表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

第9章 父と母と妹とお正月

元日の新幹線は意外と静かだった。まず、東京駅のホームで中年の女性からサインを求められスマホへサインと握手をした。「応援しております。頑張って下さい。有り難う御座いました。」と女性に丁寧に接してもらえて良かったと思う。新幹線に乗車すると今度は若い男性がサインを求め美織を呼び止めた。「梅澤美織さんですよね。僕ファンです。先日買ったCDにサインお願いします。」男性は頭を下げてバックからCDとペンを出し美織に渡した。「有り難う御座います。」美織は男性に頭を下げてCDのジャケットを取り出しサインと握手をして、ペンとCDを返した。「有り難う御座いました。」男性は頭を下げて自分の席に座った。同じ指定席車両だった。男性はこの後、コーヒーや弁当を美織に差し入れしてくれる。美織は最初は丁重に断わったがせっかく買ったんだから貰って下さいとしつこく言われ渋々貰った。おかえしに非売品のtシャツを家族のお土産に多めに持って来たので男性にプレゼントすると男性は喜んで飛び跳ねた。男性も新潟まで行くらしい。同郷なので美織に親近感を持ってファンになったと言った。美織はファンに貰った弁当を食べ始めた。幕の内弁当だった。それを完食すると眠りについた。約2時間で新潟駅に着いた。美織は半分以上寝て過ごす。駅を出るとタクシーに乗らずバスで実家に帰った。バスに乗るとキャリーバッグを持っていたせいか、周りの人がいやにジロジロと美織を見た。気になった。なんか付いているか確認するが何も付いて居なかった。安心すると、バスの後方のおばちゃんが「梅澤美織さんですよね。南区鷲ノ木新田のあなたの事知っていましたよ。大通小学校に通ってたよね。可愛い女の子が居るって有名だったから。私は東笠巻よ。山田清子って言うの。握手してくれない?紅白見たわよ。綺麗だった。」おばちゃんが美織の顔を見て笑顔で言った。「有り難う御座います。見てくれたんですね。応援よろしくお願いします。」美織はおばちゃんの顔を見て優しく微笑んだ。「わかっているわよ。うちの娘があなたのCD買ったわよ。」おばちゃんはニヤニヤしながら美織の背中を叩いた。「なにもかも有り難う御座いました。嬉しいです。」美織はおばちゃんの顔を笑顔で見た。そしたらバスの中がザワザワし始めた。「いよいよ、我が町から紅白歌手が出たな。良かった!良かった!」おじさんが言うとバスの中は笑いがどっと沸いた。しばらくするとおばちゃんが「美織さん。私、先に降りるわね。また、会いましょう。」とおばちゃんはニコニコ笑いながらバスを降りて行った。美織は、「さようなら!またね。」と手を振った。美織もしばらくするとバスを降りた。バス停から歩いて10分くらいのところに実家があった。キャリーバッグを引きながらゴロゴロ音をたてて歩いた。歩いていると前から見たことのあるおばちゃんが歩いて来た。すれ違いざま「美織ちゃん。帰って来たんだね。明けましておめでとう!紅白見たよ。綺麗だったよ。歌は相変わらず上手いね。」声をかけて来たのは美織の家の裏の中谷のおばちゃんだった。「明けましておめでとう御座います。」美織も挨拶を返した。今日の新潟市は雪は降って居なかった。が積雪がまだまだ残っていた。実家に着いた。玄関のドアを開けて「ただいま。帰りました。」美織が大きな声で言った。「おかえりなさい。」奥から母親の声がした。母親と父親と妹の愛が玄関まで出て来て、「明けましておめでとう御座います。美織、おかえりなさい。」父親が美織の顔を笑顔で見た。美織はマイスリッパを取って床に置いた。「どうぞ、早く上がって頂戴ここは寒いから中へどうぞ!」母親が美織の顔を笑顔で見た。