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第10章 美織実家で寛ぐ

四人は2日、3日とゴロゴロ食っちゃ寝をしていた。4日に「温泉に行かない。」と美織が提案した。日帰り温泉、秋葉温泉へ行こうと父親が行った。美織のブランド服のチェックをしていた。愛が「やっぱりメゾンマルジェラじゃない?凄いねお姉ちゃん。着て良い」と言った。「どうぞ、どうぞ。」美織はそう言うと愛は着ていた部屋着を脱いでメゾンマルジェラを着た。美織と愛は体形にあまり変わりなかった。メゾンマルジェラを着た、愛はピッタリと似合っていた。「お姉ちゃん。写真撮って。」とスマホを渡された。美織が全身入るように撮影した。愛はモデルのようにポーズを変えて何枚も撮らせた。美織はしまむらのパジャマ姿で過ごしていた。「美織、早く着替えろ温泉に行くぞ」父親が美織の顔を見て急かした。美織はキャリーバッグからアディダスの黒ジャージとスニカーと野球キャップを出して着替えた。宮園の社長が最も嫌うファションだった。休みだし良いかと思ってそれにした。あまり梅澤美織だとバレたくないのもあった。「愛、それ着ていくなら着て良いぞ!」美織が愛の顔を見ると愛はニカッと笑った。「良いの?借りるね。」愛は笑顔で美織を見た。「お父さん。用意出来ました。」美織が父親の顔を見た。「じゃあ行くか!」お父さんが皆を見て車のキィを手にした。母親も一緒に家を出た。美織と愛が一緒に家を出て愛が家の鍵を閉めた。四人は車に乗り込んで出発した。「愛、お姉ちゃん。服借りたのね。」母親が気付いた。「うん。今日だけね。」愛が言った。「本当はあげてもいいんだけど社長に買って貰った物だから今後も着て行かないとまずいからごめんね。」美織は本音を言った。「美織はヤンキー見たいなかっこうしちやって。」母親が言った。「私、これ気に入ってるんだ。うちの社長は嫌がるけどね。この服で平気でライブするよ。」美織はえヘらえへらしていた。「これだと梅澤美織のオーラないでしょう?ちょっと気取ったかっこうしていると気づかれサインとか写真とか面倒臭くなってね。」美織が言った。「そう言うの大変ね、タレントさんって!」母親が言った。「新人の私だってこうだから売れてる人達はもっと凄いと思うよ。」美織が言った。だいぶ走った。父親は秋葉温泉に何度も来てるから道も勝手も良く知っていた。秋葉温泉花水に到着した。お父さんは男子風呂へ、お母さんと美織と愛は女子風呂へ入った。美織は脱衣所で母親の身体を見て「お母さん。身体綺麗だねえ!何かしてるの?」美織が聞くと「スーパーの仕事帰りにカーブス行って鍛えてる。」母親は美織の顔を見てニヤリと笑った。「47歳にしては若いよ。私もやらなきゃ!でも出来ない?運動嫌い!」美織は母親の顔を見てニカッと笑った。「あんたも鍛えた方が良いよ。健康の為に?体形は昔と変わってないけど相変わらず食べているいるんでしょう?あなたは、昼抜いたり、夜食べなかったりしてるんでしょうよ。想像つくわよ。お金の問題ね。ごめんなさい。あまり、援助出来なくて、あなたの事だから心配する事はないけどね。」母親は美織の目を睨んだ。「愛は痩せすぎね。」母親が愛の目を見つめた。「これ、標準だよ。」愛が母親の顔を見て優しく微笑んだ。「お母さん、最近は、社長が御馳走してくれるから結構食べてるよ。お金も貰ってるしね。ちょっと幸せかな、レストランでバイトしてる時は賄い出たし、賞味期限が切れそうなもの貰っていたから食べ物に関しては、苦労はなかったよ。」美織は母親の目を見た。「じやあ!温泉入りましょう。」母親が音頭をとって、タオルを手にドアを開けると綺麗な洋風の温泉だった。三人は身体を洗いシャンプーをして温泉に入った。