第30章 カバーアルバムが発売される 新潟凱旋コンサート
9月3日美織のカバーアルバム美織ジャパンディーバカバーコレクションが発売された。例の通り渋谷のCDショップで即売会イベントが開かれた。いつもと同じ行列が出来た。開店30分前に急遽お店を開けた。閉店までに3000枚を売り上げた。
9月21日、に向けてコンサートのリハーサルを念入りに行われた。会場は新潟芸術文化会館キャパ868名であった。多分、美織のコンサートを初めて見る客が大半を占めると思われセットリストも今回発売されたカバーアルバムからとオリジナルアルバムからの選曲になった。アンコールでホイットニーヒューストンのオールウェイズ・ラブ・ユーとオープニングのセリーヌディオンのマイ・ハート・ウィル・ゴー・オンで構成された。9月10日現在チケットはソールドアウトになっていた。転売ヤーも出だした。社長は転売ヤー対策は何もしていなかった。社長は悔しがっていた。美織は新潟には前乗りをして実家に泊まった。「お父さんお母さん、私に提案があるの!社長とマネージャーの筒井さん。月岡温泉に泊まって、ゆっくりしてもらいたいの私がお金払うからお父さんお母さんの招待だと言って誘ってほしいの?どうなな?」美織は父親と母親の目をじっと見つめた。「美織の気持ちはわかった。やってみる。メンツは俺達家族四人と社長とマネージャーの合計6人だな?月岡温泉華凰にするか?我々も行った事ないから丁度良い。超高級ホテルだらな?社長達来てくれるかな?キャンセルは勘弁してもらいたい。美織その変を上手く話を通しておいてくれよ。」父親は美織の目をじっと見つめた。「わかった。根回ししておくから。日頃の感謝をこめてね。」美織は父親の顔を見てニヤリと笑った。「お父さんお母さんに相談があるの?私、後2年で大学卒業じゃない?その後大学院に残ろうと思うのよ。私の人気もソロソロ頭打ちだし。社長も早く見切りをつけると思う?だからこのところCD出しまくっているでしょう?今が旬だから儲ける時に儲けると言う考えなんでしょうけど?私芸能界に未練はないから、何時辞めても良いように資格をとっておくから。大学院まで行くと結構就職口が広がるから。私はそのつもりよ。前も言ったけど新潟に戻って音楽の先生やりながら作詞作曲が出来たらと考えているわ!だから、公立の学校じゃ副業出来ないから私立の中学校ね。将来の事も考えているから。結婚はそれからね。ごめんなさい。」美織は父親と母親に自分の考えをさらけ出した。「美織、お父さん達は、お前の考えを支持する。すきなようにやれ!悔いのない人生を歩みなさい。歌手になり、この世界にお前の作った歌が流れている。それだけで充分まろう?お前の事は忘れられない。ビーラブドラバーボーイとスティルラビンユーはお前の宝物だな?アルバムはお前の宝箱だな?今後も良い歌を作りなさい。お前の作った曲はお父さんにはすべて宝物だぞ!恋もしたことない女の妄想の詩だがな?後何年か後には本物の恋が出来るだろう?そして、孫を見せてくれるだろたう?その時お前の歌がお店に流れていたりしたら俺は幸せ者だ!」父親は美織の目をじっと見つめて涙を流した。そして、翌日、朝、9時に筒井マネージャーが車で迎えに来た。「美織さん。おはようございます。コンサート当日です。お迎えに参りました。ゲネプロが待っています。」筒井マネージャーは美織の目をじっと見つめた。「おはようございます。お迎えご苦労さまです。本日は宜しくお願いします。」美織は筒井マネージャーの目をじっと見つめて車に乗り込んだ。新潟芸術文化会館へと車を走らせた。二人は楽屋口から会館へ入った。楽屋に入るといつもの顔がそこにあった。「おはようございます。」美織は皆に挨拶をすると「おはようございます。」と挨拶が返って来た。美織はすぐに社長の前に立ってコンサート後のスケジュールを聞いた。「何もない。」と返事だった。美織は父親と母親が社長と筒井さんを月岡温泉に招待したいと話た。「わかった。お世話になる。」社長が美織の顔を見て優しく微笑んだ。長谷川が美織に近づいて「衣装を選びましょう?」長谷川が可愛い衣装を選び着替えた。メイクの佐藤とバトンタッチをしてメイクとヘアメイクをした。美織は楽屋を出てステージに向かった。ステージにはオーケストラメンバー全員が揃っていた。「おはようございます。」美織は頭を下げて挨拶をした。社長がPAルームからマイクで「ゲネプロスタート!」と支持を出した。ホイットニーヒューストンのオールウェイズ・ラブ・ユーから始まった。そしてカバー曲を披露してここで新しい思考として宮園社長とデュエット曲クリスタルキングの大都会を披露して、美織の持ち歌を歌い上げ、MCの練習をして。アンコールのセリーヌディオンのマイ・ハート・ウィル・ゴー・オンで終わる。こうして1回通してゲネプロは終了した。美織は楽屋に戻ると家族が差し入れを持って楽屋にいた。美織は父親に「オッケー!」とだけ言うと父親は頷いた。後でホテル華凰に予約を入れた。美織は差し入れの笹団子を1つ食べた、久しぶりに味わう笹団子に懐かしさを覚えた。新潟、ホームに帰って来た安心感があった。開演時間までにメイクをやり直した。新潟芸術文化会館の幕は上がった。怒涛の拍手喝采で美織は迎えられた。凱旋コンサートが始まった。立ち見のお客様もいた。1階ホールの壁際にズラッと並んで見ていた。カバー曲最後の森高千里【雨】が終わり、美織のMCで盛り上がった時、ファンミーティング実行委員会の日村と設楽と伊藤と畠中と若林と春日がいきなり大声でコール&レスポンスを始めた。「梅、梅、梅、梅、梅澤美織、美織可愛いよ。」「梅、梅、梅、梅、梅澤美織、新潟の星、我らがスター!美織!」などと叫んだ。「コール&レスポンス有り難う御座いました。この後は、ABCレコード社長.宮園拓哉さんと私、梅澤美織の初デュエットをご贔屓いたします。曲はクリスタルキングの大都会です。お聞きください。宮園拓哉社長です。拍手!」美織は手を広げ舞台中央に迎えた。美織の高音で歌は始まり宮園の低音で声が重なり最高の出来であった。歌が終わるとスタンディングフォーベーションで拍手喝采が会場に鳴り響いた。「有り難う御座いました。続きまして、私のピアノの弾き語りを披露致します。NHKのBSで放送している。【てつたび】が私大好きで録画してみています。写真家の中井精也さんが好きでよく見てます。その主題歌で彩さんの【わすれもの】を披露致します。大越健二さんすいません。ピアノお借りします。」美織が言うと大越は立ち上がって舞台袖にはけた。美織はピアノまで歩いて椅子に座った。美織はピアノを弾き始めて歌を歌い上げた。静かに歌い終わると拍手喝采が会場に鳴り響いた。「有り難う御座いました。この番組を知っている方手を挙げて下さい。」美織が言うと会場の何人かが手を挙げた。「素敵な番組ですよね。写真家の中井精也さん、素敵ですよね。今度是非お会いしたいですね。社長、なんとか会わせて下さい。」美織は社長に懇願した。「ピアノ大越健二さん。有り難う御座いました。」美織はピアノを離れて舞台中央へ出て来た。「これからラストまでオリジナル曲になります。一番最初はビーラブドラバーボーイです。お聞きください。」美織が言うと演奏が始まり歌い出した。そうして、曲は続き最後の曲【イッツ・スメル・アンバーグリス・イン・マン】で終了した。スタンディングフォーベーションで拍手喝采が鳴り止まないでアンコールが自然に沸いた。美織はふたたび舞台中央に出て来た。アンコール曲セリーヌディオンのマイ・ハート・ウィル・ゴー・オンで閉めた。スタンディングフォーベーションで会場内に拍手喝采が鳴り響いた。こうして凱旋コンサートが終了した。




