表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

六冊目

┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃◎オバサンシンデレラ    ┃

┃     09/21(金曜)┃

┃     【1】      ┃

┃・リクさんにフラれると思って┃

┃気を紛らすために朝からお酒を┃

┃飲んだ。          ┃

┃・初めてのお酒だった。   ┃

┃・初めてのお酒はリクさんと飲┃

┃みたいと思っていたのに。  ┃

┃・味とかアルコールが自分に合┃

┃ってる気がした。ビールはかな┃

┃り美味しく感じた。     ┃

┃・法律上は10歳かもしれない┃

┃けどカラダは大人だから大丈夫┃

┃。             ┃

┃・お酒って不思議。不安をだい┃

┃ぶ抑えてくれたから。    ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【2】      ┃

┃・昨日の朝の6時くらいに公園┃

┃のベンチに向かった。自分の酒┃

┃臭さがかなり気になった。  ┃

┃・リクさんの迷惑を考えずに飲┃

┃んでしまって後悔してる。こう┃

┃いうところが私の心が大人にな┃

┃りきれない理由だよね。   ┃

┃・リクさんと会ったんだけど、┃

┃何か言われる前から泣きそうだ┃

┃った。絶対にマイナスなことを┃

┃言われると思っていたから。 ┃

┃・でもリクさんの口から出た言┃

┃葉はマイナスではなくプラスだ┃

┃った。           ┃

┃・フラれると思っていたのにま┃

┃さかの告白だった。     ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【3】      ┃

┃・告白されたのでもちろんOK┃

┃したかった。        ┃

┃・でも秘密を持ったままでは付┃

┃き合うことは出来ない。だから┃

┃告白をOKする前に私からも告┃

┃白した。          ┃

┃・私が早く老けてしまうこと。┃

┃私が日付の変更と共に10歳に┃

┃戻ること。ママにもパパにもそ┃

┃れが言えないことなどなど。 ┃

┃・リクさんは少し驚いた表情を┃

┃してたけど、それをすぐに受け┃

┃入れてくれた。       ┃

┃私の全てを受け入れてくれた。┃

┃私の全年齢を包み込んでくれた┃

┃。             ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【4】      ┃

┃・何でも話してよ。中身が好き┃

┃だから。そんなことを言われた┃

┃。そして私とリクさんは付き合┃

┃うことになった。      ┃

┃・私は昨日、初めてのキスをし┃

┃た。6時半くらいだったから2┃

┃3歳くらいのときかな。   ┃

┃・ファーストキスは23歳って┃

┃ことにしておこう。     ┃

┃・普通の人ならちょっと遅めだ┃

┃けど、実年齢10歳の私からし┃

┃たらちょっと早めだよね。  ┃

┃・50代でファーストキスをす┃

┃る可能性もあったからね。それ┃

┃を考えたら20代で良かったな┃

┃。             ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【5】      ┃

┃・初めてのキスでリクさんに酒┃

┃を印象付けてしまったことは反┃

┃省しなきゃね。       ┃

┃・私の人生に僅かながら光が差┃

┃し込んでいる気がしてきた。 ┃

┃・近いうちに仕事を始めること┃

┃にした。まずはアルバイトから┃

┃。             ┃

┃・10歳だけど知識や能力はほ┃

┃ぼ大人のようなもの。出来る気┃

┃がする。          ┃

┃・お姉ちゃんと一緒のコンビニ┃

┃。             ┃

┃・あと教授のアシスタント的な┃

┃ものをお姉ちゃんに勧められて┃

┃るからやろうと思ってる。  ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【6】      ┃

┃・ああ、友達が会いたいって言┃

┃っているけど会えるのは10歳┃

┃に戻る午前0時頃だけなんだよ┃

┃な。さすがにその時間は会えな┃

┃いよ。           ┃

┃     【終】      ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛




┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃◎解けない魔法       ┃

┃     09/22(土曜)┃

┃     【1】      ┃

┃・今日はリクさんと一日中一緒┃

┃にいようって決めた。付き合い┃

┃たてなんだから別にいいよね。┃

┃・私とリクさんの間にはかなり┃

┃高い壁がある。実年齢の差とか┃

┃色々。           ┃

┃・でも10歳と20代ではある┃

┃けど心は同い年だもん。   ┃

┃・今日はリクさんと初めてのお┃

┃泊まりをする予定。     ┃

┃・ちょっとした旅行をする予定┃

┃。             ┃

┃・今日も明日も一緒にいられる┃

┃。             ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【2】      ┃

┃・何があっても絶対ずっと一緒┃

┃にいるんだから。      ┃

┃・考えただけで期待が膨らんで┃

┃しまう。          ┃

┃・幸せは長くは続かないものだ┃

┃って分かっているのに。   ┃

┃・一日中一緒にいるということ┃

┃は私が経験した全年齢をリクさ┃

┃んに見せるということ。   ┃

┃・私の秘密を知られてから初め┃

┃て見せるオバサン。緊張してき┃

┃た。            ┃

┃・知らないときに数回は会って┃

┃いるけどその時とは全然状況が┃

┃違う。           ┃

┃・不安は少なからずある。  ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【3】      ┃

┃・でもリクさんへの愛は本物。┃

┃そしてリクさんからの愛も本物┃

┃だと信じてる。だから大丈夫。┃

┃・昨日は友達を街で見かけたけ┃

┃ど、私がその時40歳だったか┃

┃らなんて話しかけようか迷った┃

┃。             ┃

┃・話したい気持ちと話しかけて┃

┃は駄目という気持ちの狭間にい┃

┃た。            ┃

┃・その気持ちが喧嘩して、気付┃

┃けばその友達をじっと見つめて┃

┃いた。           ┃

┃・見つめすぎて少し怖がってい┃

