表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/42

028 勇者の誕生 思い出す記憶

 LIGHT side

 こっちの世界に慣れて、こっちの世界での何気ない朝だった。

 グループごとに分かれて、訓練をしていた。けど、突然俺らクラス全員が王生に呼び出された。

 拒否する理由もないから来てみれば先に来てるやつも割といる。最後にカバネ、タケ、サクラさん、ミミ、その3人の先生、クリスさんって人が来ると姫様が話し始める。

 そしてその話を簡潔的に言えば。

 俺が邪の魔王にトドメを刺す勇者らしい。



 KABANE side

 ずっと不思議に思っていた。

 召喚された時から姫様は俺らのことを『勇者様()』と呼んでいた。

 もしかしたら、ここにいる全員でその邪の魔王というのを倒すのだと思っていた。けど、そうじゃなかった。

 俺らの中にいる勇者がまだ()()()()()()()()()()。だから、『勇者様方』と呼んでいたわけだ。


「んにゃ〜………ライちゃん勇者なんだぁ」

「アイツはメチャクチャ人が良いからな。お調子者だけど、困ってる人は進んで助けるし。

前にトラックに轢かれそうなおばあさんを助けたらしいぞ」

「みゃ!?。2人とも怪我はなかったの?」

「ライトの判断が早かったからな。2人とも怪我はなかったみたいだ」

「ん〜、私なら一瞬迷って体が動かないなぁ。死んじゃうの怖いし。そう考えるとライちゃんはすごいや」


 タケとミミさんの話を聞いていると思うところがある。ミミさんの喋り方が猫っぽくなってる気がするとかではなく。

 異常なほどの勇気。

 勇者は『勇気のある者』だから勇者。

 決して特別な才があるわけでもない。ただ、どんな人よりも勇気があり優しさを持つ。そんな者は神に愛され、そして神に頼られて勇者となる。

 名前を忘れたけど、とあるラノベ小説に書いてあった言葉を思い出す。

 『勇気のある者』………勇者というのはもしかして、人が恐れる者を()()()()()()()()()()対象なのではないか?。

 邪の魔王が恐ろしい。けど、こちらから手を出せない。

 神は人を救うためでも自分から手を出せない、ならば自分が最も愛し、信じれる人間に託す。

 そういうことなのでは?と、考えてしまう。


「どうしたの?カバっち」

「あ、いや。ただ、ライトは大丈夫かなって」

「そうですよね。ライトさんも私たちも元々はただの平凡な高校生。魔王を討つ勇者なんて」

「1人には荷が重いってか?カバネ」

「あぁ。………シカバネならどう思──」


 ふと、後ろを向いて誰かに問いかけようとした。


「シカバネ…………?」

「おい、カバネ。誰に話しかけてんだ?」

「シカバネってだれ〜?カバっちの親戚?」

「カバネくん?」


 そうだ………そうだ。

 ミミさんな言われていた違和感はこれだ。『カバッちはさ。2人いたりする?』2人いたりじゃない。いるんだ。俺の親友………(シカバネ)が!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