86 ゴミ屋敷ダンジョン。我のものとなれ
茫然と床を見つめる俺に巨大な鎌の影が落ちる。
鋭利に曲がった影は俺の首に真っ直ぐに振り下ろされる。
ん?
押し寄せる絶望の影の中に光が瞬いた。
「!」
それは魔王アバドンの言葉の中にあった。
ただコア核を食べただけでは使い魔にはならない。
魔王アバドン本人が俺を主と認めぬ限り使い魔にならない。
つまり俺を認めれば使い魔になるということだ。
俺の思考が加速し、絶望が希望に反転する。
俺は迫る巨大な鎌をその刃ごと叩っ斬った。
同時にその向こう側のダンジョンの天井が分断され灰色の無が垣間見えた。
「なに?」
「ギョーリ?」
二人の美女の驚愕の声が響いた。
「なんだそれは?」
「ギョーリ」
「……」
俺の手には俺のイマジナリーウェポンである大魔王の剣――阿形と吽形があった。
「なななな、その剣は何だがね? 我は魔王なるぞ。その我の鎌を斬っただと?」
ついでに斬られた魔王アバドンの美しい髪がハラハラと舞い踊る。
「……」
俺は質問には答えない。
俺は寡黙で性格の悪いコミュ障ボッチなのだ。
わざわざ敵の質問に答える義務も義理も優しさもない。
ただ阿形と吽形の刃に魔王の驚愕の顔が映るだけだ。
そうこれは圧倒的無視。これこそが俺の真の姿。
最近はこの孤高感を忘れ、すっかり軟弱になっていた。
この全てを否定する、無慈悲な無視こそが俺の真骨頂。
「何だがねと聞いているがね」
魔王アバドンが叫んだ。
「なんだその剣は、何だそれはああああああ」
仕方がない。そこまで聞きたいなら答えてやろう。
「これはただの剣ではない」
俺は阿形と吽形を見ながらそう呟いた。
「なに?」
「ギャニ?」
二人揃って俺を見る。
「…………」
そして俺はたっぷりと間を開けてからこう言った。
「……これは大魔王の剣だ」
「はえ?」
「ギャエ?」
魔王アバドンとミルフィーが揃って綺麗な口を開けて固まった。
「大魔王様の剣?」
「ギャイギャオウのゲン?」
「そうだ……魔王アドバンよ。貴様はなんだっけか? そういえば魔王と名乗ったか?」
俺は阿形と吽形で魔王アバドンを指す。
「わわわわ、我は魔王アバドン。ススス全てを喰らいし魔王なるぞ」
魔王アバドンが噛んだ。
俺の得意技を奪うんじゃねえよ。
「……そうか。だがこれは大魔王の剣だ」
「!」
「魔王と大魔王、どちらが格上か……分かるな?」
「なに?」
「コホン。ヒ、控えおろう。この剣が目に入らぬか? これは大魔王の全絶滅剣と全殲滅剣であるぞ」
俺の声を合図にして阿形と吽形から膨大なメンタル霊が噴出し、魔王アバドンの髪を揺らした。
そこはスカートを、ぶわっとめくりあげるところだろう。
魔王アドバンは見た目美人だが中身オッサンだ。
危うく。オッサンのパンツ見るところだった。
「ここここ、このメンタル霊は?」
阿形と吽形から吹き荒れたメンタル霊で魔王アバドンの顔色が真っ青になる。
「……このメンタル霊は大魔王様の剣だがやああああ。どういうことだがね。意味が分からんがね。ワヤーだがね。ダチカンがね」
魔王アバドン、いや聖魔王アバロンがへなへなと崩れ落ちて床に膝を着いた。
「そうだ。何度でも言おう。これは大魔王の剣だ」
俺は横柄で横暴なテンドー君の喋り方を真似した。
俺が苦手な口を開いたのには理由があった。
使い魔にするにはクロミズのコア核だけでは足らない。
主と認める必要がある――魔王アバドンは自らそう言った。
既に魔王アバドンを使い魔にするための条件二つのうち一つはクリアしている。
残りはあと一つだけ。奴の心をボチッと折るだけだ。
もう少しだ。きばれ。余裕のボッチちゃんでここを乗り切れ。
まさかテンドー君の横柄な態度が役に立つとは思わなかった。
ありがとうテンドー君。俺に偉そうな態度をしてくれて。
ありがとう俺をイジメたイキリマスクズ達よ。
「何故おみゃーが大魔王様の剣を二振りも持っているのだがね?」
魔王アバドンが魔王の威厳をかなぐり捨てて叫んだ。
何で持ってるかって?
