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事故申告 会うも会わぬも 確率論

 予期せぬことに遭遇しない人生などない。しかし、大半は予期していながら、確率が低いから自分は回避できるという思い込みだ。


 どんな交通手段を使おうが、事故に巻き込まれる可能性はある。徒歩でも。だから、その手段が適切ではないというのは、間違いだ。


 問題は、手段ではない。事故が回避できないのは、予測の問題だ。南海トラフ地震は警戒するのに、富士山噴火は警戒しない。もっと身近では、裏山の崩落や、側溝への転落もある。蜂に刺されたとか、マムシに噛まれたとか。


 どんなところにも、危険はある。公園のボールに当たることもある。家にいても、隕石は降ってくる。

 危険の回避は不可能だ。いくら確率を減らそうとしても限界があるし、人生楽しくない。だったら、危険を承知の上で、予測しながら回避や対処を考えておくしかあるまい。


 万全の構えで行動することはできない。常にヘルメットをかぶっているわけにもいくまい。

 危険回避の鉄則は、思い込みをなくすことだ。多くが、相手の善意に期待しすぎてる。特に、日本人はその傾向にある。他人の善意がなければ、人生うまくすすまない。しかし、自分が有利に動くためにあてにすることは間違いだ。


 信号が変わる前に渡ろうとか、自分のほうが優先だから、相手が止まるだろうとか。自分が優位にあるときほど、気をつけるべきだ。その慢心が、予測を狂わせる。

日本には「安物買いの銭失い」という諺がある

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