┃たみたいだけど、会えて本当に┃

┃よかった。         ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【4】      ┃

┃・これからリクさんとの夢の時┃

┃間が始まる。        ┃

┃・ついにスタートが切れる。 ┃

┃     【終】      ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛




┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃◎初めての群        ┃

┃     09/23(日曜)┃

┃     【1】      ┃

┃・今はリクさんと初めてのお泊┃

┃まりをした日の朝。ずっと興奮┃

┃しっぱなし。        ┃

┃・ちょっとした旅行の初日は本┃

┃当に本当に楽しかった。キス以┃

┃上の深い関係にはなってないけ┃

┃どそれで充分。       ┃

┃・そもそも旅行と呼べるものは┃

┃今までにしたことなかったかも┃

┃。             ┃

┃・友達とも家族とも全然して来┃

┃なかった。         ┃

┃・温泉はゆったりできて最高だ┃

┃ったな。          ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【2】      ┃

┃・悩みも少しはお湯が溶かして┃

┃くれたかな。この症状が消えて┃

┃なくならない限り悩みはキレイ┃

┃さっぱり無くなることはないん┃

┃だけど。          ┃

┃・リクさんに初めて見せるオバ┃

┃サンだった。ただただ緊張した┃

┃。ずっと胸がチクチクしてた。┃

┃・でもリクさんは可愛いって褒┃

┃めてくれた。        ┃

┃・オバサンのわりには、ってい┃

┃う言葉が前に付いてはいたけど┃

┃、そんなの気にしない。   ┃

┃・私だって笑顔が素敵なオジサ┃

┃ンとか、顔がまん丸のオジサン┃

┃見たら可愛いって思うから。 ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【3】      ┃

┃・今のところ何のハプニングも┃

┃なく有意義に過ごすことが出来┃

┃てる。           ┃

┃・あとは旅館の人に秘密がバレ┃

┃ずに無事にここから出られるか┃

┃どうかだ。         ┃

┃・旅館に入ったときとは少し差┃

┃のある年齢で出るから慎重に慎┃

┃重に。           ┃

┃・明日からだ。コンビニバイト┃

┃と教授のアシスタント的なもの┃

┃をさっそく始めることになった┃

┃。             ┃

┃・明日の月曜日から始まる。明┃

┃日が待ち遠しいようなゆっくり┃

┃来てほしいような。     ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【4】      ┃

┃・コンビニはお姉ちゃんのバイ┃

┃ト先だから即採用された。年齢┃

┃関係もなんとかなった。本当に┃

┃良かった。         ┃

┃・急激に老けることを怪しむ人┃

┃もいるからコンビニバイトは長┃

┃い時間できない。でも働けるだ┃

┃けで嬉しいな。       ┃

┃・リクさんとの旅行の残りを思┃

┃う存分楽しむぞ。      ┃

┃     【終】      ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛




┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃◎コンビニエンスではない私 ┃

┃     09/24(月曜)┃

┃     【1】      ┃

┃・コンビニバイトの初日だった┃

┃。教授のアシスタントも今日が┃

┃初日。           ┃

┃・いつもは朝にこの日記を書く┃

┃んだけど、バイトのこととか色┃

┃々あって夕方になっちゃった。┃

┃・書くこといっぱいあるけど、┃

┃疲れてるからリクさんとの旅行┃

┃のことはまた今度書こうかな。┃

┃・午前は大学で午後はコンビニ┃

┃って感じ。         ┃

┃・お姉ちゃんが一緒だったから┃

┃正直コンビニバイトは気を抜い┃

┃てた。           ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【2】      ┃

┃・まだ10歳だからもちろん働┃

┃いたことなかったし。ただレジ┃

┃してただ商品並べてればいいと┃

┃思ってた。         ┃

┃・全然イメージと違う。コンビ┃

┃ニバイトをなめてた。覚えなく┃

┃ちゃならないことがたくさんあ┃

┃る。            ┃

┃・コンビニ店員のイメージ変わ┃

┃った。           ┃

┃・知識が自然と構築されていく┃

┃私だけど、経験がものを言う現┃

┃場だからね。        ┃

┃・その分、午前中にやった教授┃

┃のアシスタントは気が楽だった┃

┃。             ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【3】      ┃

┃・特殊体質であることが私の仕┃

┃事のようなものだもんね。居れ┃

┃ば役に立つみたいなね。   ┃

┃・雑用係系だけど教授は雑に用┃

┃を頼まないで丁寧に接してくれ┃

┃ていた。          ┃

┃・ありがとう教授。     ┃

┃・私は短時間のバイトを沢山入┃

┃れるやり方の方がやっていけそ┃

┃うかも。          ┃

┃・ずっと同じ時間で短時間なら┃

┃同じ顔で接することが出来るし┃

┃。             ┃

┃・私は恵まれてるよね。だって┃

┃優しくて信頼できる仕事仲間が┃

┃二人もいるんだもん。    ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛


┏━━━━━━━━━━━━━━┓

┃     【4】      ┃

┃・知ってる人って頼れる。私の┃

┃秘密を知っている人としか続け┃

┃て働ける気がしない。    ┃

┃・お姉ちゃんもそうだけど教授┃

┃もなんか落ち着く。     ┃

┃・コンビニと教授のお手伝いの┃

┃お仕事これから頑張っていくぞ┃

┃。一生懸命、頑張っていくぞ。┃

┃     【終】      ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┃              ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━┛

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