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転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第4章:聖女の保存食と研究時間

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第4章9節: ハルカ先生の保存食教室

 保存食作り教室は、村の広場で行われることになった。ボルガンが事前に告知してくれたおかげで、当日は子供から老人まで、多くの村人たちが集まっていた。その目は、期待と好奇心で輝いている。中には、ジェイドの姿も見える。彼は腕組みをして、どこか斜に構えた様子だが、明らかに興味は持っているようだ。


「これから、諸君らにいくつかの保存食の基本的な作り方を教授する。よく見て、手順を覚えるように」


 私は教壇(用意されたただの木箱だが)に立ち、集まった村人たちに向かって宣言した。まずは、改良ジャーキーの作り方からだ。塩抜き、味付け、そして乾燥。特に乾燥の工程では、魔法を使った効率化を実演してみせた。


「このように、火と風の魔法を応用すれば、乾燥時間を大幅に短縮できる。魔力がない者でも、天日干しや燻製(これも後で教える)で代用可能だ」


 私の手際の良い作業と、魔法によるデモンストレーションに、村人たちから「おおーっ」という感嘆の声が上がる。


 次に、ジャム作り。果物の選び方、糖度と酸度のバランス、煮詰め具合の見極め方などを、科学的な根拠(もちろん、彼らに理解できる言葉で)を交えながら説明する。


 さらに、野菜を使ったピクルス(酢もどきの作り方も含む)や、キノコのオイル漬けなど、いくつかのレシピを実演していく。途中、リリアや、手伝いを申し出た他の村人たちにも作業を手伝ってもらいながら、和気あいあい(私以外は)とした雰囲気で教室は進んだ。


 村人たちは、私の説明を一言一句聞き漏らすまいと真剣そのものだ。実際に自分たちで作業をしてみると、その難しさと、ハルカの手際の良さを改めて実感するようだった。


「聖女様は、こんな大変なことを我々のために……」

「魔法まで使って……なんとありがたい」


 またしても、そんな声が聞こえてくる。私は「効率化のためだ」と訂正するのも面倒になり、黙々と作業を進めた。



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