「くじで当たった」
「はい?」
「ギャイ?」
二人の美女が素っ頓狂な顔をした。
そう、このヤオロズウェポンである全殲滅剣と全絶滅剣は運転免許試験場のくじで当たったのだ。
しかも返品不可の不良景品だった。
「おみゃー、ふざけておるのか?」
他の新人霊トレーサー達は3Dプリンターで出力したのに俺だけくじだ。
確かにふざけている。
だがボッチ人生にふざけている余裕はない。
あるのは枕を涙で濡らす孤高のみ。
俺は無表情を維持する為にランドセルを背負っていた辛かった日々を思い出す。
今は心を鬼にして余裕のボッチちゃんでクールボッチフェイスで振る舞え。
「控えよ。魔王アバドン……いや聖魔王アバロンよゴブっ」
俺は大きな声を出して噛んだ。
「ケホッ、コホコホ」
久しぶりに大声を上げた俺の声帯が悲鳴を上げた。
くっ。少し喋りすぎたか。
「まさか、大魔王様の剣を持つおみゃーさんは大魔王様の生まれ変わり?」
魔王アドバンの俺の見る目が変わった。
大魔王の生まれ変わりだと? 違うけど?
「え?」
「よくよく見ればその凶悪な目付き。大魔王様にそっくりだがね」
「え?」
俺のこの細い目は爺ちゃんの目にそっくりらしい。
爺ちゃんは性格がねじ曲がり、犬のアッシュの糞は放置するわ、タバコはポイ捨てするわ、ゴミの日は守らないわ、ご近所から大魔王と言われても不思議ではない。
さらに姉ちゃんは女帝の暴君だから、俺が大魔王の生まれ変わりに間違えられてもおかしくはない。
だが残念ながら俺は普通のコミュ障ボッチなんだ。
俺が大魔王の生まれ変わりだったらボッチになんてなってねえよ。
ランドセルなんて運ばされてねえよ。
「……さあな」
だが俺は否定も肯定もしない。
ぶっきらぼうに、しらばっくれ、もったいぶった。
多くを語らぬのが日本男児ですたい。
「その多くを語らず、ぶっきらぼうな態度。まさに大魔王様」
「え?」
「ギャヘ?」
どういうこと? 大魔王様ってコミュ障ボッチだったの?
ははは。そんな馬鹿な。大魔王って魔王軍のボスだろ。ボスがボッチってあり得ないだろう。ナイスバディのダークサキュバスをはべらせたハーレム環境を作っているに違いないのだ。
だがクロミズはボスでボッチだった。
まさか大魔王様もボッチ種?
「ギョーリ? ギャサカ、ギョゲメンでギャイマオウ?」
ミルフィーが俺のことを尊敬の目で見る。
俺がイケメンで大魔王だったらボッチを拗らせてなんかいない。
「ギョーリ、ギョゲメンでボッチ」
ミルフィーが笑った。はいはい。俺はギョゲメンボッチですよ。
でも今は笑っている場合ではありませんよ?
