第6話 夢?
会議室A
空気が張り詰めている。
普段能天気でふわふわした雰囲気を放つ総統からは、想像も出来なかった冷たい雰囲気を醸し出している。
総統が口を開く
社長「――でだ、医療班に人手が足りない」
「誰か知り合いに回復魔法使えたり、医療系の奴は居ないのか?」
水色の髪色にポニーテールをし、水という漢字が書かれた紙面をつけ青色の着物を着た神が手を挙げる
スイン「……知り合いに、天使が居るんだけど」
天使とは、また変な知り合いだな
社長「天使に試練でも与えているのか?」
総統がそう言っていたが、確か人間に例えると
神は総統、天使共は部下だから、仕事を与えてるという解釈で良いのか?
望月が机に足を乗せたまま
望月「その天使って奴、たしか悪魔よりも悪魔らしい天使ってやつだろ?」
『悪魔よりも悪魔らしい天使』?
聞いたことがあるな
確か……深海に居る悪魔と仲が良いという噂が
書記長が頬に血管を浮かばせ
リョウ「総統、また人外を受け入れるのか?」
総統がそれを聞いて
社長「ここに居る奴らほとんど人外だろ」
書記長が怒りを声に乗せながら
リョウ「人間が!少ないんだよ!」
また喧嘩しだすのか?こいつらは
私は立ち上がり、ドアノブに手をかける
後ろから望月が声をかけてきた
望月「おい待てリュウ」
「俺も行く」
望月はスインと一緒の方がいいと思うが。
リュウ「武器屋見に行こーぜ」
「鎌を新調したいからな」
微笑みながら言う
望月特有の琥珀色の瞳を見る
瞳孔が縦に細長くなっている
怒らせてしまったか?
まぁいいか
ドアを開け、足を一歩踏み出す……が、
いつもの寝室の天井を見ていた
リュウ「……まて」
「何故社長が総統に??リョウが書記長???」
リュウ「てか、深海に居る悪魔と回復魔法使える天使ってなんだよ」
リュウ「あと、夢オチとかなんだよ?ふざけてんのか?」
体感、一分ほどぼーっとしていたが、お手洗いに行った
寝室から出た後の部屋
誰も居ないはず
だが、突拍子も無く窓が開きカーテンが風で靡く
ベランダのフェンスの上に、真っ白な翼を二対生やし、耳代わりに小さくて白い翼を生やした汚れた白衣姿の天使?が座っていた
天使「……瑠璃は、君のことを愛していたのにね。」
そう、意味深な言葉を放ったかと思うと、最初から居なかったかのように姿を消した。




