四冊目
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┃◎帰れないこども ┃
┃ 09/13(木曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・昨日帰ろうと思ったら私の部┃
┃屋の窓が閉まってた。 ┃
┃・玄関も閉まってて、家の鍵も┃
┃忘れたし、かなりかなり最悪だ┃
┃った。 ┃
┃・お姉ちゃんとの連絡も全くつ┃
┃かないし。家に入れなくて本当┃
┃にヤバかった。 ┃
┃・家に入れなくて泊まる場所な┃
┃んてなくて悩んだ。 ┃
┃・この見た目では受け入れてく┃
┃れる人なんて誰もいない。 ┃
┃・頼れる人はお姉ちゃん以外に┃
┃誰もいない。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・古着屋から帰ってきたらそん┃
┃なに遅くなかったけど家の明か┃
┃りが点いていなかった。だから┃
┃たぶん中には誰もいない感じ。┃
┃・古着屋に行くんじゃなかった┃
┃。行かなければ野宿なんてしな┃
┃くて済んだのにな。 ┃
┃・結局は公園のベンチで横にな┃
┃って寝た。 ┃
┃・今も公園のベンチで寝そべり┃
┃ながらこれを書いてる。なんか┃
┃虚しい。 ┃
┃・一晩、公園で寝てた。という┃
┃ことは50代から10歳への移┃
┃り変わりを外の空間にさらした┃
┃ことになる。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・おばさんが公園で寝ててもお┃
┃姉さんが公園で寝ててもヤバく┃
┃て普通ではない。だから深夜に┃
┃10歳が公園で寝てたなんてこ┃
┃とはかなりヤバイ。相当ヤバい┃
┃。 ┃
┃・お金があれば泊まれたのにお┃
┃金はないし。もう最悪。これか┃
┃ら先どうしよう。 ┃
┃・寒くも暑くもなかったことだ┃
┃けが救いだった。だからぐっす┃
┃り寝られた。 ┃
┃・リクさんがおすすめしてくれ┃
┃たアニメは見られなかったな。┃
┃見たかったな。絶対見るって伝┃
┃えちゃったしな。 ┃
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┃ 【4】 ┃
┃・なんか今見たら姉からメール┃
┃が来てた。私に捜索願が出され┃
┃たらしい。 ┃
┃・家族みんなで色々と聞かれて┃
┃いたらしい。お姉ちゃん本当の┃
┃こと喋らなかったって。よかっ┃
┃た。 ┃
┃・ママ、今までと違って躊躇わ┃
┃ずに普通に私の部屋のドア開け┃
┃たって聞いて正直驚いた。 ┃
┃・その場に私がいた方がヤバか┃
┃ったね。古着屋に行ってよかっ┃
┃たのかも。 ┃
┃・自分の部屋に戻っても正体が┃
┃バレるだけ。まだ正体をさらけ┃
┃出す準備が整ってない。 ┃
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┃ 【5】 ┃
┃・だからもう部屋に戻って寝る┃
┃ことは出来ない。どうしよう。┃
┃もう姉が一番の頼りだ。 ┃
┃・お姉ちゃん?どうにかして、┃
┃お願い! ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
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┃◎教えを授かる ┃
┃ 09/14(金曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・良かった。お姉ちゃんはすご┃
┃く頼りになる。 ┃
┃・あの家の、あの部屋の、あの┃
┃雰囲気は長い間味わえないけど┃
┃我慢だ。 ┃
┃・少し寂しい。ママやパパと一┃
┃緒の屋根の下にいないって思っ┃
┃ただけで悲しみがスッと押し寄┃
┃せてきた。 ┃
┃・でも教授が優しい人で良かっ┃
┃た。 ┃
┃・お姉ちゃんが事情を話したら┃
┃躊躇うことなく私を泊めてくれ┃
