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39 俺のパーティーは最強だった。

 試練のダンジョンのボス部屋に俺のボッチ高笑いが響いた。


「……」

「……」

「……」

「……」

「……」


 ボス部屋の外から俺の戦いの様子を眺めていた元パーティーメンバー達が沈黙した。

 コラコラなんか言えよ。

 ボッチじゃあるまいし。

 無視してんじゃねーよ。

 俺の十八番を真似すんじゃねーよ。

 無視は俺の得意技なんだぞ。

 無言の肯定、無言の否定……と無視はどっちにも使える最強のコミュニケーション手段なんだぞ。

 相手がどう受け取るなんて知ったこっちゃねえ。

 俺がどう受け取るかだけだ。

 え? 会話のキャッチボールが出来てないって?

 コミュニケーションになってないって?

 いいんだよ、そんなもん。

 俺は元々コミュ障なんだから、こまけーことはいいんだよ。

 無視は万能。

 無視こそが至高にて究極。

 そんな無視論に花を咲かせていると俺は残された金棒に気付いた。

 床には俺がオーバーキルした黒鬼の二本の金棒が消えずに残ったままだ。

 俺はその二本の金棒を手に取った。

 すると金棒がメンタル霊となって飛散し、空中へと舞い上がり、俺めがけて落ちて来た。

 何かの力が俺の身体に入って来る。

 メンタル霊が経験値となって俺に降り注いだ。

 俺は黒鬼の加護を手に入れたのだろうか?


「?」


 だが、クロミズとクロウスの時のような、キンミズ様のくれた金玉を吸収した時のような高揚感はない。


 まだ俺は黒鬼に認められていないのか?

 ……それとも、まさか。


「にににに、荷物持ち。やったな」

「やややや、やったな」

「知ってたよ。君はやれば出来る子だって」

「ちょっと置いてかないでよ」

「待ってそんなキモイ奴怖いよ」


 裏切りパーティーメンバー達が引きつった笑顔を浮かべながら俺に駆け寄ってきた。

 何だよ、俺の十八番の噛み噛みを真似んじゃねーよ。

 噛んでいいのは俺と生徒会長ぐらいなもんだぞ。

 しかも噛み方が甘い。

 芸人の噛みに影響されてんじゃねえ。

 そんな受け狙いの噛み噛みなんて真の噛み噛みには遠く及ばない。

 それよりも何よりも、元パーティーメンバー達のそのあまりの掌返しに俺の開いた口がふさがらない。

 こいつら一体どういう神経してんだ?

 俺のことを追放したよな。

 荷物持ちだって馬鹿にしてたよな?

 キモイって何回言った?


