしそうに笑って、出かけて行った。
ほっ、まずは第1ミッションは成功だな。
マユミが連絡を入れてくれている。
そう、私はスマホを必要以上に触らない方がいいだろうと。
アキとマユミが様子を見ながら連絡を入れてくれることになっている。
読んで下さり、ありがとうございます。




