お買い物 お家に帰りましょう
はっきりと返事が出来ないまま、午前中に馬を預けた場所に戻ってきた。
私が曖昧な笑顔で言葉を濁すと、彼らは其れ以上追及してこなかった。
解らない。甘えるって如何したら良いの? 甘え方なんて知らない。
今まで一方的に何かを手にした事なんか無いもの、何時だって相手の望みと私の望みをすり合わせて調整してきた。
怖いよ。色々お願い事をして、与えられ、有頂天に成ってる時に、行き成り『今まで望みを叶えたんだから此れをしろ』とかって言われたら如何するの? 出来る事なら良いよ。
でも・・・ 出来ない事は? したくない時は??
初めから条件付けて。最初に対価を提示して。
私は親しい友人を作っては来なかった。大勢の中の一人。其れが私。
一応、友達も居たんだよ。でも、彼らは一人っきりの王様。
彼らは自分だけの世界に浸り込み、他を侵略する事は無い、同じ方向を向いてれば平和。違和感を持てば何時の間にか離れてる。だから良かったのだ。其れがルール。有る意味私と同じで自分だけで世界が固まってた。緩やかで穏やかな世界。
だから係わりが持てた。
干渉はしても過干渉はしない。意見を言い合っても強制は無く、聞き流すのが礼儀。
此れから如何しよう・・・・
「藤倉殿、何処まで行かれるのですか」
途中からボ~っとしてたみたい。腕を引かれなければ大通りを渡ってしまってたわ。見上げればバル様の困った顔が覗き込んでいた。
「お疲れなのですわ。さぁ、早く帰って休んで頂かなければ」
「さあさあ、荷造りは出来ています。直ぐ出発できますよ」
「藤倉殿、此方へ」
小さな荷馬車に、今日買った物が積まれていた。
其処から奥の場所に小さな馬場が有り、此れまた小さな馬が居た。
「・・・!!・・・ ポニー!? ん? もうちょっと大きいかな? 足も太いし・・・ 道産子みたい」
「小型に改良された運搬用の馬です。これに荷馬車を引かせます。シエル同様、貴女の専用にしますので好きな馬を選んで良いですよ」
!!!・・・ 私専用? ログハウスで飼うという事かしら? 確かに馬小屋は大きい物が二頭飼えるけど・・・
「飼い葉や敷き藁などは既に運ばせています。世話する者も此方から通わせますが如何しますか」
「いいえ! 私自分で世話したいです! 可愛い!♡ いや~ん、どの子にしようかしら、みんな可愛いわ」
いき成り柵に近付いた為か、馬達が逃げて行ってしまった。がっくしで有る、もっと近くで見たいのに、撫で撫でしたい。
暫くの間、悄気て眺めていたら、少しずつ馬達が近ず居てきた。どの子も可愛い。矢張り大きさは北海道の道産子と同じ位だろう。足が太く筋肉質ぽい。
静かにじっと眺めていたら、二頭の馬が柵近くまで寄って来た。一頭は斑のグレー、葦毛と云うのだろうか後に白馬に成るかも。もう一頭は真黒だ。漆黒と云う言葉が相応しい馬体は艶が有り、その鬣は鋼の様な色をしていて目を引く。
興味を持った事に気が付いたのか、黒馬が更に近づきその鼻を私に近付けてきた。
「君、カッコいいね」
馬にカッコ良いは可笑しいかな? でも私はそう感じたんだもの。
「体を小さいですが、馬力は有りますよ。今日買った荷物の二倍は運べます」
「ホントですか! 君、凄いんだね・・・」
結構買ったよ! 基本、粉文化。今の様に冬場は雪に閉ざされ家に籠る事を考えて、大きい袋で三袋買ったし、同じ様にローソクも大量に買っている。
そうだなぁー スクーター1台分の重量は優に有るはず。その二倍運べるなんて・・・
「藤倉殿に懐いた様ですし、その馬にしますか?」
「はい! この子にします! 宜しくね♡」
「では帰りましょう。昨日見た感じだと、不都合無く使えると思うので運び込んでしまえは大丈夫ですよ。三人ほど待機させていますから、直ぐに終わります」
至れり尽くせりです、如何しましょう・・・
答えが出ない時は、先送りにしましょう。今は楽しい事を考えるのだ。
お馬さん可愛いなぁ・・・・
短いけど、切り易かったのでここまでにします。
前回より間が開かなかった。ホッ!
麻奈が交流を持っていた仲間は、半分ニートとか、オタク(いろんなタイプがいますが)とか、
自分の世界を突き詰めて行って、余り他人に興味を持たない、異性が好きでも二次元限定などの人種などです。
私の友人に近い人がいますね~~
自分の世界観を語らせたら、一晩平気でしゃべりだ押してしまう。楽しい人です。
次も何時に成るか判りませんが、仕事の合間にのんびりと投稿していきます。宜しくお願いします。