「大魔王様がお隠れになって数十年、まさかこんなところでお姿を拝見するとはこれもまた運命だがや……」
魔王アドバンの声が震えた。
やったぞ。折ったぞ。
魔王アバドンの心をボチッとへし折ってやったぞ。
くっくっくっ。冴えわたるボッチ脳が導き出した作戦成功だ。
これでこいつは俺を認め、使い魔となったはずだ。
戦うことなく勝つ。それが諸葛孔明様の教え。
公司と孟子と老子の教えだったか? 何でもいいや。
勝ったな――俺の心の中で副官が笑った。
ああ、俺は艦長席で組んだ手に顎を乗せながら相槌をうった。
たわいない。魔王ともあろうものがこんなものか?
魔王とあろうお方がボッチの言葉にまんまと騙されてやんの。
受けるんですけど。くっくっくっ。
笑うな。このまま推定ボッチのクール大魔王様を演じろ。
まだ笑うな。もう少しだ。推せ。そのアバドンの心の中にある服従ボタンを押し込め。
「聖魔王アバロンよ。我のものとなれ」
俺は調子に乗って上から目線でそう言った。
「……クックックッ……ハッハッハッ。アーハッハッハッ」
うつむいた魔王アバドンが笑いだした。
俺の使い魔になるのがそんなに嬉しいのだろうか?
「うう、嬉しいだろう?」
俺は少しだけ噛みながらそう言ってやった。
よし。もう一押し。一ミリだけ押せば勝てる。
「ああ、嬉しいがや」
魔王アバドンが下を向いたままで言った。
「では俺の使い魔になれ」
「……積年の恨み、今ここで晴らすがね。死ぬだがやあああ。大魔王めええ」
「え?」
「ギョエ?」
魔王アバドンが爛々とした目で殴りかかってきた。
え? 意味が分かんないんですけど? 折れたはずだよね?
え? 大魔王様を尊敬していたんじゃねえの?
大魔王を恐れていたんじゃないの? 部下だったんじゃないの?
まさかの魔王アバロンの想定外の行動に俺は混乱し、キョドって焦った。
「よくもよくも、我をないがしろに愚弄し、無視してくれたがや。ここで死ぬだがや」
「え?」
魔王アバドンの拳が俺の頬に炸裂した。
同等かそれ以上の力を持つ者には加護は効かない。
俺は受け身も取れずに激しく吹っ飛んだ。
視界が回り、ゴミ屋敷ダンジョンの壁が迫る。
「くっそ」
俺はボットハンドを伸ばし、激突の衝撃を和らげる。
なんだ? 一体何がどうなっているんだ?
作戦失敗ボッチよ。
ボッチ君が笑った。
くっそ。まさか魔王アドバンが大魔王様に恨みを抱いていたとは盲点だった。
悪者は普通、上下関係に弱いはずだが?
だが下克上の世界ボッチよ。
「!」
強大な攻撃色のメンタル霊の塊が俺の目の前にあった。
魔王アバドンが手を前に突き出している。
くっそ。クロミズ。
俺の中のクロミズが咄嗟にその攻撃色のメンタル霊を喰らう。
「しねしねしね。死ぬだがねえええ」
魔王アバドンが続けて攻撃色のメンタル霊弾を放つ。
俺は避けることもできず、クロミズが全てを喰らう。
キレた魔王アバドンの動きが加速する。
その攻撃色を纏ったメンタル霊が膨張する。
強い。暴走逆切れモードにでも突入したか?