「……」


 俺は無言で睨んだ。

 気まずい空気が漂うが無視だ。

 気まずいどころじゃない憤慨してんだよ。

 俺は怒ってんだよ。


「ごめんよ。これは君の勇気を奮い立たすための作戦だったんだ」


 リーダーのセンが堪らず口を開いた。

 他のメンバーも慌てて、そうだと頷いた。


「……」


 いやいやいや、そんな訳あるかいな。

 いくら俺が純粋無垢のピュアボッチでもそんな言い訳を信じるわけねーだろ。


「さすがリーダー」

「素敵」


 いた。ビッチウィッチガールズはリーダーの嘘をあっさり信じた。

 イケメンは何を言っても許される。いつも正しい。

 可愛いは正義のメンズ版……イケメンは何を言っても正解。

 こんなん信じるのは、こいつらぐらいなもんだろ。

 ああ、イケメン好きな姉ちゃんもコロッと騙されそう。


「それにしても信じられない身体能力だな」


 ヤンチャ系アタッカーがフォローに回る。

 何勝手に当たり前のように仲間面してんだよ。


「ああ凄かったぜ。確か魔法も放ってたよな」


 イケメンガーディアンが俺の肩を叩く。

 気安く触んじゃねーよ。


「さすが僕が信じた仲間だ」


 リーダーのセンが手を広げた。


「……」


 ビッチウィッチペアは下を向いたまま無言だ。

 とっても面白く無さそうだ。

 安心しろ俺もそうだ。

 だがその無視の仕方はいただけないなあ。


「なあ、それよりあれなんて魔法だ?」

「悪かったって、そう拗ねるな」

「君は勇者にも勝てるかもね」


 イケメン達が俺を持ち上げる。


「キモイ」

「こんな奴」


 ビッチペア女子の俺への一貫したヘイト態度に尊敬を覚える。

 キモイ以外の言葉話してみろよ。

 バカの一つ覚えじゃあるまいし。


「僕を恨んでも構わない。キミの真の力を引き出すために鬼になったんだ」


 元リーダーのセンが白く光る歯を見せて笑った。


「……」


 いつお前が鬼になったっけ?

 そんな掌返しで俺が許すとでも思ったか?

 裏切りの代償は大きい。

 どうやって復讐しようか?


「……」

「いい加減、機嫌治せよ」

「そんなに怒るなよ」

「俺達仲間だろ」

「そうだぞ、水臭いなああ」


 ヤンチャ系イケメンとイケメンに左右から挟まれた俺は完全に恐喝の光景そのものだ。

 いやいや、いやいや、仲間だったけどお前らが外したんだろうが?

 こいつら頭おかしい。

 自分がやったこと覚えてないのか?

 なかったことにしようとしているのだろう。


「ちょ、あれ」

「何、あれ?」


 ビッチペアの声がした。


「なんだ、あれ?」

「え?」

「おいおいおいおい」


 叫ぶ元パーティーメンバー。

 俺は元パーティーメンバー達の視線の先を追う。


 ボス部屋に黒い煙が出現した。

 それも一つだけではない。

 いくつもの煙が同時に出現していた。

 メンタル霊が収束するのが感じられる。

 俺の中の黒牛守が歯ぎしりした。


「馬鹿な」

「そんな」

「ひっ」

「キモイ」

「……」


 なんと無数の黒い煙の中から今倒した黒鬼そっくりの黒鬼が出現した。

 しかも一体や二体ではない。

 数十体の黒鬼が現れたのだ。

 ボス部屋の中央付近にたむろしていた俺達は瞬く間に黒鬼に囲まれた。

 怖気づくメンバー達。


「なんだよ」

「どういうことだ?」

「おいお前、ボス倒したんじゃないのかよ」

「何とかしろよ。荷物持ち。ええ?」

「君は、まさかこれを知ってて僕達をボス部屋に……はめたのか?」


 リーダーのセンが俺を疑うかのような目で見た。

 そんな深プラン練れっかよ。

 一手先も読めない俺がそんな何手も先読めるかよ。

 お前らと違って俺は悪知恵働かねえってばよ。

 ボットモのコア抜き取って扉で挟むくらいの悪知恵ぐらいしかねえっつの。

 そりゃボスにしてはちょっと弱いかなって思ってたけど、やっぱりボスじゃなかったか。

 それに勝手にボス部屋に入って来たのお前らでしょ?

 俺何一つも悪くない。

 それどころかお前らにパーティー追放された被害者ですが?

 さっき自分達がやった所業をお忘れになってないですか?

 そして俺がボスを倒したと勝手に勘違いして入って来て俺に何とかしろって?

 何て横柄な奴らなんだ。

 お客様は神様だろって店員に横柄な態度をする俺の爺ちゃんでもそこまで横柄じゃなかったぞ。

 自分で注文間違えたのを誤魔化す為に怒鳴り散らした爺ちゃんよりひでーぞ。

 よく考えれば爺ちゃんも大概ひでーな。


「てめー」

「謀ったな」

「信じた僕が馬鹿たった」

「マジキモい、サイテー」

「キモイ。死ねばいいのに」


 それはこっちのセリフだ。

 こいつら大丈夫か?

