七冊目
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◎人の夢は儚いか ┃
┃ 09/25(火曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・これからリクさんとの夢の時┃
┃間をたっぷり書こうかな。いっ┃
┃ぱいあって書ききれないな。 ┃
┃・いっぱい書くことあるけど、┃
┃リクさんと行った旅行の想い出┃
┃は忘れないうちに書き記してお┃
┃かないとね。 ┃
┃・一緒に温泉は入らなかった。┃
┃入らなかったというよりも入れ┃
┃なかった。 ┃
┃・まだ浅いといえば浅い関係だ┃
┃し。 ┃
┃・一緒のお布団で眠ることも現┃
┃段階では躊躇った。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【2】 ┃
┃・目が覚める度に目まぐるしく┃
┃成長を続ける女性が目の前にい┃
┃るんだよ。 ┃
┃・一緒に寝られるわけないよね┃
┃。 ┃
┃・それだけでリクさんは恐怖を┃
┃覚えるよ、たぶん。 ┃
┃・だからキスで段々と私に慣れ┃
┃させて、キスで私もあなたに慣┃
┃れさせてから距離を詰めたい。┃
┃・今はキスから先に進める気が┃
┃しない。 ┃
┃・私が10歳の女子だってこと┃
┃たまに忘れそうな時がある。 ┃
┃・これからはリクさんと夜デー┃
┃トも出来る。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【3】 ┃
┃・夜にリクさんにくっつきなが┃
┃ら歩いていたらたぶん嫌な目で┃
┃見られる。 ┃
┃・だからしない。手繋ぎも少し┃
┃気が引けるから指先をチョンと┃
┃摘まむ程度にしておこう。 ┃
┃・オバサンと青年がくっついて┃
┃いたらこっちは普通でも、見て┃
┃いる側は普通ではないもんね。┃
┃・そして、これからリクさんと┃
┃デートだ。夜デートだ。 ┃
┃・リクさんとお酒を楽しく飲ん┃
┃で愛に浸りたい。 ┃
┃・お酒はリクさんとハナレバナ┃
┃レになる恐怖を薄めるために飲┃
┃んで以来だ。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【4】 ┃
┃・リクさんの前で飲むのは初め┃
┃てかもしれない。うん、初めて┃
┃だ。 ┃
┃・いい想い出も忘れてしまいそ┃
┃うな気がして旅館でも飲まなか┃
┃った。 ┃
┃・でも今なら楽しくお酒が飲め┃
┃そう。 ┃
┃・これからするデートでリクさ┃
┃んと好きなアニメのDVDを貸┃
┃し合うことになった。二つで悩┃
┃み中。恋愛系かコメディ系か。┃
┃・どっちがいいんだろう、悩む┃
┃な。 ┃
┃・今一番気になっていること、┃
┃それは少し前の日のこと。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【5】 ┃
┃・日付が変わった瞬間のこと。┃
┃・リクさんに私が10歳に戻る┃
┃瞬間を見られた。 ┃
┃・50代から10歳になる瞬間┃
┃は衝撃半端ない。 ┃
┃・リクさんがトラウマになって┃
┃いないことを祈る。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◎コンビニバイトのこと ┃
┃ 09/26(水曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・コンビニのバイトは少し慣れ┃
┃てきたけど、まだまだ楽しめて┃
┃ない。 ┃
┃・唯一の楽しみと言っていいく┃
┃らい好きなのがコンビニのフル┃
┃ーツオレ。 ┃
┃・コンビニのフルーツオレが美┃
┃味し過ぎる件について書こうか┃
┃な。 ┃
┃・スーパーなどと比べるとコン┃
┃ビニは全体的に値段が高いイメ┃
┃ージがある。 ┃
┃・でも働いているコンビニのフ┃
┃ルーツオレは安くて美味しい。┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【2】 ┃
┃・本当に美味しい。 ┃
┃・カッコよくて優しいリクさん┃
┃と同じで、そのフルーツオレは┃
┃二つも欲しい条件が揃ってる。┃
┃・コンビニの一通りの作業は覚┃
┃えた。 ┃
┃・もたもたしたり、ぶちまけち┃
┃ゃったり色々あったけど、やり┃
┃がいは少し感じてきているかも┃
┃。 ┃
┃・昨日はリクさんと居酒屋で語┃
┃り明かした。 ┃
┃・お酒が美味しいと感じられる┃
┃ようになった。 ┃
┃・お酒は幸せが加わると味も変┃
┃わるんだね。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【3】 ┃
┃・美味しく感じたのは、それが┃
┃リクさんと飲んだ初めてのお酒┃
┃だったからかな。 ┃
┃・きっとそう。 ┃
┃・アニメのDVDをリクさんと┃
┃貸し合った。リクさんに貸すD┃
┃VDは恋愛系かコメディ系か悩┃
┃んでた。 ┃
┃・それで結局、恋愛系にした。┃
┃・リクさんが持ってきたやつは┃
┃知らないアニメだった。 ┃
┃・まだ見てないけどすごく面白┃
┃そう。 ┃
┃・ラブコメなんだって。すごく┃
┃楽しみだな。 ┃
┃・早く見たいな。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【4】 ┃
┃・コンビニもやりがいはあるけ┃
┃ど、教授のアシスタントも結構┃
┃やりがいがある。 ┃
┃・大学なんて10年しか生きて┃
┃ない私が入れるような場所じゃ┃
┃ないもん。 ┃
┃・しかも歴とした研究室だもん┃
┃ね。きちんとしていて、しっか┃
┃りとしている場所だもんね。 ┃
┃・教授には独特の魅力がある。┃
┃そんな独特の魅力に魅了され始┃
┃めてる私がいる。 ┃
┃・私はアシスタントではあるけ┃
┃ど実験台でもある。取材を受け┃
┃る人でもあり、世話係でもある┃