「さあて、どこまで耐えられるがや? 我は魔王だがその収納容量は大魔王様を超えているだがや。この時の為に貯めに為まくったがね」
どんだけ恨まれてんだよ大魔王。
俺は阿形と吽形を睨んだ。
二振りの剣がペロっと舌を出したような気がした。
「しねしねしねええ」
飛来する攻撃色のメンタル霊が壁を焼く、天井を破壊する。
俺はボットハンドを駆使して三次元軌道で逃げ惑うが数が多すぎる。
避けきれず俺に直撃した攻撃はクロミズが食った。
ゲフッとクロミズがゲップしたような気がした。
限界だった。さっきからクロミズには食わせっぱなしだ。
このままではクロミズの胃袋的が破裂してしまう。
「大魔王様。どこまで耐えられるがね?」
「くっそ」
「ギョーリ」
俺は阿形と吽形で飛来した攻撃色のメンタル霊をぶった切った。
四方に分かれたメンタル霊の破片が床に激突して大爆発を起こし、残りの破片の一部が後方のダンジョンを粉砕する。
「ギョーリ」
くっそ、そっちにはミルフィーがいる。
俺は慌てて床を蹴って、自分で分断したメンタル霊の破片に追いつくと、ボットハンドで掴んで食った。
「ギョーリ、ギョイシイ?」
ミルフィーが首を傾けた。
美味しいってそういう問題じゃない。
ちょっと危機感持ってよミルフィー。
いま、直撃するところでしたのよ。
「ギャテテ」
ミルフィーが反省する。
「どうするがね? 食う以外対処方法はないがね。少しでも触れたら大爆発するがね」
魔王アドバンがさらに攻撃色のメンタル霊――ええい長い。
略してアバ玉を放った。
これはまずい。本当にまずい。
だがどうする? このまま喰らい続けるしかないのか?
茫然とする俺に無数のアバ玉が襲い掛かる。
とにかく逃げろ。
俺は床を蹴って回避、壁を蹴って方向転換、天井を蹴って避けるが、俺の目の前にアバ玉が迫る。
だが直撃する寸前、クロミズが咄嗟に喰らう。
俺の中のクロミズが大きなゲップをしたような気がした。
クロミズの胃袋の限界が近い。
このままでは胃袋が破れてしまう。
どうする? 俺が回避しながら、アバ玉を避けながら必死に考える。
だが俺のポンコツボッチブレインは妙案もグッドボッチアイデアも出力しない。
このままでは――持たない。
そんな時、金色に光る触手が俺を突いた。
キンミズサマ? 何か用? カロリーバーが欲しいのか?
でも今は忙しいから後にしてくんない?
だがキンミズサマの触手が俺の視界を行ったり来たりする。
何? 構って欲しいの? 後でな。
今はクロミズのお腹が膨れて破裂しちゃうかもしれない絶対ピンチなのだ。
無敵のスライムのクロミズが死んじゃう大ピンチなのよ。
ジェラシー? でもキンミズサマも大事な俺のボットモだよ。
ん?
「いかに大魔王様の生まれ変わりとはいえ、これ以上は食えないはず。大食い大会では我が優勝していたがね。ガハハハハ」
魔王アバドンが綺麗な顔で変な声で笑った。
「喰らえ。これが我の持てる最大の……」
魔王アドバンの頭上にとんでもない大きさの攻撃色のメンタル霊が漂っている。
しかも大きいだけではない。圧縮されている。密度が高い。即ち強い。
「マシマシ縮退玉だがね」
くっそ、名前だけでお腹一杯の技名だ。
今のこの状態ではあのアド玉は流石に食えない。胸やけしそう。
「しぬだがねええええ」
縮退玉が俺に向かってゆっくり向かってくる。
死の重圧、行軍、死の宣告。
ダメだ。あれはダメだ。逃げろ。
死ぬ。俺はここで死ぬのか?
小学校時代に俺にランドセルを運ばせた川田君の顔が走馬燈のように駆け巡った。
あの野郎。仕返ししてやんからな。
こんなところでミルフィーを置いたまま死ねない。
俺は死んでも現実に戻るだけだろうがミルフィーは魔物だ。
死んだらメンタル霊となって消えてしまうだろう。
くっそ。どうする? 所詮見果てぬ夢だったんだ。
ボッチの俺が調子に乗った結果がこの様だ。
生まれてボチません。
俺が意気消沈の負け戦モードに陥ったその時。
「え?」
キンミズサマがまかせんしゃいと触手を出して、俺に激突する寸前の縮退玉をその金色の触手ゴールドボットハンドで撫でた。
「ん?」
「な?」
マシマシ縮退玉が消えた。
キンミズサマがゲップしたような気がした。
え? まさかキンミズサマが喰った?
