第16章 美織のファンミーティングが開催される
美織は大学と歌手を両立させて毎日を過ごしていた。2月9日、美織のアパートに朝9時に筒井マネージャーが迎えに来た。「今日は、事務所で打ち合わせがあります。社長の話しが聞けます。重大発表があるとかで」筒井マネージャーが着任以来必ずこうして迎えに来てくれていた。「美織さんのめざましテレビとドッキリGP見ました。良かったですよ。ドッキリGPの方もう少し大袈裟に驚いても良かったとおもいました。」筒井が美織に言った。「筒井さん。私も現場でやろうと一瞬思いましたがドッキリGPだと思いしらけて忘れました。ユーチューブで他の人の映像見ると凄い顔してますものね。失敗したか?」美織は悔しい気持ちになっていた。「教えられなくてごめんなさい。アドバイス出来たのに?」筒井が美織に謝った。しばらく走ると車は原宿通りを走っていた。事務所の借りている駐車場に車を入れて二人は事務所まで歩いた。事務所のドアを開けると社長と竹下さんがいた。「おはようございます。」美織は元気良く挨拶をした。美織は今日はドッキリGPで頂いた洋服を着ていた。「社長、この洋服有り難う御座いました。」美織は社長の顔を見て笑顔で頭を下げた、「今日は美織に話しがあってな?セリーヌディオントリビュートアルバムの発売日2月26日の次の日27日に美織のファンミーティングをやろうと思っている。握手会とアルバムの販売、グッズの販売をどうだ?東京ビックサイトでやる。」社長は美織の目を見つめた。「うわぁ!嬉しいです。」美織は笑顔で社長の顔を見つめた。「美織に嬉しいお知らせがまだある。愛しきラバーボーイが今現在50万枚突破してハーフミリオンを達成した。ホイットニーヒューストントリビュートアルバムは10万枚売れてるぞ!近いうちにシングル第2弾出したいよな?曲はだいぶ出来たのか?近いうち楽譜みせてくれ!オーケストラの楽器事の作曲するから。楽譜に付箋を貼ってギターとかサックスとか書いて欲しいと思う楽器を書いてくれれば嬉しいなあ?」社長は美織の顔を見て静かに微笑んだ。「わかりました。もう、15曲程出来ています。お持ちします。よろしくお願いします。今回は私の妄想ラブソングが多いので似たり寄ったりした音楽ばかりになりました。」美織は社長の顔を見て優しく微笑んだ。「そうか?アルバムも出せそうだな?梅澤美織ラブソングセレクションなんてどうだ!ホイットニーとセリーヌのラブソングを歌ってきてるからいけそうだな?その中から第2弾シングルカットで出してもいいな?」社長の構想がここですでに固まった。「社長、お言葉ですが、アルバムからのシングルカットは売り上げにはマイナスになりやすいですからシングルを先に出しましょう?」筒井マネージャーが口を開いた。「筒井さんはシングルから行けと言うんですね?」社長は筒井の顔を見た。「はい。そうです。」筒井マネージャーは社長の目をじっと見つめた。「楽譜を見てから結論は出す。」社長は筒井の目をじっと見つめた。「美織はどうする?社長が楽譜を見てからでも遅くないと遅くないと思います。」美織は社長と筒井の顔を見て優しく微笑んだ。「美織、明日、楽譜見せてくれ。三人で検討しよう?」社長は筒井と美織の顔を見てニカッと笑った。「筒井さん。今日はオフで良いですよね。オフならレコーディングルームのピアノ貸して下さい。さっき、良いメロディが頭の中に降って来たので音で確認したいんです。よろしいですか?」美織は筒井と社長の顔を見た。「良いぞ!自由に使え!」社長が一つ返事で返してくれた。「有り難う御座います。社長、五線譜と鉛筆貸して下さい。」美織は社長の顔を笑顔で見た。「あるぞ!」社長は机の引き出しから五線譜と鉛筆を出し美織に渡した。「有り難う御座います。一人で集中したいのでお二人は来ないで下さい。」美織は社長と筒井の顔を見てニヤリと笑った。「わかった。行かない!」社長は美織の顔を見た。「それじゃ。言って来ます。」美織は社長と筒井の顔を見てドアを出て行った。美織はエレベーターでレコーディングルームのある階で降りてレコーディングルームのドアを開けて入ってスタジオのピアノの蓋を開けて椅子に座るとピアノの音を出しながら頭の中からメロディを探し始めた。ピアノのドの鍵盤を押すと腕を組んで楽譜に音符を書いた。その後はサラサラ音符が書けた。一通り1小節を書いた。そのメロディをピアノで弾くとまた、腕を組んだ。「うん。これだ!中々良いじゃない。この後は今度だな?」美織は独り言を言って腕を組んだ。ピアノの蓋を閉めて、スタジオの電気を消してスタジオを出た。エレベーターに乗り込んで事務所へ戻ると社長と筒井と竹下が社長のデスクの上の何かを見て談話していた。「美織、終わったのか?こっち来い!東京ビックサイトの見取り図だ!美織の意見も出してくれないか?」社長が美織を手まねきした。「はい。なんですか?」美織は小走りで社長のデスクの前に立った。「美織、これは東京ビックサイトの見取り図だ。私は美織を中心にファンの方々かそれを囲むように座って貰える感じにしたい。物販コーナーは入口付近だな?」社長がみんなの顔を見た。「私もその意見に賛成します。」美織が社長の顔を見た。「私も同じです。」筒井マネージャーが社長の顔を見た。「私も同じです。」竹下が社長の顔を見た。「それでは、満場一致で決まりって事で東京ビックサイトに電話して椅子を並べて貰うわ。美織、楽譜見せてみろ!」社長は美織に手を出し楽譜を受け取ると「1小節だけか?美織の作曲の仕方か?小分けなんだな?」社長は美織の顔をジロリと見た。「未熟者なのでその方法なんです。すいません、」美織は社長の顔を見て照れ笑いを浮かべた。「別に悪い事じやない!最後に良い曲になれば良いのさ!」社長は美織の顔を見て静かに微笑んだ。




