↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能貴族の卑怯無双  作者: 雁嵎寺 豪雪
PR
16/16

書きかけ<閲読注意>*一時保存

しかし・・・全くもって不本意である。

いったに何が悲しくて遠征試験の前日に先輩と模擬戦をしてまで疲れなければならないのか。

普通こういう場合は下手に事前に見せ場を作ったりせず、遠征試験本番でクラスが未曾有の危機に陥って、そこで初めて実力を隠していた主人公が本気を出してみんなの度肝を抜くとかそういう展開がお約束ではないだろうか。

もしかして俺に見せ場が期待できないからって、ここで出演シーンを確保して、あとはソーマとか他のメンバーの見せ場にする気だろうか?俺に隠している実力が無いからって気を使わせてしまっただろうか。しかし確かにその可能性は大いにある。ここまで俺以外のクラスメイトといえばソーマとエリナぐらいしかまともなキャラが出てきていない。

なんかもっとキャラの濃いやつをこの辺で何人か出しておくというのも大事な伏線になるかのもしれない。というより、ここまで何も考えずに進行して来たせいで、回収が遥か未来になりそうな伏線ばかり張ってしまって、直近の伏線を何も張ってないという事実にそろそろ向き合わなければならない。

せっかくの遠征という物語始まって最初の山を、登場人物が不足した状態で進めると盛り上がりにかける可能性がある。

というわけで修練場に向かう道すがらキャラの濃そうなクラスメイトを紹介しておこう。

こないだのソーマと先輩の模擬戦の所為で、剣術はソーマ以外カスみたいなノリになってしまったが、実は我がクラスには昨年の剣術鑑賞会中学生の部の優勝者であるザルト・ラングレイくんが在籍している。

この剣術鑑賞会をいう名前にも歴史的背景があって、遙か昔は剣道大会とかいう名前だったらしいが、剣術などとてもでは無いが、現代の戦場では戦技なしでは実戦で使い物にならない。

となると、自分に使える戦技に合わせた剣の振るい方を学ばねばならないのだが、そもそも一口に戦技と言ってもその数は無数であり、とてもでは無いが戦技ごとの戦闘スタイルを体系化することは未だできていない。そのため、剣で戦うということそのものを教えようとするとマンツーマンレッスンしか方法がないのが現状なので、あまり現実的ではない。

なので人が剣を習おうとするとどういうことになるかとう言うと、剣の基本ーー主に剣の振り方や構え、足運びなどーーを教えてもらい、そこからは独学で自分に合ったスタイルを見つけてゆくと言うのが一般的な剣の道だ。

その結果として、10代程度だと大器晩成型と早熟型の差があまりにも激しいので、戦技を交えた実践的な剣術ではなく、ただ剣を振るってその美しさを競う演舞的な意味合いのつよい大会が開催される。それ故の鑑賞会なのだ。

正確にはそれとは別に、実際に模擬剣を使って斬り合う剣術大会学生の部もあるのだが、そちらは言うまでもなくソーマが優勝している。

そんなわけで、この遠征においてソーマの次くらいにクラスメイトからの注目を集めているのが彼だ。その上、ワイルドな顔立ちであり、女子のクラスメイトからの人気もほぼ独占状態ーーソーマが手の届かない存在であるためーーにある。

ちょっと癪に障るぐらい秀でた人間でがあるが、それぐらい優秀でないとこの学園には入学が許されない。端的に言ってしまえば、この学園に在籍している時点で皆何かしらに抜きん出ているのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。