そうだった。キンミズサマのことをすっかり忘れていた。
キンミズサマもクロミズと同等のヤオロズでありスライム種であり上位種。
アイテムボックスを持っていてもおかしくはない。
その収納容量も上位互換。
俺が感心していると、なんだか力が漲ってきた。
キンミズサマが喰ったマシマシ縮退玉のメンタル霊が俺にフィードバックされたのか?。
メンタル霊不足でお肌ボチボチだった俺の肌が潤う。
キンミズサマの胃袋はクロミズに比べて消化が早いようだ。
「食っただと? そんな馬鹿な! だがねえええ」
「ふん。その程度か?」
余裕を取り戻した俺は偉そうにふんぞり返った。
「なぜだがね? まさかおみゃーのその力、その異常な消化速度? まさかその能力は大魔王様だけではない?」
魔王アバドンが俺に指をさした。
「なななな、なんのことだ?」
俺は激しく動揺した。
こいつは馬鹿じゃない。
俺に別の加護があることを見抜いた?
魔王アドバンが俺をジト目で見つめている。
その何事も見通すような副会長のような目。
あれは鑑定眼? そっぽを向け。目を合わせるな。
そして考えるな。心を読まれる可能性もある。
俺は別のことを考えよう。
俺にはボットモ――ボッチの友なんていないよ。
ヤオロズの知り合いなんていないからね。
だがそんな寂しいこと言うなよ――とクロミズの触手がイエーイと振る。
応援するかのようにキンミズサマの触手オタゲーを披露する。
そこに元気を出せシャイボーイ――と黒牛守がムキムキの筋肉ポーズを披露した。
考えるな。別のことを考えろ。
だが俺の脳は一度妄想スパイラルに落ち込むと簡単には抜け出せない。
「複数の加護だと?」
「! くっ」
読まれた?
「しかも人神の加護も混ざっている?」
人神? ああ、キリヒメサマのことか?
あれはただのオシャベリサマだ。
「おみゃーは何者だがね? 大魔王様の剣を二振りも持ち、人の神をも味方にし、ハシヒメ種を使い魔にするおみゃーは何だがね?」
魔王アバドンが俺を指さして叫んだ。
俺は答えに困窮する。
なんて言えばいい? なんて答えればいい?
ヤオロズなんて知らないとでも答えるのか?
だが大事なボットモを否定なんてできない。
「ボッチ」
俺の代わりにミルフィーが答えた。
何でボッチだけ、訛らずに喋れるんだよ。
「……」
俺はミルフィーを睨む。
ミルフィーさん。余計なことを言うんじゃありません。
それに俺はただのボッチではない。
性格がねじ曲がったコミュ障ボッチキングだ。
期待のボッチ界のインフルエンサーと呼んでくれ。
「ギャテテ、ギャチガエタ」
ミルフィーが頭をぽこっと叩いた。
「……複数の加護持ち……そうか」
魔王アドバンが崩れ落ちた。
「だが、ただでは死なぬ。道連れだがね」
聖魔王アバロンが俺に抱きついた。
これはご褒美?
豊満な柔らかい胸が俺に押し付けられる。
もう一度問う。これはご褒美?
だが衝撃無効の加護で衝撃は襲ってこない。
だが美女に抱きつかれているという事実が俺のテンションをマックスまで上昇する。
だがこいつはオッサンだ。中身オッサンだ。
ハゲデブ臭いオッサンに抱きつかれているのを想像しろ。
「ええい、ははは、離れろ」
本当は離れて欲しくない。
だがこのままでは死んじゃう。
「このまま自爆するがね」
「ギョーリ」
「ええい離れろおおおおおお」
俺は聖魔王アバロンの暴走したメンタル霊に包まれた。
お読みいただきありがとうございました。