┃た。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・趣味も恋愛も興味がなくて、┃
┃仕事のことしか頭にないみたい┃
┃なタイプの男性。 ┃
┃・教授には少なからず興味が湧┃
┃いてきてる。 ┃
┃・教授の部屋は意外と狭い。 ┃
┃・本とか資料で溢れていて部屋┃
┃を見ただけで教授だと分かるく┃
┃らい。 ┃
┃・教授が私の巨乳ばかり見てい┃
┃る気がする。 ┃
┃・リクさんは私の巨乳を全く見┃
┃ないのに。 ┃
┃・若い私の巨乳も若くない私の┃
┃巨乳も好きみたい。 ┃
┃・巨乳が好きなだけなのかな。┃
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┃ 【3】 ┃
┃・教授は夜のオバサンの時の私┃
┃と、今のオネエさんの私では全┃
┃然接し方が違う。でもオバサン┃
┃はオバサンで好きらしい。 ┃
┃・これを同棲と呼ぶなら世界は┃
┃近いうちに滅びるだろう。 ┃
┃・浅い関係の人が私の秘密を知┃
┃っていてママやパパは知らない┃
┃。なんか変な感じがする。 ┃
┃・リクさんから今日の夜に会え┃
┃ないかってメールが来てた。で┃
┃も会いたくてもどうしても会う┃
┃ことが出来ない。 ┃
┃・夜はオバサン。母だと偽って┃
┃会うことも考えたけどやっぱり┃
┃駄目だ。 ┃
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┃ 【4】 ┃
┃・忙しいから朝だけしか会えな┃
┃いという言い訳はもう限界。で┃
┃もどうしようもない。 ┃
┃・ヤケクソになって教授とのデ┃
┃ートの予定を夜に入れてしまっ┃
┃た。 ┃
┃・夜になれば教授と釣り合う年┃
┃齢になる。 ┃
┃・夜の街へ行けばリクさんに会┃
┃いたい気持ちも紛れる。 ┃
┃・秘密を知っている唯一の男性┃
┃。ということだけで教授を欲し┃
┃てしまっていた。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
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┃◎久し振りではなし ┃
┃ 09/15(土曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・今日はリクさんとのデートの┃
┃日。朝しかデート出来ないのが┃
┃本当に残念。 ┃
┃・もうすぐ会えるのは嬉しいけ┃
┃ど、なんか複雑。 ┃
┃・昨日の夜にリクさんと偶然会┃
┃ってしまったから。 ┃
┃・昨日は教授と居酒屋に行った┃
┃。 ┃
┃・デートみたいな感じで。そこ┃
┃にリクさんがいた。 ┃
┃・寄りによってリクさんとバッ┃
┃タリ会うなんて。本当に苦しか┃
┃った。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・リクさんは居酒屋のカウンタ┃
┃ーで一人で飲んでいた。すごく┃
┃悲しそうだった。 ┃
┃・私がリクさんの誘いを断った┃
┃から一人で飲んでいたみたい。┃
┃・オバサンの私に気付くはずも┃
┃ない。私が夜にオバサンにさえ┃
┃ならなければ、悲しむリクさん┃
┃を見なくて済んだのに。 ┃
┃・リクさんの裏の顔というより┃
┃は本当の表の顔を見た感覚。リ┃
┃クさんには申し訳ないことをし┃
┃た。 ┃
┃・普通だと浮気だ。私が一日中┃
┃普通の20代女性の外見だった┃
┃ら浮気の範囲内だ。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・教授に恋心は抱いていない。┃
┃リクさんとはまだ付き合ってい┃
┃るわけではない。でも苦しい。┃
┃・教授はやっぱり少し変わって┃
┃いる。いい人で楽しかったけど┃
┃リクさんのこともあって思い切┃
┃り楽しめなかった。 ┃
┃・研究のためとはいえ教授がす┃
┃すめてくれた初めてのお酒は断┃
┃った。初めてのお酒はリクさん┃
┃と飲みたい。 ┃
┃・昨日の居酒屋でリクさんから┃
┃今日の会う約束などがメールで┃
┃来た。 ┃
