20 さぁ、小説どおりに進めていきましょう
とりあえず、アリサちゃんが無事に合流したよ。
メインヒロインなしでストーリーを進めるなんてことにならなくてよかったよ。
本当にアリサちゃんが去っていこうとしたときにはどうなることかと思ったけど、どれで一安心。
とりあえずコブ付き(わたしのことですよ)ですが、これでなんとか話を進めれるでしょう。シモンとアリサちゃんの関係が小説より早く進んでしまいましたけど、それはまぁなんとかなるよね、きっと。
次はなんとか例の世界樹の森の不死の王のイベントをクリアしないといけません。しかもこれは時間が大事です。
時間通りに世界樹の森に行かないと、エルフのライナと会うことができないかもしれません。わたしにはライナの代わりは務まりませんからね。
確か小説では、アリサちゃんと合流した日から数えて5日目にライナと出会ったはずです。まぁ小説通りのイベントをそのままこなしていけばいいんじゃないかな?
とりあえずは、最初のイベントとしてはアリサちゃんの冒険者登録ですね。
「ということで、アリサちゃん。冒険者登録をしましょう」
「いきなり、『ということで』と言われても何がなんだかわかりませんの。
でも、冒険者登録はするつもりだったから、お姉様の言うとおりに冒険者登録に行きますの」
うんうん、素直なアリサちゃん、可愛いよ。
小説どおりにアリサちゃんは賢者と武闘家で登録するようです。
賢者の試験は問題ないとして、武闘家に試験では小説どおりに王都の冒険者とのイベントが発生するのかな?
小説では序盤にフラグだけ立てておいて、王都編が長くなりすぎちゃったので予定してた王都のイベントを省略してフラグは回収しないままにしちゃったのよね。
でも、何が起こるかわかりませんから、このフラグもできれば立てておいてほしいところです。
さて午前中の賢者認定試験はごく普通にアリサちゃんが最強ぶりを発揮して終わったようです。あらかじめおもいっきり手加減するように言っておいてよかったですよ。
アリサちゃんも昨夜のことできっと異常な成長してるでしょうからね。
そして昼食、食堂のメニューがオークカツだったことに感動。ちゃんと小説どおりにまわりは流れてくれているようです。
この調子なら小説どおりにイベントこなしていけそうですね。
問題の午後の武闘家認定試験。
ちゃんと出てきましたよ王都のSランク冒険者たち。
でも……アリサちゃん強くなりすぎ。
小説では3人がかりの猛攻をなんとか受け流して勝ったはずだったのに、今日は3人がかりの攻撃に圧勝とか。
皆、目が点になっちゃってるよ。
「まぁ文句なしのSSランクだろうな」
ギルドのギリウムさんも呆れた顔して言ってるし、まぁいいか。アリサちゃんは最強、もともとそういう設定です。
「おい、アリエル。せっかくだからお前も戦士とかの認定やっておくか?」
「え、わたしですか? か弱い僧侶ですし、辞めておきますよ」
「モーニングスター片手で振り回す僧侶がか弱いとか……聞いて呆れるぜ」
なんかわたしの方に話が飛んできてますね。わたしは目立ちたくないからそういう派手なことは極力遠慮させていただきます。
そういえば、冒険者としての職業ランクは更新してないから未だにDランク僧侶のままなのよね。
すべての神聖魔法を極めてしまったDランク僧侶ってのもありえないけど、まぁこれはこれでいいでしょ。




