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コンプレックスな反逆者たち  作者: ゾンビ―鈴木
第二章・銃と機械の世界編
36/114

疑問の追及

イエローはこの世界を知るため研究所へと行きます

それでは、どうぞ

  Side:黄


 この世界を滅ぼした元凶であるあれを詳しく知るためにあたしは町の端にある研究所へと向かった。

 その道中、


「ねえあんた」

「んん?」


 あたしはジョヌに問いかけた


「あんたってあたしたちと闘うためにここに来たんだよね。でもそんなことして大丈夫なの」

「あぁ? 大丈夫って?」

「別の世界に行くことはいけないんじゃないの?」


 ヴェールも確かそれでブルーに……


「はっ! ンなもん決まってる!」

「へえ……」

「大丈夫じゃねぇに決まってんだろ」

「大丈夫じゃないのかよ!」


 まさかヴェールに続いて平気で違反する天使がいるなんて…


「そうまでしてあたしたちが許せないの?」

「許せない? はっ! 違うな。そんなの楽しそうだからに決まってんだろ!」


 …………は?


「楽しそう…………?」

「あぁ! なんせ神に逆らったぁ挑戦者。そんな面白れぇ者どもと闘ってみてぇたぁ思うだろ!」

「えー…………」


 それって完全に………


「なにせぇここ最近強い奴たぁ闘ってねぇもんでぇよ。久々に楽しめると思ったんだがぁよ」

「……………」


 自分の都合じゃん!


「はあ………」


 まさかこんな戦闘狂みたいな天使がいたなんて……


「ついたぞ。ここだ」

「うん?」


 いつの間にか研究所についたようだ。


「入るぞ」

「う、うん」


 面倒なことになったわね。

 あたしはそう思い、研究所の中に入っていったのであった。



――――――――――――――――――――――――――――――



「なんか不思議なとこね。あたしたしがいた世界では考えられないデザインね」

「はっ! そりゃ、場所が違えば考えが違うってものよ! 一か所に留まるだけじゃあ新しい考えは開けないってね」

「ふーん」


 場所が違えば、か。

 というか、


「なんかここ、すごく荒れてない?」

「ああ。荒れているなあ」


 なんというか、ここで激しい戦闘にあったみたいに。


「今あたし達どこに向かっているの?」

「なに、もうすぐわかる………ここだ」


 ジョヌが案内したのは巨大な鉄の扉だった。


「………開かないわよ」

「あぁ」


 もちろん開かなかった。

 ってか取っ手がないのにどうやって開けるの?


「邪魔でぇ」


 ドゴン!


「え……!?」


 ジョヌが足で蹴って扉をぶっ壊した。

 あんな分厚い鉄の扉を……

 ……ってか普通に開けなさいよ。


「ここだ」

「ここって……」


 不思議な所だった

 周りには見たことがない物があふれていた

 その中でも一番目立っていたのが、


「なによ、あれ……」


 それは壁に設置された巨大な何かだった。

 その何かの下にはよくわからないものが設置されていた。


「……って説明にもなってないわね」

「お前ぇは初めて見るものだな。これは“モニター”っつってよ。ここの操作盤を使えば…」


 ジョヌがその操作盤らしいものをいじった。

 すると、


 ブンッ!


「…………!」


 モニターとやらに巨大な絵が映った。

 それはとてもきれいな絵だった。


「いったいどうなって……」

「驚くのも無理はねぇが……これだ、よく見ろ」

「これって……」


 日記?


「こいつにこの世界を滅ぼしたあれ(・・)の事が書いている」

「これに……」


 あたしはモニターに注目したのだった。



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:藍


 う……うう……

 オレは意識を取り戻し目を覚ました。


「オレは…………」


 いったい何を……? そう思っていたが


「目を覚ましたかシアン」


 俺の横からかけられた声。

 そいつは……


「マゼンタ」

「そうだ。俺だ」


 イエローは……いない。

 そうか、たしかオレ達は……


 鉄の箱に腕を掴まされる。

     ↓

 電気ショックを与えられ、気絶する。

     ↓

 連れていかれた気がする

     ↓

 そして、現在では……


 オレはあたりを見渡した。

 ここは……


 ……牢屋だった。


「ってなんでだよ!」

「そりゃあ囚われの身だからな」


 ちくしょう。オレ達が何をしたんだってんだ!

 この世界と言い今のオレ達といい……!


「なんなんだよこの状況! 誰かオレに説明しろや――――――!!」

「だそうだ。頼むぜ」

「え?」


 マゼンタ、誰に言ってるんだ?

 オレはマゼンタの視線を追ってみると……


「おはよう。お目覚めかしら? ニンゲンのおチビちゃん」


 牢屋の前に少女が立っていたのだ。

 そいつは灰色の長い髪に画期的なスーツを着た大人びた容姿の少女だった。

 ……ってか、


「さっきの少女!? お前オレ達を攫ってなにを……!」

「うふふ、違うわ。あれは自分じゃないのよ」


 …は?


「嘘つけ! 容姿から服装までそっくりじゃないか!」

「ふふ、確かにあれはある意味自分ではあるけど、自分ではないの」

「なによくわかんないこと言ってんの! 別人だっていうのかよ!」

「まあ、疑問に思うのも無理はないわね。でも、自分も驚いているのよ」


 あぁ? 何に?


「そこのニンゲンの男に聞いたわ。あなた達、違う世界から来たのでしょう」

「!」


 それって……


「いいわ。丁度おチビちゃんも目を覚ましたようだし、教えてあげる。この世界の事も、自分の事も」


 少女はそう言って自己紹介をした。


「自分の名はAthene-9073よ。よろしく。ちなみにあの街であったのは9054よ」


 その数字はなに?


「そしてようこそ私たちの世界へ。あなた達に教えてあげるわ」


 と、オレが疑問を残したまま少女は語りだした。


「この世界はどんな世界でなにが起こったかを……」


 この世界の事情を。


「いったい何が……」


 どうなっているんだ……?

目の前の少女は何者か

それは次回へ

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