八冊目
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┃◎素直に進む ┃
┃ 09/29(土曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・弟系の男子とまた夜の駅前で┃
┃逢った。なんとかッス!とか、┃
┃なんとかじゃないすか?とか、┃
┃言葉遣いがとにかくチャラい。┃
┃・本来は私の方が年下だけど、┃
┃その男子の目に映るのはかなり┃
┃年上の私。 ┃
┃・その男子は本当の年上好きっ┃
┃て感じで私に近寄って来る。可┃
┃愛い。 ┃
┃・リクさんと違ってストレート┃
┃にグイグイ来る。 ┃
┃・グイグイくる人が苦手だと思┃
┃ってたけど、何かが違った。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・その男子はグイグイなのに柔┃
┃らかいっていうか。 ┃
┃・グイグイというよりクイクイ┃
┃っていう言葉が合うっていうか┃
┃。 ┃
┃・リクさんの次に信頼できる人┃
┃だ。リクさんとだいぶ差は離れ┃
┃てるけどね。 ┃
┃・じゃあ料理教室に行った話を┃
┃書こうかな。 ┃
┃・料理教室でママに会えた。マ┃
┃マの顔を久しぶりに見た気がす┃
┃る。 ┃
┃・私のことで色々あったけど、┃
┃なんか吹っ切れてるような気が┃
┃した。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・いつも以上に喋っていて、笑┃
┃っていて、なんか安心した。 ┃
┃・無理をしてるようには見えな┃
┃かったから本当に良かった。 ┃
┃・班が違ったから喋ることは出┃
┃来なかったけど、次は喋れるか┃
┃な。 ┃
┃・同じ料理教室に通う仲間とし┃
┃て次は喋りたいな。 ┃
┃・肉じゃがって結構難しかった┃
┃。思っていたより手間掛かるん┃
┃だね。 ┃
┃・包丁は握ったことがなかった┃
┃から少し緊張した。 ┃
┃・周りの人が助けてくれて凄く┃
┃楽しかった。 ┃
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┃ 【4】 ┃
┃・来週は鶏の唐揚げみたいだか┃
┃ら楽しみだ。 ┃
┃・リクさん唐揚げ大好きって言┃
┃ってたし。 ┃
┃・リクさんに肉じゃが作ってあ┃
┃げたいな。今すぐにでも作って┃
┃あげたい気分。 ┃
┃・今日、リクさんを家に呼ぼう┃
┃かな。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
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┃◎スーパーラブラブ ┃
┃ 09/30(日曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・昨日は肉じゃがを作った。料┃
┃理教室で習ったことを思い出し┃
┃ながら。 ┃
┃・忠実にって訳にはいかなかっ┃
┃たけど頑張った。 ┃
┃・もちろんリクさんだけのため┃
┃に作った。 ┃
┃・お姉ちゃんにも少しは手伝っ┃
┃て貰ったけどほとんど一人で。┃
┃・少し柔らかくなりすぎちゃっ┃
┃た。味も少し濃くなりすぎちゃ┃
┃った。 ┃
┃・でも食べられる程度だったか┃
┃ら、まあいいか。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・リクさんが美味しい美味しい┃
┃って言ってたくさん食べてくれ┃
┃たから嬉しかったな。 ┃
┃・肉じゃがの材料はリクさんと┃
┃二人だけで買いに行った。 ┃
┃・リクさんとスーパーで一緒に┃
┃買い物した。スーパーで二人で┃
┃野菜選ぶのってなんか新鮮でい┃
┃い。 ┃
┃・憧れていたから嬉しかったな┃
┃。 ┃
┃・スーパーで一緒に買い物する┃
┃って、家族感が出るから何かい┃
┃いよね。 ┃
┃・男の人を家に入れるのは初め┃
┃てだったから緊張した。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・私も緊張で笑ってなかったけ┃
┃ど、リクさんも心から笑ってな┃
┃いように見えた。 ┃
┃・私と同じで緊張してたのかな┃
┃。 ┃
┃・お姉ちゃんも家に居たから余┃
┃計に緊張してただろうな。 ┃
┃・リクさんとお姉ちゃんは初対┃
┃面でもあったからね。 ┃
┃・アルバイトは順調に成長して┃
┃る。 ┃
┃・コンビニではもう普通に差し┃
┃支えなく働けてる。ミスもほと┃
┃んどない。 ┃
┃・楽しさがだんだんだんだん増┃
┃えてる。 ┃
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┃ 【4】 ┃
┃・夜の駅で出逢った弟系のハル┃
┃くんとは今もメールで繋がって┃
┃る。 ┃
┃・名前聞くの忘れてたけどハル┃
┃くんっていうみたい。ついさっ┃
┃き知った。 ┃
┃・凄くいい名前。本当に面白い┃
┃人。リクさんと全然違うけど、┃
┃ハルくんにしかない良さがある┃
┃んだよね。 ┃
┃・年上好きだけあって本当にグ┃
┃イグイ来る。 ┃
┃・でもハルくんとは友達以上は┃
┃いかない。だってリクさんって┃
┃いう大切な人がいるから。 ┃
┃ 【終】 ┃
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┃◎擦れ違うココロ ┃
┃ 10/01(月曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・ハルくんとのメールをリクさ┃
┃んに見られた。全然やましいこ┃
┃とはないんだけど。 ┃
┃・リクさんには肉じゃがを作っ┃
┃てあげたりした。リクさんとは┃
┃二人で仲良くスーパーで買い物┃
┃したりした。 ┃
┃・リクさんを家に男性としては┃
┃初めて招いたりもした。 ┃
┃・でも幸せは一瞬でパッと散っ┃