「あー生き返るわあ!」母親が口にした。「ここリラクゼーション施設もあるのね?さっきチラリと見た。みんなでやってもらいましょうよ。お母さんお金出すからアロママッサージを。」母親が提案した。「私、やった事ないよ!出来たら嬉しいなぁ?」美織が笑顔で母親を見た。「勿論私もないわよ。」母親が美織の顔を見て優しく微笑んだ。「愛も勿論ないでしょう?」美織が愛の顔を見た。「うん。ないよ。」愛が二人の顔を見て微笑んだ。「お母さん、高いんじゃないの?」愛が口にすると「心配しないで毎日コロッケを揚げて稼いだパート代貯めてあるからね。たまには贅沢しなきゃね!」母親はニコリ笑った。三人は30分くらいで上がり露天風呂へ移動した。三人は脱衣所で裸になりワイワイ騒ぎながら露天風呂へ入ると「恵美子、美織、愛来たのか?」父親の声が男湯の方からした。「うん。来たよ。」母親が怒鳴った。「あなた、私達、ここ出たらリラクゼーション行ってくるからあなたは好きな事していて下さい。」母親が怒鳴った。「お好きに!俺はサウナでも入ってるわ?」父親和真が怒鳴った。「私達、そろそろ出るね。」母親の恵美子が怒鳴った。三人は露天風呂を後にリラクゼーションルーム【ロワジール】へ向かった。母親は料金表を見て頷いた。「すべて、やってください。ボディトリートメント、フェイシャルエステ、ヘッドスパ、タイ式古式セラピー、垢すり。」を頼んだ。一人2万円だった。美織は、微妙な表情でお母さんの目を見つめた。「お母さんに任せない。梅澤美織が恥をかかないようにこう言う所はケチらない。」母親は美織の耳元で囁いた。すると案の定、美織は見つかった。受付嬢が「歌手の梅澤美織さんですよね。」と美織の顔を見て尋ねて来た。「はい。そうですよ。今日はよろしくお願いします。」美織は受付嬢の目をじっと見つめてニコリ笑った。「後でサインいただけますか?色紙とペンを渡された。」受付嬢が美織の顔を笑顔で見た。「喜んで帰りで良いかな?」美織はそう言うと係員に連れられ垢すりから始めた。母親も愛も隣でベッドに仰向けに寝た。母親を担当していた係員が「三人姉妹でいらっしゃいますか?」と尋ねると母親は照れ笑いをし、係員のお尻をぺんと叩いた。「うんなわけないでしょう?私は二人の母親ですよ。」と言った。「すいません、姉妹かと思ってしまいました。肌がおきれいなので?」係員は母親の顔を見て優しく微笑んだ。垢すりはちょっと痛かったけど気持ち良かった。全身をやり終えて、次はタイ古式セラピーで全身マッサージをした。だいぶ気持ち良かった。それが終わるとボディトリートメント、フェイシャルエステと続き終了すると別人になった気がした。ドアを開けて出ると父親がドアの外で立っていた。真っ赤な顔をしていた。「なんか?綺麗に仕上がったな?三人とも。良かった!良かった!飯にしないか?」父親は笑顔で三人の顔を見た。「良いね。食べる食べる!」美織が笑顔で父親の顔を見た。「レストランに行こう!こっちだ!後についてこい!」父親は常連なので勝手を知っていた。四人はレストランに入った。「海鮮丼がお勧めだ。俺はこれにする。みんなは好きな物食べてくれ?」父親が三人の顔を見た。「私はラーメンにする!最近食べてないから。それとライス付きでお願いします。」美織が言った。「私はお父さんと一緒で海鮮丼にするわ。」母親が言った。「私もそれで。」愛が言った。父親が注文した。しばらく待つと料理が出て来た。「頂きます。」四人は合掌し箸を持って食べ始めた。美織はラーメンを啜った。ラーメンとご飯を交互に食べた。四人ほぼ同時に食べ終わり「ご馳走様でした。」合掌し箸を置いた。四人は温泉を満喫し母親が会計を済まそうとすると父親が会員証を出した。