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関東荒野聖  作者: 東武瑛
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10/17

栽培の民

やがてボートは竹芝に着いた。

「ここから陸路行くと良いでしょう」 

ヘルメットを被った男は神谷に言った。

神谷は礼を行ってボートから降り、浜松町を目指した。

ここから第一京浜を行き、新橋に向かった。

新橋では烏森神社に行き、お参りした後、日比谷公園に向かった。

 日比谷公園ではテントを貼ったホームレスが炊き出しを行っていた。

公園では野菜の栽培が目立っていた。 

デンプンを発酵した酒を昼から飲んでいる者もいたが皆一様に大人しかった。

神谷に近ずいて来る男がいた。

「我々は栽培の民です。あなたも仲間に入りませんか?」

「何を栽培してますか?」神谷が聞く。

「主に大根とかじゃがいもですね。政府の配給はキングが1人じめしますので我々は自給自足の生活をしてます」男が言った。


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