表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コンプレックスな反逆者たち  作者: ゾンビ―鈴木
第一章・剣と魔法の世界編
30/114

vs 雷獣1

雷獣と闘い始めた三人だが……

  Side:藍


 オレ達は今現在、こうして雷獣と闘っているのだが……


「『く!』『ら!』『え!!』」

「があああぁぁぁぁぁぁぁお!」

「【熱視線ねっしせん】!」

「ぐるあああああぁぁぁぁぁ!」

「【引する重力の爆弾(グラビトンボム)】!」

「ぐおおおおおおお!!」


 ちっ! 全然効いてないぞ!

 しかも見かけによらず速いおかげで【引する重力の爆弾(グラビトンボム)】が当たらない!

 当たったとしても雷だから再生しやがる。


「どうすればいいってんだよ!」


 その時だ。


「ぐあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「「「!?!?」」」


 な、なんだ……?

 体の動きが……おかしい!?

 なんで腕を動かそうとしたら足が動く!?


「があああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁお!!」

「! ぐっ!」

「うわっ!」


 ……そうか! 今の咆哮は恐らくオレ達の身体を電気でおかしくしているのか!

 だったら、


「【撹乱不快音波(ブラックノイズ)】『!----------!-------!------!』」


 荒療治だがこれなら……


「……よし!」


 元に戻った!


「があああああああああっ!」

「っと!」


 当たるかよ!


「【超絶崩壊音声砲(ハウリングボイス)】!『ああああああああああああああああ!!!!』」

「がお!!」


 強力な大技を雷獣にかます!

 これでどうだ!


「ぐあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁお!」

「っちぃ!」


 外したか! ってか速すぎる!

 一体どうすれば……!

 と、ここでマゼンタが。


「おい! だれでもいい! あの獣に妙な所はなかったか! 少しでもいい、教えろ!」


 妙な所?

 弱点の事か?


「あ! そういえば!」

「なんだ!」


 意外なことに答えたのはリヴィアだ。


「あの、関係あるかどうかは解りませんが。この山を登るときにところどころに結界の支点があったのです!」

「結界の支点だと?」

「はい! 見たことがありませんでしたが、神殿の方たちが新しく創ったのかと思ったのですが……」

「いえ、リヴィア様。そのようなことをした覚えはありません!」


 と、いう事は……


「ならその結界の支点を破壊しに行け! おそらくそれが雷獣を倒す鍵だ!」

「わ、わかりました!」

「司祭とかも王女についていけ! こっちの方はなんとかする!」

「はい! わかりました!」


 ってことはこっちは……


「シアン! イエロー! 聞いたか。今は時間稼ぎだ。神殿を壊さず、なおかつ俺達がやられないようにしろ!」

「「わかった!!」」


 こりゃあ厄介な戦いだ!



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:リヴィア


「皆さん! この模様です! 木の幹にこの模様が書かれていますので探し出して破壊してください!」

「「「はい!」」」


 今、私たちは結界の支点を破壊しに捜索しています。

 ただ、支点なのでいくつかは解りませんので、分散して捜索します。


「どうか、間に合ってください!」


 私も最初に見かけた模様を壊すために急いで行きます。


「リヴィアさま、いったいあの者たちは何者なのでしょうか」


 フォルド司祭は私に聞いてきます。

 そういえばフォルド司祭はずっと神殿にいましたね。


「あの方たちは私の恩人です。私だけじゃない、ラヴィニスやお兄様の恩人でもあるのです」

「なんと! 騎士様や王子殿下の恩人とは! 人は見かけによらないですなあ」

「はい。そうですね。っと、そろそろです。確かこのあたりに…」


 確かこの木の上あたりに…


「ありました! この模様です。これを破壊すれば…」


 ……ヒュ!


「……!? リヴィア様、伏せてくだされ!」

「え……! きゃ!」


 私はいきなりフォルド司祭に押し倒されます。

 いったい何が、と私が見たのは……


「え!?」


 なぜか、模様が描かれた木を除いて周りの木が刃物で斬られたようにバッサリと切られていました

 え?なにがいったい……そう思っていると、


「リヴィア様。あれを見てください」

「……! あれは!?」


 そこにいたのは、フェレットのようなものでした。

 しかし、普通のフェレットとは違い、体から大きな刃が生えていたのです。


「フォルド司祭、あれは何なのでしょうか?」

「解りませんが、おそらく模様を護っているのでしょう」


 なんという事です。折角手掛かりが見つかったというのに……


「いえリヴィア様。そう悲観するようなことではありません」

「え?」

「あの模様を護っているという事はつまり、あの模様は重要だという事です」


 そう言うと、フォルド司祭は懐から杖を取り出しました


「リヴィア様。回復魔法で援護をお願いできるでしょうか」

「はい。できる限りのことをすべてやります」

「では、お頼みもうしたぞ」


 そう言った瞬間、フェレットのようなものも動きます

 私たちは迎え撃つよう気を引き締めました。



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:藍


 さて、リヴィアが結界の支点を探してからしばらくして…


「う!

「くっ!」

「はあ、はあ、はあ、」

「がああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁお!」


 そろそろ疲れてきたぞオレ達

 こいつ全く怯む様子がねえ


「こうなったら……」


 イエローが両手を組んで力をためる。


「イエロー、まさか!」

「そうよ、そのまさかよ! 時間稼ぎを頼むわ!」

「待てよ! 方向間違えたら神殿が巻き込まれるぞ!」

「だからそうならないように誘導も頼む!」


 ちっ! しょうがないが


「マゼンタ!」

「わかった! なるべく巻き込まないように誘導をするぞ!」


 まだまだ戦いは終わらない

 

間に合うか……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