 自分達が何したのか忘れてたのか?

 そんな政治家ばりの態度とってると支持率失うよ。

 いや、こいつら自分達が悪いと思わないからある意味幸せで、ある意味不幸な存在だ。

 怒鳴って恐喝し、自分の非を散らす。

 高圧的に人に命令すれば自分のほうが強いと勘違いする。

 怒鳴って謝罪を要求するだけ。


「……」


 これだから人間は嫌いなんだよ。

 俺はクロミズと黒牛守に語りかけた。

 他人は全員敵だと思えボッチ。


 あっ、生徒会長と副会長は別ですよ。

 俺の心の中で手を揉んだ。


「てめー何とか言え」

「てめー無視すんな」

「おいコラ聞いてんだろ」

「……」


 俺は勿論アクティブボッチスキル……無視で答えた。

 これが元祖無視だ。

 オリジナル無視をとくとご覧あれ。

 これが十年以上熟成された妙技……絶技無視だ。

 ただ、何も言わないのではない。

 この身体全体から醸し出す、話しかけるなオーラ。

 そして指先までピンと伸びたボッチポーズ。

 それらが微妙なバランスで醸し出されたのが絶技。


「おい、てめー何とかしろよ。てめーのせいだろーが」

「あれテメーが全部独りで倒せ」

「ああ、君ならそれが出来る。力を隠して僕らをあざ笑っていた君ならね」


 リーダーのセン。

 こいつは嫌な奴だがよく分かってるじゃないか。

 ああ、その通り、俺は一人で何でもできる。

 トイレだって一人で行けるもん。

 だからトイレさえも一人で行けないお前らとは違うんだよ。

 お前らはここで死んで試験不合格になればいい。

 助かるのは俺だけだ。

 お前らのようなゴミはここで死ねばいい。

 俺を酷い扱いしたお前らはここで死ねばいい。

 ボッチを舐めた代償は大きい。

 その身も挺して悔やむがよい。

 リア充には死を。

 陽キャには制裁を。


「……」


 だが俺のそのざまあ見ろという気持ちとは裏腹に、上級生達をボコボコにした時の後味の悪さがよぎった。


「……」


 黒鬼達が金棒を担いで俺達を囲む。


 さっさとやっちゃってください黒鬼の旦那。

 そいつらから先に血祭にあげちゃってくだせえ。

 俺は黒鬼軍に心の中で手を揉んだ。

 そんな奴ら助ける価値もない。

 口を開く価値もない。

 ……俺以外全員死ねばいいのに……。


 なのに……また頭にフラッシュバックが走った。

 泣いて助けを求める上級生の顔が受かんだ。


 大いなる力には大いなる責任が伴う。

 生徒会長のお胸の局部アップが浮かんだ。


「あああ、リーダーヤバいって」

「逃げよう。こいつ盾にして」

「どっちにしろ無理だよ。逃げ道がない」

「荷物持ち何とかしろ」


 好き放題言いやがって、俺はこいつらが嫌いだ。

 死ねばいいんだ。


「……」


 それでいいのか俺。

 俺はボッチで卑怯者だ。

 自分さえ良ければいいと本気で思っている。

 俺は他人の為に飯を食ってんじゃない。自分の為に飯を食い、自分の為に生きているんだ。

 だから俺以外の奴らがどうなろうと知ったこっちゃねえ。

 むしろ滅びろ。

 爆ぜろ。


「……」


 だからといって、こいつらと同じことをするつもりはない。

 俺は卑怯だが、卑怯者にはなりたくはない。

 黒鬼達がゆっくりと迫る。


「ひいい、来るな」

「くそ」

「こんなん倒せるはずがない」

「ひっ」

「グス」


 ガタガタ震え怯える元パーティーメンバー。

 こいつらがどうなろうと知ったことじゃない。

 俺にとってはそんなこと関係がない。

 だがそれではいけない。