「おじゃまします。自分の家か?」美織はボケて見せると「お姉ちゃん!面白くないよ。やめな!」愛がニヤニヤしながら美織の顔を見た。「みんな元気そうね。これ、お土産、社長が買ってくれたんだよ。お菓子とかお菓子とか?お菓子しかねえじゃん!これ、私のTシャツ一人一枚ね。前に私の顔の写真、後ろは名前と年齢だってさ19番。」美織がリビングのテーブルに出した。「美織有り難う。社長さんにも挨拶しなきゃね!」母親が美織の顔を見た。「社長か!私、まだ、正月の挨拶してないから電話してみる!お父さんお母さん代わる話ししてみる?」美織が二人の顔を見た。「そうね。ご挨拶しなきゃね。」母親が美織の顔を見た。美織はスマホを出し社長に電話した。「もしもし、社長?美織です。明けましておめでとう御座います。新年のご挨拶です。新潟帰って来ました。父親と母親がご挨拶しないというので代わります。」美織はしゃべり終わると父親にスマホを渡した。父親がしばらく話すと母親に代わり長らく話しをしていた。電話が終わると母親がおせち料理とお雑煮を出してくれた。父親が日本酒を用意したが本来なら年齢的に駄目なんだが妹の愛が「お姉ちゃん。飲もうよ。私も飲めるから?」高校3年のガキがふざけた車言うので美織もお猪口1杯だけ父親にお酌してもらった。美織は父親と母親にお酌をした。母親は愛にお酌をしながら「筑波大学に受かりますように」と言った。「何?愛は筑波大学狙っているんだ?」美織は驚いた表情で愛の目を見つめた。「だって大学行くなら国立大にしてくれっていうから?お姉ちゃんは私立でお金かかったからお前にはあまりかけられないってさあ?」愛が言った。「もし駄目なら私立でも良いから大学は行け!お姉ちゃんがお金出すから心配すんな?お前は何になりたい?」美織が愛の目をじっと見つめた。「医学部?」愛はニヤリと笑って美織を見た。「医者かあ?はいれる自信はあるんか?偏差値70以上は必須だろう、」美織が驚いた表情を見せると母親が「愛は学年でトップをはる頭の良さなのよ。偏差値70冗談じゃないわ?73よ。この子は頭が良いの。美織は芸術の道進んだけどね。医者にだって弁護士にだってなれる器なのよ!」母親はそう言って乾杯する前にお猪口を飲み干した。「その話しはまた後にして乾杯しよう?」父親が言った。母親は手酌で酒をお猪口に注いだ。四人は乾杯をして、お酒を飲み干した。「去年は美織に良い事があったから今年は愛に良い事あるようにお母さん願っているわ?後で初詣行かないか四人で弥彦神社でも?」母親が皆の顔を見た。「遠くないかい?」父親が母親の顔を見た。「たまにはいいじゃない遠出も?行きましょう?私が運転するから。」母親は、きっぱりと言いきった。「弥彦神社か!何年ぶりかな?」美織がボソッと言った。「そうね?美織が高校受験の時以来ね。お参りして新潟県立新潟高等学校に受かったんだよね。愛も同じ高校だよね。しまい込ん揃って優秀なんだよ。お父さんの血を受け継いだんだわね。私じゃないのは確かだわ?」母親は思い出して笑い出した。「お前、それでは酒飲むなよ。俺もやめる。」父親が母親の顔を見た。母親はお猪口2杯父親もお猪口2杯でやめた。美織は1杯.愛も1杯でやめた。美織はお雑煮を食べながらおせち料理を食べていた。お雑煮をおかわりしていた。その時、バックをゴソゴソはじめ、お年玉袋を出して父親に3万円、母親に3万円、愛に2万円をあげた。大盤振る舞いだった。「みんな少なくてごめん。好きな物買って下さい。CD売れたからね。それで勘弁してください。」美織はみんなの顔を見て優しく微笑んだ。愛は両親から1万円貰っていた。美織は一通り食べ尽くした。「発持って行こう?」美織が言った。「私達は着替えてくるね。」母親と父親は着替えに寝室に入って行った。愛も自分の部屋に入って着替えて来た。