逆隕石
あらすじ
暴走した少女、小野落 虹橋から暴走した原因を聞き出せた縄手 頸。後はこのまま少女の恨みを取り除いていくだけだった。しかし、到着してしまったSCDs職員によって少女の命が危険にさらされるのであった。
「おっと、自己紹介がまだだったな。俺は福流 煙辞。よろしくなぁ?縄手君」
くそ…あとちょっとで暴走を止められたかもしれないのに…!
「フゥゥゥ……あ、それ冗談じゃなくて本気なんだ?無理無理…暴走したやつが戻った事例なんて俺は数回しか見た事ないよ」
「殺す?私を…?」
「そうそう。安心しな…この煙で頭ふわふわになっとけばすぐ行けるさ。
俺の殺害は満足度ナンバーワンだ。安心して吸いな!」(フッ)
「あのゴミ共を殺せないまま…死んでたまるか!」(…っヒュー)
っ?!なっ?!空に…!?ああぁぁぁ…
「…ありゃりゃ。空に飛んで行っちまった」
(ゴォォォオオオ)
風強っ?!このっ…
「早く離さないと死ぬよ」
一緒に上に落ちてるから…能力の範囲外に出れない…
「ほら、早く離せ…!そろそろ…身体も痛いし…」
能力痛か。
離さない…ってか離して下戻ったところでお前は殺されるぞ
「別にいい。あのゴミ共を殺せる時間さえあれば!」
ダメだろ!生きなきゃ!
「……っ!うるさい!」
っ!今度は、急降下かよっ?!
「なんで邪魔するの?いい加減にしてよ!私の生き甲斐はあの子だった!あの子には生きて、幸せに生きて欲しかった。だから、あの子が死んだ今、私はもう…
お前の友達…仲良かったんだろ?その子、親友なんだろ?
死後の世界とか信じてないけど…
そんな仲良い親友が殺人犯して、挙句死んじまうのをその子は喜ぶわけねぇだろ!
その子ことを思って今行動してるなら、冷静に…
っ…やべっ……息…が………死……
「……」
「おっ、落ちてきたな…っ、意識失ってるじゃねぇかアイツ!くっそ、これだから新人は!」
「あぁ、ぶつかるぞ…おいおいおい!」
「っぁぁあああ!」
「おぉっ!?減速して…」
「はぁ…はぁ……」
「こいつまさか…暴走が」
「この人…酸欠…だ……から……
はぁ…私も……も…もう…疲れた…」(…ドサッ)
…あれ、俺生きてる。
「スゥ…フゥゥゥ………起きたか」
あの子は…
「やりやがったな縄手。初めて見た、新人が暴走を解いちまうのは。
ほら、そこに寝てるよ」
…良かった
「さてと、後は、近隣住民の記憶消去か。俺がやっとくからお前は寝てろ。いやぁ…これが疲れるんだよなぁ…ネット関係の証拠隠滅は別のやつがすぐやってくれるからいいけど…」
ま、待ってください…あの、そいつらも消去するんですか?
「…例のいじめっ子達か。まぁ、そうなるな…」
その、俺に任せてくれませんか?
「はぁ…まぁ、任せるよ。あ、面倒なことするなよ!絶対だからな!」
あ、起きた
「…」
コイツらとは話ついたよ。ちゃんとみんなに謝るって。
「…信用出来ない」
まぁ、確かに。でもあの怯えてる感じ…もう悪さはしないと思うよ。
「…」
そして小野落さん、次は君と話さなければいけない。
小野落さんはこのまま高校に行きたい?
「え…?はい…」
そうだよね。そうあるべきだよ。
じゃあ、今日身につけたその能力は使わないようにしてね。
「分かってます。…少なくとも、今日みたいにはなりませんよ。」
そして、そこの人達。
「ひっ…なん、でしょうか」
今日見た事を周りに言わないこと。ちゃんと反省して心を入れ替えること。約束出来る?
「はい!勿論!」
じゃあまた。いや…また会うことがないといいね。
「おっ縄手、そっちも終わったみたいだな」
副流さん、この薬でほんとに記憶が消えるんですか?
「そうみたいだ…その日一日分の記憶が消える。
…ちゃんとあの子達の記憶を消したんだよな?」
は、はい。も、もうそれはもうバッチリ…す、凄く消えてました。
「…まぁ、これにて一件落着。…スゥ…フゥゥゥ」(カチェンッ…ボッ)
じゃあ俺はこれで…。
「縄手…。例の問題児…。フゥゥゥ……まぁ、少なくとも俺は嫌いじゃねぇな……。」