 他人がどうなろうと知ったことじゃないけど、それではリア充達と同じになってしまう。

 他人の気持ちを、ボッチの気持ちを感じられない哀れな奴らと同じになってしまう。

 キモイ奴には何をしてもいい。

 キモイって呼べば何をしてもいい。

 こいつらは、そうやって他人を馬鹿にして生きて来たんだ。

 それがお前達のやり方だ。

 先に手を出してきたのはお前らリア充共だ。

 無害ボッチの俺が何したんだよ。

 そんな奴らを助ける理由がどこにも、微塵もない。

 だが……。


「……」


 弱肉強食。

 弱い者は死ぬ。

 だが俺にも弱い時があった。

 無抵抗で声も上げられず誰も助けてくれない時代があった。

 だからボスに怯え、ちびっちゃうくらい怖い気持ちはよく分かる。

 俺は心の中でボレボレだぜ――と掌を天に向けた。


「くそ」


 俺は罵った。

 今回だけだからな。

 感謝も謝罪もいらない。

 尊敬も謙譲も応援もいらない。

 これは俺が勝手にやることだ。

 俺は黒牛守に斧を出すように命じた。

 次の瞬間、俺の手に巨大な斧が握られていた。

 黒牛守の武器――キョダイモーモーアックス。

 俺の腕から力が抜け、斧を落としそうになる。

 え? そんな名前じゃない?

 なんか、黒牛守には俺の冴え渡るネーミングセンスが伝わらないらしい。


「なんて巨大なイマジナリーウェポンだ?」

「どこから取り出した?」

「マジ、キモいんですけど」

「君は一体何者だ?」


 元パーティーメンバーが色めき立つ。


 何者だって?

 そんなの決まっている。


 ただのボッチだ。


 俺は巨大な斧を構えながら心の中でそう答えた。

 黒鬼が俺の武器を見て唸る。

 何十体もの巨大な鬼が迫る。

 俺はイケメン達を庇うようで一人前に出た。


「……」


 そして振り返って、ここは俺にまかせろ……と心の中で叫んだ。


「グフッ」


 現実にはグフっとボッチらしく笑い声が出ただけだ。


「うわ」

「キモイ」


 即座に反応するビッチペア。


「なっ? まさか一人で?」

「君は僕達を助けてくれるのか?」

「なんて、なんていい奴なんだ」

「いや、キショイでしょ」


 背にイケメン達の声を受け、俺は斧を水平に構え……。

 そして迫る黒鬼を両断。


「グオオオオ」

「ひっ」

「きゃああ」


 黒鬼と後ろのビッチペアが叫んだ。

 上半身と下半身に分断された巨大な黒鬼の身体が宙を舞う。

 だがその運動エネルギーは残ったまま、その半身は止まらない。その慣性は失われない。

 黒鬼の上半身は俺の頭上を飛び越えて、何度かバウンドし、俺の背でぐちゃりと柔らかい音を立てた。


「ぐはあああ」

「ひいいいい」

「ふああああ」


 黒鬼の悲鳴にしては弱そうな悲鳴だな。

 黒鬼達が放心したように俺の背後を見ていた。

 俺の力に恐れを抱いたのだろうか?

 俺は振り返った。


「……」


 なんと黒鬼の上半身と床の隙間からイケメン達の顔が見えた。


「……」


 あろうことか黒鬼の上半身がイケメン達を押し潰していた。


「ぎゃあああ。痛い痛い」

「貴様あぁあああ」

「グギャアアア」


 黒鬼の上半身に潰されながらイケメン達が泣き叫んだ。

 イケメンが顔をぐしゃぐしゃにして泣きわめいている。

 あれ?


「ぷっ」


 俺は思わず噴き出した。

 こんなに気分爽快なことが他にあろうか? いやない。

 俺の心はとても清々しい高原の朝のように晴れやかだった。

 彼らが俺にしてきた仕打ちが走馬灯のように浮かぶ。

 ざまー。今どんな気持ち?

