謝罪
お先に失礼します。
美希ちゃんが上がる。今日何回か話すチャンスがあったが結局何も話しが出来ずに終わってしまった。レジをしていると、本田が近づいてきた。
本田(美希ちゃんこれからデートだとよ
あの子は本当に遊び人だね〜俺は嫌だね
あんな遊び人は)
本当に本田は嫌な奴だ!こいつはデマを撒き散らし誰も美希ちゃんに手を出させない作戦なんだ。ピンク先生ならなんていうかな?
、、、きっと俺は関係ない。彼女の全部が好きなんだっていいそうだ。
僕にはそんな言い方出来ないから
でも美希ちゃんはいい子だよ。
と言う。
本田(吉田は本当女を知らないなぁーだから彼女が出来ないんだぜ)
あーうざいなぁー僕は話したくなくなり
ゴミ捨てに裏口へ回った。
あっ、、、美希ちゃんだ。
彼女もこちらに気づく。
あ、あのさ、この前は、、、
美希(ごめんなさい。)
僕の言葉を遮る様に彼女が話しだす。
美希(兄は吉田さんに変なことしなかった?
あの人すぐに喧嘩しちゃうから嫌い。)
確かにあの睨み方は普通ではない。
何もされなかったよ。ちゃんと送ってくれたし、いいお兄さんだよ!
ところで美希ちゃん何してるの?
美希(、、、吉田さんにちゃんと謝りたくて終わるの待ってようかなぁ〜と思ってました。、、、なんかストーカーみたいだね)
クスッと笑う彼女。彼女を今抱きしめられたらどんなに幸せだろうか?
良く見ると寒さで少し震えている。
美希(あー良かった。ちゃんと謝れた。
私帰ります。お疲れさまでした。)
彼女はぺこりと頭を下げるとニコッとして歩き出した。
ピンク先生の言葉を思いだす。
美希ちゃん僕の方こそゴメン!
恥ずかしい思いさせちゃったね!
すみませんでした。
僕は体を90度に折り謝った。
美希(謝らないで下さい。私嬉しかったです。
あんな風に誘われた事なかったからドキドキしちゃいました)
(今度ちゃんとご飯連れて行ってくださいよ!
約束ですよ!)
無意識に言葉が出た。
あ、明日行かない?
し、しまった、、、相手の都合も考えないで勝手な事を言ってしまった!
少し考える美希、、、
美希(、、、わかりました!明日バイトおわったらいきましょう!
楽しみにしています)
本当に嬉しそうな笑顔だ。あんな笑顔されたら男なら誰でも勘違いするよ!
僕は美希ちゃんが見えなくなってもその場所から離れられなかった。離れると今の夢みたいな会話が本当に夢みたいに消えてしまう気がして、、、
空気がピンと張り詰めていた。星がすごく綺麗で季節は秋の終わりを告げていた。
店では本田が1人でブチ切れながら仕事に追われていた。