┃・私は出来ればその居酒屋でリ┃
┃クさんと触れ合いたかった。 ┃
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┃ 【4】 ┃
┃・その時に20代女性として普┃
┃通に接したかった。 ┃
┃・一人で飲んでいるリクさんに┃
┃本当はその時、無性に話しかけ┃
┃たかった。 ┃
┃・目の前にいるのだから。話し┃
┃かけることは出来るのに話せな┃
┃いって辛い。 ┃
┃・今から会う朝のリクさんとな┃
┃ら思う存分話せる。昨日溜め込┃
┃んだ分を一気に発散したい。楽┃
┃しみだな。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
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┃◎愛の壁 ┃
┃ 09/16(日曜)┃
┃ 【1】 ┃
┃・会った瞬間リクさんに抱き締┃
┃められた。 ┃
┃・そういうことしないタイプだ┃
┃からビックリした。 ┃
┃・久し振りって言われたとき胸┃
┃がキュッて苦しくなった。 ┃
┃・リクさんは気付いていないけ┃
┃ど昨日、私たちは会っているか┃
┃ら。 ┃
┃・普通に接することが出来るの┃
┃は一週間ぶりだった。やっぱり┃
┃嬉しい。 ┃
┃・ずっと手を握られていた。あ┃
┃たたかかった。 ┃
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┃ 【2】 ┃
┃・凄く幸せだった。ずっとくっ┃
┃ついていたかった。 ┃
┃・とりあえずカフェに行って他┃
┃愛もない話したな。ごく普通の┃
┃はなし。 ┃
┃・普通って幸せだなって改めて┃
┃思ったかな。いっぱい喋った。┃
┃・リクさんがおすすめしてくれ┃
┃たアニメが見られなかったこと┃
┃は正直に伝えた。 ┃
┃・怒るような人じゃないことは┃
┃分かっていたけど、優しい対応┃
┃すぎて笑みがこぼれた。 ┃
┃・イライラせずに優しく丁寧に┃
┃第一話のあらすじを教えてくれ┃
┃た。 ┃
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┃ 【3】 ┃
┃・優しくされたら毎日会いたく┃
┃なっちゃうよ。 ┃
┃・家で録画したアニメを見よう┃
┃って誘われた。でもそれは出来┃
┃ない。 ┃
┃・リクさんの家は遠いみたいだ┃
┃し、すぐに老けちゃう私だから┃
┃移動時間も無駄には出来ないん┃
┃だ。 ┃
┃・教授の家での生活はもう慣れ┃
┃た。 ┃
┃・充電器とか生活に必要なもの┃
┃はお姉ちゃんに部屋から持って┃
┃きてもらってあるし快適。 ┃
┃・教授の家は公園と全然寝心地┃
┃が違う。ベッドがフッカフカ。┃
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┃ 【4】 ┃
┃・古着屋でスカートとかTシャ┃
┃ツとか計10着買ったけど、ま┃
┃だ1着しか着てない。 ┃
┃・部屋の片隅に古着の紙袋がそ┃
┃のまま置かれている状態。 ┃
┃・全部100円だけど派手で可┃
┃愛いからリクさんと会うときに┃
┃どんどん着ようっと。 ┃
┃ 【終】 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
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┃◎今思っていること一覧 ┃
┃ ┃
┃・リクさん優しい ┃
┃・リクさん頼もしい ┃
┃・リクさん可愛い ┃
┃・リクさんカッコイイ ┃
┃・リクさん面白い ┃
┃・リクさん頭いい ┃
┃・リクさん素敵 ┃
┃・リクさん大好き ┃
┃・リクさん愛してる ┃
┃・リクさんずっと一緒にいて ┃
┃・リクさんごめんなさい ┃
┃・リクさんありがとう ┃
┃・リクさん出逢えて良かった ┃
┃ ┃
┃ ┃
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