┃ていった。やっと少し近づけた┃
┃気がしたのに。 ┃
┃・私は好意的な文面をハルくん┃
┃には送ってない。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・普通の友達としての言葉しか┃
┃。 ┃
┃・ハルくんは好きだけど友達と┃
┃しての好きだから。でもハルく┃
┃んの私に対するメールの言葉の┃
┃主張が強すぎた。 ┃
┃・ハルくんの愛のメッセージが┃
┃メールから全部リクさんに伝わ┃
┃ってしまった。 ┃
┃・普段は冷静なリクさんだけど┃
┃すごく興奮してた。 ┃
┃・自分を攻めているようにブツ┃
┃ブツずっと言ってた。リクさん┃
┃の精神が不安定で本当に心配。┃
┃・私、普通の女の子じゃないも┃
┃んね。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・普通と違う私にストレスが蓄┃
┃積していたんだよね。 ┃
┃・私が老いちゃうことを原因の┃
┃ひとつにはしたくない。でもリ┃
┃クさんが少し暗かったのはその┃
┃ことだよね。 ┃
┃・すごくすごくツラかったんだ┃
┃よね。 ┃
┃・リクさんとは音信不通になっ┃
┃た。ずっとずっと待ってるけど┃
┃連絡ない。 ┃
┃・早く帰ってきてほしい。私も┃
┃おかしくなりそうだよ。私もど┃
┃うかなっちゃいそうだよ。 ┃
┃・私の方が弱い人間だと思って┃
┃た。でも違った。 ┃
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┃ 【4】 ┃
┃・私が少しリクさんに頼りすぎ┃
┃ていたのかも。もっと頼らずに┃
┃いればよかった。 ┃
┃・もうお酒に逃げるしかない。┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
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┃◎空白を埋めるもの ┃
┃ 10/02(火曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・真面目な人ほど溜め込みやす┃
┃いみたいに聞くけど、リクさん┃
┃もそうだったのかな。 ┃
┃・リクさんの気持ちを分かって┃
┃あげることが出来なくてゴメン┃
┃。 ┃
┃・今でもリクさんが大大大好き┃
┃だよ。 ┃
┃・今でもリクさんが大大大好き┃
┃だけど、忘れた方がいいよね。┃
┃・忘れるしかないよね。 ┃
┃・初めての恋だから分からない┃
┃けど、リクさんに私は要らない┃
┃ってことだもんね。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・うん、たぶんそうだよ。 ┃
┃・本当に楽しかった。リクさん┃
┃と一緒にいた日々は。 ┃
┃・ハルくんとはもう連絡とらな┃
┃いって決めた。 ┃
┃・ハルくんにはまだ好意を持っ┃
┃てる。 ┃
┃・でも、ハルくんと繋がってい┃
┃るとリクさんのことを思い出さ┃
┃ずにはいられなくなるから。 ┃
┃・もうヤケになって逆ナンしま┃
┃くろうかな。 ┃
┃・もうチャラい男に走るしかな┃
┃いよね。 ┃
┃・そうしないとやってられない┃
┃から。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・いい女の子になろうとか、少┃
┃しでもいい人に見せようとか、┃
┃そういうの、もうどうでもよく┃
┃なった。 ┃
┃・誰でもいいからそばにいてほ┃
┃しい。誰でもいいから。誰でも┃
┃いいからそばに。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
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┃◎たいせつなもの ┃
┃ 10/03(水曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・リクさんから借りっぱなしに┃
┃なってるキュンキュンするDV┃
┃D。もうずっと見てる。 ┃
┃・暇さえあればそれを見て、思┃
┃い出してウルウルしてる。 ┃
┃・リクさんを全然忘れられてな┃
┃い。リクさんが全然忘れられな┃
┃い。 ┃
┃・日常にはリクさんの関連のも┃
┃のが溢れてるから。 ┃
┃・全てのものがリクさんの断片┃
┃みたいなものだから。 ┃
┃・今のお姉ちゃんが今までで一┃
┃番暗い顔をしてる。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・私がこんな症状になったって┃
┃こんな顔しなかったのに。 ┃
┃・それくらい私がリクさんのこ┃
┃とで落ち込んでいたってこと。┃
┃・お姉ちゃん以上に私が暗いっ┃
┃てことだよね。私がお姉ちゃん┃
┃に暗さを移しちゃったってこと┃
┃だよね。 ┃
┃・お姉ちゃんも家にいなくて、┃
┃ひとりぼっちだったのに何とな┃
┃く肉じゃがを作ってた。 ┃
┃・リクさんに作った初めての料┃
┃理の肉じゃがを。 ┃
┃・リクさんが帰ってこないとは┃
┃決まってない。まだ希望はある┃
┃。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・肉じゃがは少し作りすぎた。┃
┃一日三食一週間食べ続けても無┃
┃くならないほどの量を作っちゃ┃
┃った。 ┃
┃・私にとってはリクさんとの思┃
┃い出の味だから。まだ数日前の┃
┃話だけど。 ┃
┃・肉じゃがはすごく美味しかっ┃
┃た。リクさんと一緒に食べたら┃
┃もっと美味しかっただろうな。┃
┃・リクさんに心が頼りすぎてた┃
┃。だから、しがみつける場所が┃
┃何もない。 ┃
┃・悲しみに沈んだときはもうお┃
┃酒に逃げるしかないよね。 ┃
┃ 【終】 ┃
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