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突然の婚約と入籍の経緯
「確か、従兄妹のお兄さんは、
付き合ってる相手が居たんじゃ無いの?」
最期まで
一縷の希望を託して
彼女が否定してくれるはず
と苦しい声で問いただす私
見苦しいとは思いながらも
そんな事は言ってもいられない
しかし現実は残酷だった
「本当に、いきなりで、ごめんなさい」
最初に出逢った頃の彼女のように
他人行儀な言い方は
残酷にも
今の状況を裏付けていた
「お婆ちゃんが寝たきりになって
お兄さんの婚約が破談になって
とりあえず、お婆ちゃんの元気なうちに
私と婚約という形だけのつもりだったの」




