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コンプレックスな反逆者たち  作者: ゾンビ―鈴木
第二章・銃と機械の世界編
41/114

捜索する者たち

ゼウスを探すシアンとマゼンタ。

シアン達を探すイエローとジョヌ。

それでは、どうぞ

  Side:藍


 まったく、何時になったらゼウスに会えるのだ!

 さっきからオレ達は……


「いたぞ! こっちだ!」

「ニンゲン! ここで大人しくしろ!」

「抵抗すれば発砲する!」


 バン! バン! バン!


 複数のアテネ達と……


「ニンゲン、止まれ。ニンゲン、止まれ」

「射殺セヨ。射殺セヨ」

「ビーム使用、ON」

「ビームサーベル使用、ON」

「ファンネル、発射」


 変すぎる機械たちに追われていた。


「(ヒュン!)あぶね!? マゼンタほんとこれ大丈夫なのかこれ!?」

「まさか【熱線ねっせん】と同じようなことができるとは……侮れんな」

「感心してる場合かぁ! (ヒュン!)うお! (ヒュン!)ちょ! 今掠ったぞおい!」

「(ヒュン!)っと! とはいえ、平気で攻撃するという事はまだ重要そうなとこにはついていないという事だな」

「なに冷静になっ(ゴオオオオ!!!)てぇい!? おい今の当たったら消し炭になってんぞ、コラァ!!」


 とにかくいちいち相手にするのは大変なので、こうして追手の攻撃を躱しつつ逃げているのだ。

 なにせ倒せば向こうが爆発するのだ。下手に手をかけられない。


「……仕方がない。シアン! 一瞬だけでいい! こいつらの動きを止めろ!」

「なに! なんかあんのか!」

「ああ! 試してみるさ! 早く!」

「おう!」


 オレは走る速度をなるべく削らないよう振り向きつつ……


「こっちにくる『な!』」


音声砲(ソニックキャノン)】を放った。


「なに!」

「かは!」

「くっ!」


 突然見えない攻撃に一瞬だけ足を止める追手たち。うまくいったようだ。

 と、そこでマゼンタは……


「凍れ。【冷可視(ひやかし)】! 【凍息(といき)】!」


 マゼンタの視線と吐息によって……


「なに、体が凍って……」

「う、動かない……」

「続行不能、続行、不能……」


 追手は凍りつき、固まって、動けなくなった。

 そうか、動けなくすれば爆発しない。


「今のうちに急ぐぞシアン!」

「ああ!」


 時間が経てばおそらく復活するだろう。

 オレ達はいそいで進んだのであった。



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:黄


 アテネ達とジョヌとの戦い。

 その結果は……


「はっ! 俺様の大勝利でぇい!」

「うわぁ……」


 そう、何とも無残にもアテネ達は破壊され尽くしだった。


 四肢が分離したもの。

 頭をつぶされたもの。

 身体を貫通されたもの。


 もしロボットじゃなく人間だったらかなりホラーな映像になっていただろう。


「はっ! 先ぃ急ぐとするかぁ!」

「そうね……」


 いくら敵とはいえさすがに同情を禁じ得ないあたしであった。


「そういえば研究所って結構広そうだけどシアンとマゼンタを見つけ出す方法はあるの」


 いくらなんでも虱潰しはきつい。


「はっ! そんなのあれでぇい!」

「なによ」

「虱潰せばいいだろぉ!」

「やっぱり……」


 もうほとんど予想通りの答えにため息を出すあたしであった。



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:藍


 オレ達が研究所を進み続けた結果、最深部らしきところにある部屋の入り口を見つけた。

 なぜか取っ手のついていない両開きの扉の上にはこう書かれていた。


「“Demeter”………!?」

「どうやら違う機械にたどりついたな」


 結局ゼウスは何処に居るんだよ。


「折角だ。入るか」

「え、入るの? 無駄に時間を潰すんじゃあ…」

「あの女人形が俺達を入れると言った機械だ。知る必要があるだろ」

「それもそうだな。だが……」


 問題はこの頑丈そうな扉だが……


「マゼンタ。なるべく速く開けられるか?」

「ああ、なにやらかなりの熱反応が周りにある。処理に時間がかかる」

「構わない。頼む」

「わかった。【冷掌(ひえしょう)】」


 マゼンタが作業を始めた。

 オレは見つかるまでの時間稼ぎに…


「【無音化サイレント】」


 作業音でばれないようにした。






 ……しばらくして。


「開いたぞ、シアン」

「よし、いくぞ!」


 そして、その扉を潜り抜け、見た物とは……










 もう一つの扉だった。


「ってそんなオチ!?」


 まさかもう一個扉があるとは思わなかった。

 おい! 今の空気返せよ!


「厳重だな。相当重要なものってことだな」

「感心してる場合か!?」


 そう言っていると……


『おい! この先はどうなんだ!』

『まだ探してないようだが……』

『おい! 確かこの先は……!』

『いかん! ニンゲンにあそこへ行かせるわけには……!』


 あ、やば。

 またアテネが来てしまうよ。


『今の声はなんだ!』

『あっちから聞こえたぞ!』

『まさか、行くぞ!』


 あれ?

 アテネ達は全く違うところへと行ってしまった。

 疑問に思ったがチャンスだ!


「マゼンタ。急いでくれよ!」

「ああ! もちろんだ!」


 さて、と……

 オレはもう一度時間稼ぎをすることになったのであった。



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:黄


「って、何でここに到着しちゃうのよ!」

「俺様が知るかぁ!」


 なんと言うか、研究所でアテネ達やロボット共に追われ、撃退しつつ、研究所内を駆け回っていたが。


「あいつ等ホント何処に居るのよ――――――――――!」


 シアンやマゼンタが一向に見つからなかった。


「今の声はなんだ!」

「あっちから聞こえたぞ!」

「まさか、行くぞ!」


 あ、やばい。


「おいお前ぇ、ずいぶん勇気あることするなぁ」

「うるさい! 今苛立っているのよ!」


 ホント何処に居るのよあいつら……!

 と、ここで


「あん?」

「ん? どうしたの」

「いや、ここ……」


 ジョヌがなぜか壁に近づくと……


 ドゴォン!!


 壁を叩き破った。


「って、何してんの!?」

「いや、怪しそうだったからつい」


 ついって……

 すると突き破った壁の中には……


「え……!」


 なぜか隠し通路があった。


「はっ! ここにいるかもなぁ!」

「ちょっと待って! あいつ等そんなに頭良くないからここにはいないって!」


 微妙にひどいことを言いつつあたしは隠し階段を降りるジョヌについていった。

それぞれの行先は……

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