立てばぶつくさ 座ればバタン
最近は、席が空いていると我先に座る者が多い。特に、学生や若者は顕著だ。逆に、年寄りは立っているとぶつくさ文句をいう。
よほど空いているか、この先も混まないことが予想されれば、座る。しかし、現代人は座りすぎだろうと感じる。いったいいつから、日本人はこんなに座るようになったのだろう。
かつて高度経済成長期は、寝るために座る傾向があった。立ち仕事が多かったし、酔っ払いもいた。しかし、今はディスクワークも多いし、授業も座りっぱなし。さらに移動でも座っていたら、いつ立っているのだ。
荷物は重くなった。しかし、それは降ろせばすむこと。個人的には、背をつけて座っていると腹部が圧迫されて体調が悪くなる。木の椅子に浅く腰掛ける程度がちょうどいい。
若者たちは「年寄りは優先席に座れ」というだろう。それも一理ある。が、寝過ごさないためや、体調にためには立っていたほうがよい。目が疲れるので、電車では立ったまま目を閉じて集中している。電車の揺れに反応することで体幹もつく。
健康のことを考えれば、子供や老人こそ極力立っているべきとは思う。しかし、座ってる連中も、周囲には気を配るべきだろう。自分の世界に没頭しているのは、なんと無駄な時間をすごしていることか。周囲の状況を観察しつづけることで、色々な気づきを経て、自分の知識が豊かになるというのに。




