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コンプレックスな反逆者たち  作者: ゾンビ―鈴木
第一章・剣と魔法の世界編
31/114

vs 雷獣2

イエローの切り札、それは…

それでは、どうぞ

  Side:黄


 何とか力は溜まった。あとは発動するだけだが……


「があああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁお!!」

「まずい! シアン、離れて! このままだと巻き込んでしまう!」

「んなこと言っても……!」


 いけない! 早くしないと……


「早くして! 発動してしまう……」

「ちっ! こうなったら!」


 するとマゼンタがシアンに向かって石を投げた


「ごっ!」


 余りの剛速球に吹き飛んだシアン

 ってかどんだけすごい剛速球なの


「今だ! やれ!」


 マゼンタはすでに退避済みだ

 よし!


「【全てを飲み込む黒い穴(ブラックホール)】!!」


 すると、あたしの両の手のひらから黒い穴が出現する

 そして、目の前にあるものを吸引し飲み尽くす


 グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

「がああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?」


 くっ! 頼む! 持って! 持ちこたえて!


「はあああああああああああああああああああ!」

「がああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁお!!」


 そして……



―――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:リヴィア


「はあ……はあ……はあ……」

「フェルド司祭!」


 このフェレット、強い……!


「リヴィア様、大丈夫ですか!」

「ええ…ですがこのフェレットは……」


 未だに模様には手を付けられません

 どうすれば……!?


 ヒュ!


「いけません! リヴィア様!!」

「しまった!」


 フェレットがこちらに向かってきます。

 もうだめか。そう思いました。

 その時です


 ガキィン!!


「「!!」」


 誰かが割り込んできてフェレットを弾きました。

 いったい誰が……


「無事ですか。リヴィア様」

「ラヴィニス……!」


 ラヴィニスだけではありません。いくつかの騎士たちもいます。

 どうしてここが……!?


「なぜ、と言う顔をされてますね。それは今日が誕生祭なのにリヴィア様がおられないからですよ」

「あ……」

「それで思い当るところと言えば、この頂上にある神殿かと思ったんだが……これはいったい?」

「そうです! 聴いてください! 大変なことになったのです」


 私はラヴィニスに一通りの説明をしました。


「頂上で大きな獣が暴れている……!?」

「そうなんです。それを止めるにはこの模様を破壊しないといけないのですが……」

「なるほど。あのフェレットのようなものが邪魔しているという事か。それもいくつもか…」


 そのあとラヴィニスは他の騎士に指示を出します


「ここは私に任せて君たちはそれぞれ分けて、ほかの模様探しをしている者と合流し援護しろ!」

「は! しかし、ラヴィニス殿はまだ病み上がりなのでは?」

「問題ない! 早く行け!」

「はい!」


 ラヴィニスの指示により、ほかの騎士たちが行きます。


「ラヴィニス……」

「私もあの者たちには恩がありますゆえ、ここで返さなくては騎士の名折れです!」

「わかりました! けど、無理はしないでください!」

「わかりました。リヴィア様の命とあらば!」


(皆さん! もう少しだけ持ちこたえてください!)


 ラヴィニスも加え、もう一度フェレットに挑んだんだった



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:藍


 結果だけ言うと失敗だ.

 いや、初めは苦戦したが何とか雷獣をイエローの【全てを飲み込む黒い穴(ブラックホール)】で飲み込むことはできたのだ。

 あの技は飲み込んだやつがどこに行くかはわからないからなぁ。

 ではなぜ失敗かと言うと……


 ビリビリビリビリビリビリ!!


 どこから来たのか電気が集まっている。もう一度雷獣を造るようだ。

 ちなみにイエローはと言うと……


「……………」


 力を出し切ったのか一歩も動けない様子だ。

 ちなみに電気が集まっているところを邪魔しようとも思ったができなかった。

 電気の塊にすべしことはないという事だ。


「シアン……」

「マゼンタ……」


 オレ達もまた疲れた状態だ。正直あとどれくらいかはわからないが。

 すると集まった電気が形を変え獣に変わりそうだ。


「ちい!」


 こうなったらとことんやってやる!

 ぶっ倒れるまでやってやるぞぉ!

 そう思ったのだが……


「……………!?」


 ん、なんだか急に集まった電気が不安定になっているようだ。

 まさか……


「シアン! 王女がやってくれたんだ! 【超絶崩壊音声砲(ハウリングボイス)】でとどめを!!」


 リヴィアがやってくれたのか!

 なら……


「これで終わりだ! 【超絶崩壊音声砲(ハウリングボイス)】! 『うあああああああああああああ!!!!』」

「!!!!????」


 オレの攻撃に電気は、ばらばらに散っていく……

 まだだ!


「『うああああああああああああああああ!!!!』」


 いっけええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:リヴィア


 ようやくです。ラヴィニスの助けもあり、ようやく模様を破壊することができました。

 ああ、何だか立ちくらみが……


「リヴィア様! 大丈夫ですか!?」

「あ、はい。立て続けに回復魔法は、きついです」


 とはいえこれで結界の支点は破壊した。

 ほかの所も同じく破壊できたようなので……


「行きましょうラヴィニス。このまま頂上へ……」

「リヴィア様! お休みになられた方がいいのでは…」

「……嫌です」


 休むのなら……


「皆さんを……送るようにしてからです」

「リヴィア様……わかりました。なら失礼します」

「え、何を、きゃ!?」


 するとラヴィニスが私を抱えて、頂上へ上りました


「このような無礼をお許しください。しかし、お急ぎでいるのなら……」

「ラヴィニス……わかりました。少しだけ、お願いします」

「わかりました」


 とにかく急いで頂上を目指します。

 皆さん、無事でいてください!

 どうか……



――――――――――――――――――――――――――――――



  Side:藍


「はあ……はあ……はあ……はあ……」


 目の前は大きくえぐれた地面

 そして、横たわるオレ達


「や、やったのか……?」


 オレの問いかけに、


「ああ、奴はどこにもいない。やったのだ俺達」


 答えたのはマゼンタだ


「し、神殿は?」


 オレは確認するように神殿を見る

 それは……


「……よかった……」


 一部破損があるが、

 基本的には無事の様だ。

 つまり……


「マゼンタ。オレ達……!」

「ああ、どうやら守り切れたぞ」


 そう言われ、歓声を挙げようとしたが……


「あ…………」


 ふらついてしまい、倒れてしまう。

 しまったな、力を……使いすぎ……た……

 オレやおそらくマゼンタやイエローも力を使い果たし、意識を失ったのであった。

次回、別れの時

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