母親と父親も着替えて来た。美織は来たままのかっこで良かった。スタイリストから買った洋服だった。凄くオシャレだった。真っ白のダウンジャケットが高級そうに見えた。美織は疎いがブランド物だった。後で愛に指摘される事になる。「はい。お待ちどうさまです。用意出来ました。私の車にみんな乗って!いつ雪が降ってもいいようにスタッドレス履いているから心配ないわよ。」大体この辺の人はこの時期スタッドレスタイヤにを履いている。母親がみんなの顔を見た。みんな乗って母親がエンジンをかけるとステレオから美織のホイットニーヒューストントリビュートアルバムがいきなりかかった。「あら!お母さん。買ってくれたんだね。有り難う。」美織は母親に声をかけると「限定版だよ。3500円の高いやつ。」母親は得意気に言った。「美織DVDも見たわよ。あなた、あんなオーケストラと歌うんだね。凄くカッコいいよ。」母親が言った。「うん。最高に気持ち良いよ。」美織が言った。「お姉ちゃん、そのダウンどこのブランド?」愛が聞いた。「しまむらだよ。」美織はしまむらしか知らない。「脱いで!高級そうに見えるけどけしてしまむらじゃないことだけは私にもわかるわよ。笑えるなぁ?ウケるよお姉ちゃん。」愛は笑いながら美織のダウンジャケットのタグを見た。「お姉ちゃん。しまむらじゃないよ。モンクレールだよ。ブランド品。」愛は声が裏返った。「なんだ!モンクレールって?だってそれもこの洋服もスタイリストから買った中古品だよ。私しまむらしか知らないから?」美織は愛の顔を見た。「お姉ちゃん。その服もブランド品だよ。見ればわかる。この間ネットで見たやつとそっくりだから多分メゾンマルジェラだよ。20代の女子に人気のブランドよ。ブーツまでメゾンマルジェラだよ。全身コーデね。高いよそれ?」愛はなんでも知っていた。「飽きたら頂戴!キープします。」愛が言った。「社長に買ってもらった物だから来年ね。それで良いならあげるわよ。流行じゃなくなっちゃうけど良いの私見たいにしまむらなら流行へったくりもないから毎年着れるから楽だよ。しまむらは?」美織が持論を語った。「田舎の高校生の方がファションには詳しいのよ。やる事ないからネットしか見てない。お姉ちゃん見たいにしまむらを好むのは主婦かファションには興味がない人達ね。私もしまむら行くけど欲しい物あまりない、下着だけかな?店内流して帰ってくる。」愛は言った。「お姉ちゃんは幸せだよ。社長やスタイリストが居てマネキン見たいに着せ替えられてブランドも何も知らずに身につける。お姉ちゃんは顔もスタイルも良いから悪い所ないね。彼氏は出来たの?」愛が聞いて来た。「いない!そんな暇ない!毎日が忙しくてね。男なんていらねえし!」美織は言葉を吐き捨てた。「美織は彼氏居ないのか?愛は居るぞ!時々電話してる。美織も頑張れ」父親が言った。「美織、この3500円のCD1枚売れるとあなたにはいくらもらえるの?」母親が露骨に聞いて来た。「アルバムは10%だから1枚350円。2500円だと10%だから250円だよ。シングルも10%だから100円それに作詞作曲が3%だから60円歌い手は1%で10円だから70円だよ。シビヤだよね。ストリーミングが1%だよ。テレビ収録は5万円。ネット配信は5円。自分の番組は全部貰える。カラオケ作詞3円作曲3円歌手1円だよ。しぶちんだよね。でも写真集とかはヤラない。」美織は正直に言った。「華やかな世界だけどあまり儲からないのね。」母親が言った。「そうだよ。事務所も赤字だって言ってたし、社長は不動産とかで儲けているみたい。新宿に大きなビルを持っているとか家賃だけで1カ月400万円は下らない見たい。」美織が言った。「お姉ちゃんは初詣で何をお願いするの?」母親が聞いて来た。「私?2枚目のシングルのヒット祈願かな?