会計はすべて込みで7万円くらいだった。美織がサインを書いた色紙を渡した。潜在写真が貼ってあった。「先程リラクゼーションルームで頼まれましたので届けて下さい。」美織は受付の人に言うと受付の人が梅澤美織と気づき「すいません。梅澤美織でしたか?お預かり致します。有り難う御座いました。」と言って、驚き目を丸くした。係員は父親の顔を見て「梅澤様の娘さんでしたか?いつもお世話になっております。」丁寧に頭を下げた。四人はその場を離れ自動ドアを出ると父親が「なぁ!見たか?梅澤美織が俺の娘とわかると係員の顔色が変わったよな。美織、お父さん鼻が高いぞ!有り難う。」父親は先を歩いていた美織の肩を揉んだ。「ああ!良かった!良かった!嬉しいね。お父さん。」美織は振り返り父親の顔を見てニコリ笑った。「そうよ。美織、お母さんだってスーパーでは、梅澤美織の母親だとうらやましがられるわよ。私も鼻が高いわよ。店長にはサイン頼まれてるから帰るまでに書いてね。お願いします。」母親は美織の肩を揉んだ。「わかった。家に帰ったら書くわ。30枚くらいあれば足りるかな?持ってきてるよ。色紙30枚。」美織は言った。「足りる!お願いします。」母親が言った。「美織、父さんも会社で頼まれている。」父親が白状した。「お姉ちゃん。私も頼まれているよ。」愛も言えないでいたがみんなが言ったのでお願いした。「みんな有り難うね。CDの宣伝してね。サインをあげた人には特にCDも買って下さいと付け加えてくれないかなぁ?」美織は言った。そして家に帰った。「今晩は残りのおせち料理とおもちを焼くからそれで済ませてくれない?」母親が言った。「良いよ。」三人が口を揃えた。美織は自分の部屋のキャリーバッグから色紙30枚とサインペンと潜在写真をスティック糊を持ってリビングのテーブルの上でサインを勢いよく書き始めた。「愛、悪いけど余白に写真貼ってくれない?」と怒鳴った。「はい。」愛が返事をすると美織の前に座った。美織がサインを書き終えた分から余白に写真を貼って行った流れ作業だった。そうして正月4日目が終わった。その連絡は6日に社長からもたらされた。丁度お昼が食べ終わりコーヒーをみんなで飲んでるとスマホが鳴った。画面に社長の表示があった。「もしもし、美織です。社長何かありましたか?」美織が尋ねると「美織、ホイットニーヒューストントリビュートアルバムの初週集計が出たぞ!1万枚だ!おめでとう!これでセリーヌディオンもレコーディング出来るぞ!休みあけすぐにレコーディングだな?それではゆっくり休め。またな!」社長の声は明るく軽快だった。「美織、社長から何だった?」父親が尋ねて来た。「私のアルバムが初週集計で1万枚売れたそうよ。1枚300円として3百万円貰えるわよ。こるからもっと売れるからもっと貰えるよ。次はセリーヌディオンのカバーアルバムだって!休みあけレコーディングなんだよ。」美織はみんなの顔を見るとみんな喜んでくれていた。美織はこうして10日まで家でゴロゴロ過ごした。父親は8日から仕事に出た。母親は10日まで仕事は休んで美織と一緒にいてくれた。10日に母親が勤めるスーパーに美織は顔を出して挨拶をし、サインを店長に手渡すことが出来た。スーパーの従業員が全員美織に握手を求めて食堂に集まった。お母さんは鼻高々だったに違いない。帰り新潟のお土産を沢山買った。お菓子やお酒や新潟名物を社長に買った。後オーケストラ団員と長谷川衣装のスタッフに小分け出来るお菓子を買った。次の日、父親と母親が仕事に行くのを見送りバスで午前中に新潟駅にキャリーバッグを引きながら来た時の衣装で新幹線に乗って東京へ帰った。


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