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032 シカバネの固有結界

まずはごめんなさい。

前回投稿頻度を言っておきながら投稿できず。

テスト期間だったら,バンド活動でまたカツカツになっていたので。

明日でようやくテストが終わるのでまた復帰します。

「それで、説明しなさいよ!」


 起きて早々、僕はスイに問い詰められている。

 アラクネということもあって、人型を含めて倍以上のサイズをしているスイ。僕自身、かなり小さいから余計にスイが大きく感じる。

 おかげで圧がすごい、それにしても整った顔してるな。元が蜘蛛だったとは思えない。

 いや、蜘蛛要素はガチガチに残ってはいるのだけれどもね。なんなら下半身まんま蜘蛛だし。

 と、いけない。スイの質問に答えなくては。


「………なにが……?」

「何がって、さっきのコユウケッカイ?っていうの!」

「カタコトすぎ。固有結界ね。ただのLv.10の氷結魔法だよ」

「Lv.10の氷結魔法って…………そんなのじゃないでしょ!?」

「………え?。そうなの?イリス」

《そうですね………本来のLv10氷結魔法はコキュートスとアブソリュート・ゼロという2種類の魔法です》


 これもパストイーターの影響か、それとも異世界の。向こうの世界の人間だからなのか。

 なんにせよ、固有結界っていうのはかなり異例なパターンらしい。


《そもそもこの世界に結界はあっても、固有結界というものは存在しません》

「でも………僕は使ってる………よ?」

《正しくは固有結界と似たようなものならありますが、固有結界自体はありません。

主人の使う固有結界よりも劣化したものですし、使う人も多くて10人程度です》

「10人………それじゃあ僕の固有結界ってなんなの?」

「やっと本題に行くのね………」


 げっそりした顔でスイに言われる。

 ごめんね?。


《長くなってしまいますし、あくまで推測です》

「イリスに………も………分からないんだ」

《はい。私はあくまで主人のスキルとして生まれたわけであって、世界の異常を知るほど世界に干渉できてるわけではありません》

「どういうこ───」

「いいから早く説明して!」


 危うくまた話が脱線しそうだったけど、スイによって無理やり引き戻される。


《おそらくあの固有結界は世界のバグです》

「「バグ?」」

《はい。パストイーターというウイルスに近い存在によるバグです。その結果、2種の魔法の代わりに固有結界が会得されたようです》

「で、なんでLv.10魔法がその固有結界?って言うのになったかはわかったけど。固有結界っていうの自体が何なのかは分かってないんだけど」

《正しくは魔法ではなく、魔術というものです。術者の心象風景をカタチにし、現実に侵食させて形成する結界。魔法には近いです………が、あくまで魔術です。それを魔法として会得したようです》

「心象風景……?。侵食……?」


 ピンときてないらしい。


《固有結界を展開すれば結界内での世界の法則を書き換え、捻じ曲げ塗りつぶす………要は自分の世界を作り出すことができるのが固有結界です》

「なにそれ、バケモノじゃない」

「でも………その分………魔力消費が激しい…………諸刃の………剣」

「まぁ………魔力欠乏症になったしね。強いけどその分の不利益があるわけね…………。いいわ、とりあえず納得した」

「ん………」




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