第38章 美織秋の全国コンサートツアー始まる
珍しく事務所に全員が揃ってランチをしていると話題は美空のシングル曲の販売実績だった。初週売り上げ10000枚とストリーミング10000ダウンロードであった。「美空は誰の歌が好きだ?やっぱり路上ライブで歌っていた、今井美樹か?」社長が美空の顔を見て静かに微笑んだ。「はい!歌いやすいし、昔から好きで聴いてました。」美空は社長の顔を見て優しく微笑んだ。「そうか?カバーアルバム出してみるか?レコード会社はユニバーサルミュージックジャパンだな?交渉してみっから?」社長は美空の顔を見てニカッと笑った。「お願い致します。」美空は社長の顔を見て優しく微笑んだ。社長はすぐに電話を取った。ユニバーサルミュージックジャパンへとカバーアルバムの了承を受けた。「美空、カバーアルバムのオッケーが出た。1週間後レコーディングするから練習しておけ?毎日、スタジオ使って良いぞ!カラオケあるから使い放題だ!」社長は美空の顔を見て優しく微笑んだ。
美織は秋のコンサートツアーの準備の為都内のスタジオを借りてリハーサルをしていた。北海道から全国47都道府県へまわる約2カ月の予定であった。9月1日の北海道札幌コンサートホールkitara2000名を皮切りに梅澤美織秋のコンサートツアーが始まった。全ての会場はソールドアウトになっていた。美織は札幌の舞台に立った。拍手喝采が鳴り止まないホールの中にいた。オープニング曲は【ビーラブドラバーボーイ】から始まった。アンコール曲【the smell of autumn】で終わると観客はスタンディングフォーベーションで美織を称えた。これを47都道府県で行う。沖縄まで下り、最後は渋谷文化村オーチャードホールでコンサートツアーを終えた。美織は全国のファンと触れ合うことが出来て大満足だった。最終日は体重が10キロも落ちていた。打ち上げは銀座の料亭で盛大に行われた。「美織、2カ月間お疲れ様でした。大成功だったそうだな?筒井マネージャーから聞いた。」社長は美織の目をじっと見つめて笑顔で美織を抱きしめた。「美織さん。コンサートツアーご苦労さまで御座いました。」美空は笑顔で美織の顔を見つめて二人は抱き合ってハグをした。「最終日の渋谷文化村オーチャードホールは見に行きました。最高でした。私もやりたいなあ?」美空は美織の目をじっと見つめた。「美空さんもアルバムの方はどうよ。」美織は美空の目をじっと見つめた。「まあまあかな?」美空は微妙な表情で謙遜したが初週売り上げは良い線行っていた。「私、ストリーミングしてずっと聴いて居ましたよ。」美織は美空の目をじっと見つめてニカッと笑った。「今井美樹さんは上手いからどうかな?と思っていたが全然いけたね。大したものだ?」美織は美空の目を見て笑顔で微笑んだ。美空のコンサートもクリスマスの日に行われる事が決まったのは紅白歌合戦とレコード大賞の出場が決まったすぐのことであった。美織は紅白歌合戦とレコード大賞の出演は勿論の事で3年連続出場だった。こうして、二人の年末は決まった。美空のクリスマスコンサートが25日に開かれた。チケットはソールドアウトにはならなかった。美織はPAルームの脇で観覧した。オープニング曲【solitude】で始まった。美織の歌【ビーラブドラバーボーイ】や【スティルラビンユー】などを歌った。残りは今井美樹のカバー曲を歌い。アンコールに第2弾シングル曲【blue sky blue】を初披露して、スタンディングフォーベーションで拍手喝采の中コンサートは終了した。31日大晦日の日は二人で行動した。まず、TBSのスタジオでレコード大賞受賞式、久保美空最優秀新人賞を取った。梅澤美織は最優秀歌唱賞を取った。2年連続レコード大賞受賞とは行かなかった。社長から今年は他に譲ってやれと言われた。お金が裏で動いていたらしい。それが終わるとそのままの衣装で筒井マネージャーの車に飛び乗りNHKホールへと向かった。美空は遠藤マネージャーの車に乗りNHKホールへと向かった。二人は同じ楽屋だった。美空はレコード大賞新人賞を取って浮かれていた。紅白歌合戦の舞台に立った二人は満足して1年を閉めた。今年も紅組が勝った。美空は仙台へ行く帰りお正月を家族と迎えた。美織は新潟に帰り家族でお正月を迎えた。二人とも10日まで休みであった。




