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あらすじ
幼子すら手にかける深海 幻魚に抵抗し、少年を連れて逃げる事にした縄手 頸。
少年から恨みの感情を取り除くために話かけるが、中々上手くいかない。
しかし、追ってきた深海 幻魚から少年を守る事により、縄手 頸は少年から恨みを取り除けたのだった。
ほ、本当ですか!
「もちろんだよ。君、今落ち着いているだろう?」
「…ま、まぁ…」
「心の奥底からくる怒りが、パッと消えたんじゃないかい?」
「確かに…」
「君の処遇は後で相談するとして…
縄手君の手当から始めよう」
お願いします…
あ、限斬さん。おはよう
「良かったー!縄君!無事だったんだね!」
なんとか…
「昨日は散々だったねぇ…
あ、君…絶対安静だからねぇ」
はい。
「それと……
昨日の件…条件が揃っていた……だからきっと、あの子を救えたんだろうねぇ。
でもね…君のその考え方が間違ってるとは言わないけど、もうあんな事はしない方が良い。」
…俺は……
「まぁ、先輩からの助言…頭の隅にでも置いててねぇ」
「じゃあ、私は今日も仕事について行きます!」
「あ、今日の教育係はこの人だねぇ」
……この、ずっと寝てる人ですか?
「」(ズォー…スゥー)
「この人は夜まで起きないから…それまで待ってあげてねぇ」
「分かりました!」
「…ほんとにずっと寝てるね」
もう18:00…
(ジジジ…)
あ、仕事送信された
「んぁ、どれどれ…」
っ?!
「いつの間に…」
「ふぁ…ぁあ、行こっか」
「…はぁ」
…あの、すいません…名前とかって…?
「ん?…ぁぁ……俺、長合歓 笛多。」
あ、長合歓さんですね。俺は……
「ん……知ってる……二人の名前は共有済み」
そうなんですね…
「…」
「…縄君…静かな人だね…眠いのかな」
…ね
「…ん、ここ…」
ここって…え、ここで合ってます?
「んん……あってる……ふぅぅ…」
「や、や、やのつく自営業の人の事務所!」
「んぇ……聞かなかった?…こういう所に来て、能力使ってるやつ…しょっぴくの。
んまぁ……だいたいは正当防衛で殺しちゃうけど」
ひぇぇ…
「ん、そうだ……二人とも前に出てこないでよ……俺の(能力)に巻き込まれると面倒だから…」(カチャカチャ)
それ、武器ですか?鉤爪と…マスク?
「あ、このマスクあれじゃない?キバ見たいなのがついてるやつ!」
「ん…正解……。んじゃ、そろそろ行くよ。ゆっくり着いてきて」(バゴンッ…ダッ…)
「っ?!なんじゃあっ!」
「んー…カチコミ」(ザバッ)
「しねぁぁぁあ!」(カチッ)
「んぉっと、撃っちゃダメ…近所迷惑だよ?」(ぷッ)
「っ、目がっ…唾ァ?……あれ、眠…け…」
は、速ぇ…
「な、縄君!急ご!」
「な、なんなんだよおまぇ!」
「ん〜と……抵抗しなければ…殺さないしケガもさせないよ」
「舐めんじゃねぇ!」(ダッ)
「…」(ヒュ……グザッ)
「グァッっ!?……くそ、……が……ぁ」(バタム)
「んー……死んじゃったかも」
「クソ……やっぱり来たか、SCDS!」
「ん、そういえばそんな名前もあったな…んで?どうする?俺としてはお前を殺したいんだけど…?
どうせ、公正しないし……お前みたいなタイプ。」
「それなら話は早いな!」(ガバッ)
「んー、見え見えだ…
(ズジン)
「……んげぇ……不意打ちかよ…うぜぇ!」(ブォン)
「当たらねぇよ!……お前の能力は分かりやすいなぁ?お前に触れられると眠くなる…そんなとこだ」
「んん、お前だって…わかりやすい。背後から刺せるん…だな。でも、不意打ちで倒せなかった……もうお前の負けだよ」
「はっ、言ってろ!」
「ね、ねぇ…あれヤバくない?助けに入った方が…」
いや、でも…前に出るなって…
「だって…。
…ん?!あ、アイツ銃持ってる!」
「さぁ、こいや……犬野郎」
「ん……言われなくても」