┃。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【5】 ┃
┃・私でないと務まらないのでは┃
┃と思うくらい私にピッタリ。 ┃
┃・魂の年齢が18とか19だっ┃
┃たら教授のこと好きになってい┃
┃たかも。 ┃
┃・そのくらいの年齢の人って変┃
┃人好きが多いイメージがあるか┃
┃ら。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◎嬉しい痛み苦しみ ┃
┃ 09/27(木曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・昨日の夜もリクさんと遊んだ┃
┃。楽しくて楽しくて仕方がなか┃
┃った。 ┃
┃・本当にリクさんは優しすぎて┃
┃、逆に苦しい感じ。 ┃
┃・苦しいのはドキドキしたり、┃
┃嬉しさで締め付けられたりして┃
┃いるだけで、幸せと心地よさも┃
┃共存してる。 ┃
┃・リクさんが私に気を遣いすぎ┃
┃ているような気がして、そこも┃
┃苦しさの一部。 ┃
┃・昨日はボウリング場でデート┃
┃をした。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【2】 ┃
┃・なんか定番のデートって感じ┃
┃がして嬉しかった。 ┃
┃・最近の私はボウリングみたい┃
┃にコロコロ転がってばかりな気┃
┃がする。運命に転がされている┃
┃ようなそんな気分。 ┃
┃・私はボウリングの球みたいな┃
┃ものなんだ。 ┃
┃・ボウリングってやったことな┃
┃かったから新鮮だった。ボウリ┃
┃ングって簡単そうに見えるけど┃
┃奥が深い。 ┃
┃・単純な動作の繰り返しなのに┃
┃いろんな方向に転がっていって┃
┃しまう。ボウリングはまさに人┃
┃生。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【3】 ┃
┃・パーフェクトなんて滅多に起┃
┃きない。そこも人生に似てる。┃
┃・ボウリングデートは心から楽┃
┃しめた。 ┃
┃・リクさんはボウリング上手す┃
┃ぎる。いっぱいストライク出し┃
┃てた。 ┃
┃・だからリクさんと、視線とか┃
┃手のひらとかが沢山ぶつかった┃
┃。 ┃
┃・私は左右の溝をすり減らすば┃
┃かりだったけど。 ┃
┃・こんなに老いていくことを忘┃
┃れたことは今までになかった。┃
┃リクさんといると人間になれた┃
┃。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【4】 ┃
┃・私の姿がだんだん変わってい┃
┃ってもリクさんから溢れる全て┃
┃のものは変わらなかった。 ┃
┃・逢ったときとサヨナラすると┃
┃きの容姿が全然違っても普通に┃
┃してくれていた。 ┃
┃・リクさんとバイバイした後、┃
┃夜の駅前で弟系の男子と出逢っ┃
┃た。 ┃
┃・年上が好きだって声を掛けて┃
┃きた。もちろん断った。 ┃
┃・リクさん以外の男性のことを┃
┃好きになることは絶対無い。そ┃
┃う思っているから。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◎お姉ちゃんとママ ┃
┃ 09/28(金曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・リクさんに貸してもらったD┃
┃VDをやっと見た。すごく面白┃
┃くてキュンとするところもあっ┃
┃て良かった。 ┃
┃・思っていたよりもかなりキュ┃
┃ンてなった。 ┃
┃・キュンキュンはみんな好きだ┃
┃もん。 ┃
┃・お姉ちゃんが教授といい関係┃
┃になってるみたい。 ┃
┃・私の勝手な思い込みかもしれ┃
┃ないけどたぶんそう。 ┃
┃・たぶんという言葉よりも少し┃
┃上くらいの信憑性がある。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【2】 ┃
┃・教授もお姉ちゃんも好きだか┃
┃らいいけど。 ┃
┃・お姉ちゃんの彼氏はいい意味┃
┃で変態な人が多かったから。教┃
┃授クラスの変態は今までいなか┃
┃ったけど。 ┃
┃・朝に新人コンビニ店員として┃
┃働いて、オバサンになる夜には┃
┃ベテラン風初心者コンビニ店員┃
┃として同じ店で働くのが合って┃
┃るかも。 ┃
┃・時間を開ければ、別人として┃
┃働いても気付かれない気がする┃
┃し。 ┃
┃・今日は午前中の教授のアシス┃
┃タントは休む。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【3】 ┃
┃・色々予定入れちゃったから。┃
┃・今日は料理教室に行く。今日┃
┃から料理教室に通うことになっ┃
┃た。 ┃
┃・色々と準備しなくちゃね。全┃
┃くと言っていいほど料理はした┃
┃ことないんだよね。大丈夫かな┃
┃。 ┃
┃・そこはママが少し前から通っ┃
┃てる料理教室。 ┃
┃・料理が上手くなってリクさん┃
┃に喜んでもらいたいから通うの┃
┃もある。 ┃
┃・でもママと普通に仲良くなり┃
┃たいから通うってのが一番の目┃
┃的かな。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 【4】 ┃
┃・ママと普通に喋れそうな場所┃
┃はここくらいしかないもん。 ┃
┃・お姉ちゃんがまだママは料理┃
┃教室に通ってるって言ってたか┃
┃ら会えるよね。 ┃
┃・昼前だと私が30代くらいの┃
┃時かな?ギリギリ面影は残って┃
┃ないくらいだよね。 ┃
┃・久し振りにママに会うとなる┃
┃とかなり緊張するな。 ┃
┃・楽しみだな。不安もあるけど┃
┃楽しみが一番強い。 ┃
┃・料理をすることと、ママに会┃
┃えることと、リクさんに喜んで┃
┃もらうことがもう楽しみで仕方┃
┃ない。 【終】 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛




