第17章 アルバム発売日とファンミーティング
2月26日セリーヌディオントリビュートアルバム発売日、美織と宮園と筒井は渋谷のCDショップにいた。CD即売イベントをした。開店前から店の前には行列が出来ていた。三人は店の裏の従業員入口より入った。イベント会場はすでに出来ていた。筒井マネージャーと宮園社長で段ボールから美織のセリーヌディオントリビュートアルバムを取りテーブルに限定版と通常版を並べて色紙とペンと除菌シートを置いた。開店20分前に特別にドアが開かれた。美織の販売コーナーにはあッというまに100名が並んだ。美織はセールスを率先して行った。開店時間になると100名か200名になりお客様がってなかった。CDを買った人にはツーショット写真撮影の特典が付いた。お店の用意した1000枚のCDは午前中に完売して社長の車に持って来た。1000枚をお店に買い取って貰った。お昼を挟み午後1時に再開するとまた、行列が出来た。夕方6時には追加した1000枚も完売して筒井マネージャーが事務所へ取りに返って1000枚を追加した。夜になり、50名が30名になり閉店間際に10名が終ると誰も居なくなった。今回CDを買った人には明日のファンミーティングでドリンクが無料で1入杯飲めるチケットが貰えた。本日は2500枚のCDが売れた。サイン色紙も用意した物全てなくなり明日の為事務所へ戻ると美織は約2000枚サインをして終えた。「美織、明日のファンミーティングチケットは完売してるからな?20000枚、後要らない私物を何個か持って来てくれるかな?ペンとかノートとかTシャツとかパジャマとか?質問コーナーの回答はこちらで考えてあるから心配するな!彼氏はいるのかなどの質問は素直に居ないと答えて良いから?」社長が美織の顔を見て優しく微笑んだ。「これにて、終了お疲れ様でした。筒井さん。送ってあげて下さい。」社長は美織の顔を見て優しく微笑んだ。「お疲れ様でした。」美織は社長の顔を見た。
翌日8時に筒井マネージャーが美織のアパートに迎えに来た。「おはようございます。」筒井マネージャーが玄関を開けた美織に挨拶をした。「筒井さん。おはようございます。ご苦労さまです。」美織は筒井マネージャーの顔を見て頭を下げた、美織はスポーツバックを持っていた。筒井マネージャーが美織からバックを受け取ると筒井がバックを持って車に乗った。美織は助手席に乗った。「社長と竹下さんとアルバイト女性5名はすでに会場に向かいました。美織さん。本日、美織さんの隠れた才能を披露して頂きます。ピアノです。よろしいですか?」筒井が聞いた。「大丈夫ですよ。やります。どんな曲でも良いんですか?ショパンやベートーヴェンでも得意だ得意です。」美織が答えた。「オッケーだ!問題ない。」筒井が答えた。しばらく走ると東京ビックサイトに着いた。車を降りて楽屋口から入ると係員に止められたが二人は顔パスだった。中に入ると社長と竹下さんとアルバイトが準備をしていた。「皆さんおはようございます。ご苦労さまです。」美織は皆に挨拶をした。「おはようございます。」皆が挨拶をしてくれた。まだ時間があったので「社長、ピアノの練習して良いですか?」美織が社長の顔を見た。「うん。構わないやってくれ!」社長が美織の顔を見た。「有り難う御座います。」美織が社長に頭を下げた、舞台はなかったがアップライトピアノが置いてあった。美織は蓋を開けて椅子に座った。美織はいきなりピアノの弾き始めた。ショパンの英雄ポロネーズだった。皆の手が止まった。ポロネーズが終るとショパンの幻想即興曲を弾いた。弾き終ると次はベートーヴェンのピアノソナタ第14番月光。が終ると次にベートーヴェンのピアノソナタ8番悲壮が弾き終ると皆から拍手に沸いた。社長が美織の肩をポンと叩いた。「美織、やりおるな!良かったぞ!」社長は笑顔で美織の顔を見た。「有り難う御座います。私、小学生からピアノ習っていたんです。貧乏ながら父と母がピアノは大事だろうと買ってくれたんです。私が音大を目指しキッカケです。」美織は笑顔で社長の顔を見た。準備万端だった。が、予想を超える来場者があり事務所はあたふたする場面になる事を誰も思わなかった。午前10時に正面玄関が開けられお客様がどーと入って来た。指定席では無かった為少し混乱を見せたが警備のアルバイトが10名いたので大ごとにならずにすんだ。最前列と2列目はファンクラブ指定席だった。一般客は3列以降であった。この時のトラブルは、一番先頭に並んでいた、日村と言う男性がズルイ知らなかったと叫んだものだった。宮園社長がそれをなだめた。取り引きはしなかった。美織は一部始終を見ていた。まずは握手会から始めた。昨日CDショップでCDを買ってくれた無料券を持っているお客様から始めた。新規握手会の参加は1000円かかったが第2弾シングルCD付きであった。当日入場者が5000名に増えた為美織は25000名のファンと握手した。右手が途中で痛くなり左手でもした。美織はこの後ピアノを弾くので支障がないか気がかりになった。が次はファンからの質問コーナーで美織の手を休ませた。色々な質問が出た。「美織さんは大学と歌手の二刀流で身体は大丈夫ですか?」とか「第2弾シングルの発売は何時になりますか?」とか「オリジナルアルバムの発売はしないのか?」とか「お金は儲かりましたか?」とか「彼氏はいるんですか?」など、約1時間を割いた。美織は質問者の目を見ながら誠心誠意全力で答えた。「彼氏はいるんですか?」の質問には「19年間居た事ないからあなたにもチャンスがありますよ。但しお金持っていますか?」などと冗談で返す余裕ままであった。質問者はタジタジだった。「美織、手は大丈夫か?駄目なら私物プレゼントとサイン会を先にするから?」社長が耳打ちすると「ピアノが良いです。」美織は社長の目を見た。そうして、美織はピアノの蓋を開けて椅子に座った。最初にショパンの英雄ポロネーズを弾き続きショパンの幻想即興曲を弾き続きベートーヴェンのピアノソナタ第14番月光を弾き続き第8番悲壮を弾いた。弾き終るとファンは席から立ち上がりスタンディングフォーベーションで拍手喝采で美織を称えた。続いてサイン会を始めた。美織はまっさらの色紙に目の前で書いた。社長が宣材写真を貼ってくれた。ファンクラブの会員と朝から並んでいたファンが終ると前日用意したサインを渡す事にした。誰が書いたかわからない物もその中存在する物だった。美織サインに似せて社長と筒井と竹下が
書いた物だった。美織が書いたサインも1000枚あった。残りの1000枚社長か筒井か竹下の書いた物だった。続いてツーショット写真撮影会を一人一人と丁寧にフレームに収まった。美織はファンの肩を抱いてあげて身体を密着させていた。ファンの顔はほころんでいた。最後は美織の私物プレゼントコーナーは美織とジャンケン勝ち抜きで競わせた。一番最初に勝つと好きな物を選べた。バックからパジャマからTシャツからペンからノートからオリジナル写真集MVの時撮った写真を写真集にしたもの超レアアイテムでこれが3冊サイン付き。ジャンケンがはじまると会場は大いに盛り上がった。1回目が終ると一番を勝ち取った。ファンクラブの女性だった。彼女が選んだ物はパジャマだった。会場からため息が漏れた。これを商品が無くなるまでやった。最後に残った商品はペンだった。それが終わると終了となった。美織はFBI捜査官の3名が来て居なかった事にちょっと嫌な予感をしていた。この頃、飛鳥と茉央とマークは忙しく参加出来なかったことを後で飛鳥からの電話で知る事になる、