愛しきラバーボーイは日本では珍しいメローなヒップホップサウンドだったけど、2曲目どうしようか?考え中なんだよ。社長は継承しろって言ってるけど?どうかな?本当に今、思案中なんだよ。一発屋で終わるか終わらないかの瀬戸際なんだよ。」美織はこの時、新曲の事ばかり考えていた。作詞は出来ていた。タイトル【午後の恋人達】に決まっていたがまだ、誰にも話していなかった。「不倫を歌った歌詞なんだよ。私の体験談じゃないよ。私はまだ処女だし男性経験ナッシングなんで誰がさんと違って?妄想で書いた。アハハハ!」美織は照れ笑いをし大声で笑った。「誰かって!私の事よね?お姉ちゃん。負け惜しみ言っちゃって?お姉ちゃん。まだ処女なの?蜘蛛の巣はってるわよ。私は体験済みよ。ギャハハ!」妹の愛が皮肉交じりに言うと下品な笑いをした。それを聞いた母親が「愛、お姉ちゃんをけなさない。早く経験したからってなんにもならないからね。思い出増えるだけで?」母親は意味深な一言に父親が反応した。「なんだ、お前にどれくらいの思い出があるか聞きたいよ。」父親は嫉妬が混じっている感じがした。「言わないわ!あなた、気絶しちゃうから!ギャハハ!母親の恵美子は愛と同じように笑った。「お母さんはうちの学校で綺麗だ!美魔女だと人気があるのよ。お父さん!自慢なんだからねえ?私達はお母さんのDNAを受け継いだからこんなに可愛いのよ。毎日美女に囲まれて暮らしてるお父さんは幸せだよ。」愛が言った。「そりゃあ!お母さんは綺麗だよ。昔から変わらない。でもお前達の頭の良さは俺のDNAだって事忘れるなよ。そんなモテモテのお母さんが選んだのは俺だからな?」父親の秀樹が顔を赤くして言った。「はい、はい!この話はオシマイ!」母親がストップをかけた。「続いて愛は何を初詣でお願いしるの?」母親が愛に聞いた。「私は大学合格かな!それ一本!」愛はチカラ強く言った。「愛、頑張れ!美人女医ってか?いい響きだな?ちょっとエロチックだよね。私より稼ぐなあ?私歌手が駄目なら新潟で学校の先生やろうと大学は通っているよ。真面目に社長もそうしろと言ってくれてる。大学院まで行けばどの教科の先生になれるみたいだから大学院まで行くつもりでいる。歌手は30歳くらいまでかな?」美織が言った。「お父さん!初耳ね。良い正月になったわね。美織が帰って来るって?老後も安心ね。」母親が父親の横顔を見て明るい声で言った。そうこうしていると弥彦神社に着いた。車が列になって渋滞していた。美織はバックからサングラスをとってサングラスをかけた。梅澤美織とバレない為にする。新幹線ではするのを忘れてバレてしまったからここではパニックは勘弁してほしかった。車はチョビチョビしか動かないまだ先は長いから母親がCDの特典DVDをかけた。レコーディング風景と北海道で撮ったMVの切り抜きが混じった特別版だった。レコーディング風景に美織が解説しながら見た。DVDを見ていて父親が疑問を投げつけた。「このマイク綺麗なのか?美織?お前の唾がとんで臭くないんか?」父親の見る視点が少し変わっていた。「汚くないよ。社長が曲が終わると拭いてくれてる。除菌シートで!時々動画のコメントで俺、あのマイクになりてえなんてのがある変態がいるよねぇ?」美織は薄笑みを浮かべた。「そうか?安心だけど、そんな男がウヨウヨいるから気をつけろ!美織。」父親は納得したかしなかったかわからなかった。「この指揮者の人カッコいいでしょう?武蔵野音楽大学の出身の人でロシアの指揮者専門学校へ留学して指揮者の資格を取った人なんだよ。有名な人なんだよ。全国のオーケストラの指揮者やっているんだよ。それに今、アップになったこのバイオリンがバンマスね。南田翔子さんっていってこちらも武蔵野音楽大学出身の人だよ。この人はいろんな歌手の歌の演奏している。