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8話 遠い昔の記憶

8話 遠い昔の記憶


「あなたまた変な集まり行くの?」

「守(マモル)様は素晴らしいお方だ変な人なんて言うんじゃない!」

まぁた母親と父親が喧嘩してるなと思ういい加減朝早い時間からケンカしないでほしい

休日くらいゆっくり寝れればケンカなんていくらでもしていいと思うようになったのはいつだろうなと思いつつ階段を降りる

もう見慣れた変な壺と増える一方の変な置き物、生活できる資金は残しているのが幸いだなぁと思いつつ歯を磨き制服を着る


「ついにお母さんまでハマったんだよね宗教」

昼休みに勉強しながら友達に言う

後の和水である

「へぇ………何がやばいの?」

「金を払えば幸せに、教祖の人守って言うんだけどそいつに会うために本を買え、ツボを買え」

母親がハマっていなかった頃は生活費に困ったらパートに行ったり節約したりしてなんとか生活していたが、ハマって以来常に生活費が足らなくなった

「やばいじゃん…」

「ほんとそれ」


そんなこんなもあったが父親の寄付額が1000万超えたとかで表彰されて幹部になった時は終焉の会から配当金が出て暮らせるようになった


「異常が中学1年生までの話ですね」

「…日本で発生してるテロの割合で終焉の会は5割を占めている。その頃にはすでにテロを起こしてたりしてただろう」

「流石に父もそこで気付いたみたいですよヤバイことに」


「脱会することにした」

中3の夏、そんな激ヤバ生活に終止符が打たれる

「え?あなた今なんて?」

「脱会する」

ようやくやばさに気づいたかこいつと思った

ちなみに切り出したのは父である

「ニュースを見たかお前?終焉の会はテロを起こしてるんだぞ!」

「あなた!それはマスコミの情報操作よ!洗脳よ洗脳!」

洗脳されてんのはオメーだよ

そう思いつつスマホをいじる

「菜月も何か言いなさいよ!」

「早く抜けたら?私は今まで一度も守って人をすごいって思ったことないよ、ただのおっさんじゃん」

スマホでテロのニュースを見ながらそう言い放つ

「だからそれは洗脳なのよ!」

最初やべぇやべぇ言ってたのお前じゃねぇかと母親に呆れつつニュース画面を見せる

「これが現実、そのおっさんは信者を利用して金を集めて国を乗っ取ろうとしてんのわかる?」

なんならこの前市役所出撃されて警察出動しただろうが見てなかったのかよ

「それは!政府の」

「いい加減にしろ!」

ハマってたあんたが言えることではないだろと言う言葉は飲み込む

「俺は脱会する。それが嫌なら離婚だ離婚」

離婚届を出す

数年前おんなじやりとりをしてたよねあなた達、立場逆だったけど

「悪魔に取り憑かれてるのだわ!」

「それはお前だよクソババアあのクソジジイのどこがいいわけ?まだこのおっさんの方がかっこいいよ?」

父親を指差しながらそう言う

「はぁ?!親になんて事言うのよ!」

「私はあんたら2人が変な会に入った時点で親とは思ってない!」

私を育てたおばさんが椅子を蹴り飛ばす

「そんなこと言う娘は要りません!」

そんなことをババァがいう

「お前らやめろ」

おじさんが間に入るがババアは止まらない

「お前ら殺して!私も死ぬ!」

クソババアが包丁を取り出す

ヒステリックってこれか笑となりつつ立ち上がりどうするか考える

そんなことをしてたらインターホンが鳴った

「すみませーん、終焉の会です」

この後のことはよく覚えていない


「覚えてないのかい?」

「後から聞いた話ですけど終焉の会から脱会する話は父が申し出てあったらしくてそれを止めにきた終焉の会の人だったらしいんですよ

母親が包丁で刺しましたけど」

その後警察来て父親は脱会した

機密情報を持っていると言う理由で命を狙われた


「はぁはぁ、マジでまだ追ってきてるよ」

街中をかれこれ1時間は走っている

「待て!止まれ!」

先ほど拳銃を向けられたので殺しにきたのだろう

街中で発砲するなんてことはしないが、とにかく怖い

「ここまで1週5分、次の電車が55分発でさっき50分だったから!」

電車がホームに侵入するのが見えた。一番線、ICカードを出してホームに入りその勢いで電車に滑り込む

「はぁはぁ…持っててよかった」

電車内には入ってこなかったので一安心だろう

「ねぇ君」

肩を叩かれて話しかけられる

「誰?!」

「国土防衛省です。お話いいですか?」

これが仁さんとの出会いである


「私、学生ですけどいいんですか?」

「うん、学生という理由で油断するだろうから潜入に使える。頭めっちゃいいし」

「ありがとうございます」


「だからいまだに命狙われてますよ私、父親から色々情報渡されてそれを国防省に提出したので」

「君はなんでやろうと思ったの?」

「自衛で初めてやりがいを感じてるからやるんですよ。後終焉の会を潰したいですし」

色々疑問は残るだろうがとりあえず軽く話すとこんな感じだろう

「じゃぁ私はこれで、おやすみなさい」

22:30を回っているのでそろそろお開きにすることにした

「帰るよ和水」

「何話してたの?」

「ん〜秘密」

そんな話をしていると電話が鳴った

「はいもしもし」

『今すぐ渚達の場所へ行け』

「はい?」

『渚達のいるカナダのインターポール国際科学テロ対策研究所が何者かに襲撃された。ロシアのテロ集団じゃないかと言われている』

「私たち別任務中ですよ」

『2日休みだろ夜間偵察してこい』

「無茶言いますねぇ…」

ドアにキーカードを指して開けつつそう言う

「どうやっていけば?」

『インターポールアメリカ支部がヘリを出す』

「離着陸は?」

『そのホテルから少し離れたところにアメリカ陸軍の基地がある。そこから離陸してカナダの研究所から最も近いインターポールの支部に止める』

「了解」

日本はインターポールの拠点が東京、大阪の2箇所しかないが、アメリカやフランスなどはウン百個とある。

アメリカなんて各州に最低2つはある。

このホテルから一番近いのはシアトル北部基地である

『俺たちも新人の装備編成が決まり次第直ちに向かう。後今回の指揮は菜月がやれ』

「無茶言うねぇ…じゃぁ和水はバックアップ、私はこれから偵察、できるなら制圧まで、他のメンバーは直ちに来て」

『了解』

無線がブツっと切れる

移動含めて1時間、30分で着替えて出動だ

暗視装置は4眼、プレートキャリアもそこそこ良いものを持ってきている。

無線は衛星通信なので空が見えれば基本世界中どこでも話せる。

「久しぶりの愛銃任務」

そう言ってp90を取り出す

マガジンはリュックに6本、プレートに3本、ファーストライン(腰装備)に2本、本体に1本の計12本

「一応聞くけど偵察だよね?」

「私は1人で壊滅させる気満々だよ」

何があるかわからないので多機能サバイバルナイフをファーストラインにつける

ちなみに拳銃はp230など捨ててUSPに持ち替える

極秘かつ0部隊のみの時しかできないガチフル装備である

ちなみにカナダの基地は北極圏なので厚木も忘れない

「準備OK車出す」

「気をつけて」

和水はライセンスの都合上、戦闘地域に連れて行くことはできない。

p230jも護身用なので極端な話脅しにしか使えない

 

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