表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第10章:深まる謎、巡る思索:研究者の日常

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/286

第10章4節: マナというエネルギー

 ジェイドの騒動の後、私は再び思考をマナへと戻した。この世界の魔法の根源とされるエネルギー。文献によれば、それは大気中にも、大地にも、そして生物の体内にも宿っているという。魔法使いは、自身の体内のマナ、あるいは外部のマナを取り込み、制御することで魔法を発動させる。


 私は自身の身体に意識を集中させてみた。エルフはマナ親和性が高い種族だと聞く。……確かに、体内に何か、温かく流動的なエネルギーのようなものを感じる。これがマナか。意識的にこれを操作することで、魔法が発動する。


 では、このマナの正体は? 前世の物理学で説明できるだろうか? 電磁気力、強い力、弱い力、重力……いずれとも異なる性質を持っているように思える。あるいは、未知の素粒子か、場のエネルギーか?


 私は小屋の周りの空間のマナ濃度を、感覚的に測定しようと試みた。日中と夜間、晴天時と雨天時、場所によっても微妙に濃度が異なるようだ。特に、森の奥深くや、古い遺跡のような場所では、濃度が高い傾向にあるらしい。


 もし、「食の災厄」がマナの暴走・汚染によるものだとしたら? 高濃度のマナ環境下で、特定の調理法(魔法利用含む)を行うことが、危険な反応を引き起こしたのではないか?


 例えば、マナが触媒のように作用し、食材中の特定の成分を毒性物質に変化させる? あるいは、マナエネルギーそのものが食材に過剰に蓄積され、それを摂取した生物の精神や身体に異常をきたす?


 仮説はいくらでも立てられる。

 だが、検証手段がない。


 マナを定量的に測定する機器も、その化学的・物理的な性質を分析する設備もない。今はただ、間接的な情報と、自身の感覚、そして推論に頼るしかない。


 この世界の根幹を成すであろうマナというエネルギー。その理解こそが、魔法と「食の災厄」の謎を解く鍵となるだろう。これは、長期的な研究テーマになりそうだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