 罪と罰。因果応報。自業自得。

 身から出た錆。天罰覿面。

 俺が切れ長のボッチアイで侮蔑するように見ていると、黒鬼が煙となって飛散した。

 残ったのは潰されたイケメン達だ。

 そこは阿鼻叫喚の地獄絵図。

 子供のように泣き叫ぶイケメン達。

 魔法使いビッチペアクソガールズが涙をボロボロ流しながら回復魔法をかけるが全く効果がない。

 そりゃ無理だっぺよ。

 下半身潰れてるっぺよ。

 俺の中の村人Bが陽気に答えた。

 ビッチ糞ウィッチガールズペアが俺を睨む。

 親の仇を見るような目で俺を睨む。


「しねしねしね」

「あんたのせいで」

「まさか、君は……知ってて……俺達を殺すために」


 リーダーのセンが声を絞り出し、俺を睨んだ。


「さあ?」


 俺は二言で答えた。

 そしてセンは煙となって消えた。


「貴様絶対に許さねーからなああ」

「覚えとけ」


 そんな三下の捨て台詞を吐いたイケメン達が消えた。

 彼らを構成していたメンタル霊が飛散し、その存在維持が不可能となり、ダンジョンから弾かれた。

 だが安心するがいい。ここで死んでも現実では死なない。

 ただ二度とダンジョンに入れなくなるだけだ。

 いやー悲惨な事故だったね。

 まさか吹っ飛んだ黒鬼の上半身の落下地点に君達がいようとは、これは不幸なアクシデントだったね。

 だから十中八九俺のせいではない。


「あんたのせいよ」

「あああ、みんな死んじゃった。酷い。せっかくパーティーに入れてやったのに」


 ビッチペアが涙を浮かべ俺を睨んだ。

 黒鬼が金棒を振るった。

 その先はビッチペアだ。

 俺は咄嗟に反射的に黒鬼に黒牛守玉を放った。

 ビッチペアに攻撃しようとしていた黒鬼に命中し、その衝撃で黒鬼が吹っ飛び、手にしていた金棒を手放した。


 俺はスローモーションで落下する金棒の行方を追う。

 金棒は床でワンバンし、ビッチペアのその壱の頭に命中した。


「グフ」


 金棒は止まらない。

 その横にいたビッチペアその弐の顔にめり込んだ。


「ギャフエ」


 そしてそのまま倒れ、動かなくなった。

 ビッチズのメンタル霊が飛散する。


 ビッチペアが消えた。

 ダンジョンから消えた。

 偶然ってあるもんだね?


 それとも偉大なマーフィー先輩の絶技が働いたのだろうか?

 最善か最悪かの二択ならば必ず最悪になるというマーフィーの法則には逆らえない。

 従ってこれは俺のせいではない。

 俺は善意で助けようとしただけだ。

 俺を追い出したパーティーを助けようとしたら死んじゃった。


「てへっ」


 黒鬼達が一斉に俺を睨んだ。

 何その目は?

 何だその非難めいた目は?

 その目に俺のトラウマが掘り起こされる。

 学年全体でドミノを作っている途中で俺がくしゃみをして全部倒した時と同じ目だ。

 大縄跳びで俺が毎回引っかかって一回も飛べなかった時にされた同じ目だ。

 卒業先品のタイル張りのオブジェを躓いて倒した時と同じ目だ。

 クラスの美少女の体操服が消失した時と同じ目だ。

 でもそれは俺じゃない。

 そりゃ、ドミノ倒したのは俺のせいかもしれないけど、今回は俺のせいじゃないだろ?

 ちょっと勢い余っただけだろうが。


「……」


 黒鬼達が俺の十八番を奪い無言で俺を睨んだ。

 最強ボッチの俺はパーティーだと最低だった。

お読みいただきありがとうございました。

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