路上めぐり
あらすじ
暴走した少女、小野落 虹橋を何とか説得出来た縄手 頸。
SDCsの職員、福流 煙辞からも認められたのだった。
金曜日…仕事まであと一日…
「あはは、退屈そうだね縄君」
限斬さんは何をするんですか?
「私は家でゆっくり!」
…じゃあ俺は今日も散歩してきます。
一応パトロールっててい、だけど…そんな毎日身の回りで暴走なんて起こらないでしょ…
うーん…早く趣味でも見つけないと…退屈で死ぬ…!
でも、そんな都合よく見つからないよなぁ…
(〜♩.~♪♩♪♬♩~)
音楽?…あ、路上ライブだ…
(♩ッ♪♪ッ〜)
そういや俺…音楽とかあまり聞かなかったな…
(♪♪"〜)
ぉぉ…(ぱちぱち)
「…は、は、は…」
…?
「初めて最後まで聞いて貰えたーっ!」
ぇ…あぁ…
「いやぁ、やっとだ…!都会に越してきて3年…バイトを色々しながら苦節三年!やっと、やっとですよ!」
はは…終わったみたいなので俺はここで…
「いーや、待ってください!名前だけでも!」
縄手 頸です。
「自分、六絃 琴って言います!毎週金曜日にここで引いてるんで!また来てくださいよ!」
は、はぁ…。わかった、また来…
「マジですか!待ってますからね!」
…るよ
あぁ…パトロールのつもりが聞き入ってしまった。
よし、気を取り直して…パトロール再開。
こういう路地裏とか、人気のないところも見とかないとね。
…あ、早速怪しいやつ…
「あぁ!?返せないだァ?!」
「あと、あと少しだけ待ってくれれば…!」
「あと少しって、いつだよ」
「…え?」
「いつなら払えるのかって聞いてんだよ!」
「それはその、あと少しで…」
「払う気がないんだろ?!」
なんだ、ただの借金取りだ…
まぁ、可哀想だけどここは見なかったことにしよう。
「派手にやってるね」
「っ!才知さんお疲れ様です!」
「君は優秀だね、今月もよく稼げている。目上の人にも丁寧に接している。民間人との人間関係も良好だ。」
「身に余るお言葉です!」
「でも、一つだけ優秀じゃないところがある。分かるかい?」
「…い、一体どのようなところが…」
「優しいところだ!そんなのも分からないのか?!」(ザクッ)
「ぐっ…ぅ…はい!申し訳ございません!」
「こんな優れていないやつから金をむしり取るのにいつまでも時間をかけている!…えぇ?」
「処理は"協会"ですると言ったはずだ!どんな手を用いてもいいから早くしろ!」
「は、はい!た、だちに!」
「全く…さらに優秀になる事を期待しているよ」
協会…、なんか聞いた事あるような…
「あと、仕事をする時はこんな路地裏じゃだめだ。協会の私有地にしておけ。じゃないと小虫が入り込むからな」(シュッ)
っ?!(ザクッ)
痛っ…いま、何を…
「一般市民かな?てっきりSCDsか、教団かと思ってたのだが…」(シュッ)
なんか投げてきた…なんだこれっ?!危ねっ…
殺す気かよ!?
「ちょこまかと……!ちょうどいい武器があるじゃないか」(ガシッ…ギギゴゴ…)
っ…?何して…
「優秀に素早く…。終わりだ」
(ガコンッ…)
室外機を落としてきたのか?!くそっ…せめて、腕で衝撃
(ザジュッ)
を……え……
「真っ二つとはいかなかったか…」
ぁ…ぐ…
や…ば……これ…腹……(ドサッ)