業界では有名な人なんだ。」美織が解説した。「お姉ちゃん。歌上手いよねぇ!私はあまり上手くないから彼氏から本当に姉妹かなんて言われちゃうから、たまったもんじゃない。」愛はニヤニヤして言った。「愛はカラオケで私の曲歌っているの?難しいからやめな!他の人の歌を歌いなさい。上手く聞こえるから!上手い人の歌を歌ってもそれ以上には歌えないから下手クソに聞こえるんだよ。だから下手な歌手の歌を歌ったらいいんだよ。例えばソレ以上は言わないよ。」美織はアドバイスをしながら笑った。「そうか?わかった。下手な歌手か?」愛は何人か頭の中に浮かんだが名前は言わなかった。すると車は駐車場に入った。空いている所を係員が案内してくれスムースに入った。「お腹空いたね。たこ焼きでも買ってお参りしよう。」母親が言った。たこ焼きのブースをすぐに見つけた。「おじさん。たこ焼き4つください。」愛がおじさんに注文した。すぐに熱々のたこ焼きを4つ手渡してくれた。母親が「お代は幾らですか?」おじさんに言った。「あんた、俺の初恋の人に似てるからサービス!サービス!美人親子だから正月から縁起がいいや!」おじさんが満面の笑みでみんなを見て言った。「それは悪いですよ。」美織がサングラスをはずしておじさんを見ると「ありゃ!梅澤美織じゃねえか?縁起が良いな!」実物の方が良い女だ。」おじさんは美織の顔をまじまじと見て言った。「おじさん。1個300円で4個で1200円だね。私が払うから手を出して後スマホ持っているなら一緒に写真取ろうよ。」美織は笑顔でおじさんの顔を見ておじさんの油っぽい手を握り1200円をスゥ~と渡した。「いらねえって言っただろう!」と言ってスマホを出して来た。それを美織が取り上げて二人でフレームの中に笑顔で収まった。「おじさん。マジックある?スマホにサインするわよ。」美織はおじさんの顔を見てニカッと笑ってマジックペンを受け取るとサインをした。「これで気がすんだなら最高だよ。そのお金で私のCD1枚買えるからよかったら買って頂戴!」美織は笑顔で微笑んだ。「わかった。買うよ。今からお参りか?帰り寄ってくれよ。」おじさんは美織の顔を見てニヤリと笑った。「はい。わかりました。帰り声をかけます。」美織はそう言ってその場を後にお参りに本殿にたこ焼きを食べながら歩いた。しっかりサングラスはしていた。すぐにバレたからしかたない。たこ焼きはすぐになくなった。手洗い場で美織は先ほどおじさんの油っぽい手をにぎったから手がベタベタしていたから少し強く洗った。本殿までまだ遠かった。そるから1時間後ようやく本殿に辿りついてお参りした。賽銭箱に美織は1000円を入れた。1000円で願いが叶うなんてさらさら思っていない。それを5円だとか10円で叶うとは思うなよ。と叫びたい気持ちでいた。こんなに並ばせやがってと思っていた。父親がおみくじを引こうと言い出した。全員でおみくじを引くと全員大吉だった。愛は合格祈願のお守りを買った。そして本殿を後に参道を歩いた。途中で愛がチョコバナナが食べたいと言い出し、美織が4本チョコバナナを買った。それをパクつきにら参道をくだると父親が大判焼きが食べたいと言うので美織が10個買った。そしてたこ焼き屋の前にくると「ようやく下りて来たか!たこ焼き持ってきなお代はさっき貰ったからいらねえ」とたこ焼き4つの入った袋を渡された。美織がまた、おっちゃんの隙を見て1200円をテーブルの上にそっと置いた。おっちゃんは気づかずたこ焼きを焼いていたが暫くすると四人を追っかけて来て頭を下げて帰って行った。車に乗り帰路についた。車の中でたこ焼きと大判焼きを食べながら初詣は終わった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