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転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第3章:飯テロ聖女、誤解と共に爆誕す

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第3章4節: ボルガンの依頼

 村の混乱が続く中、ボルガンが再び私の小屋を訪れた。

 その表情は普段にも増して険しい。


「ハルカ、と言ったな。少し話がある」


 彼は挨拶もそこそこに、単刀直入に切り出した。


「村の状況は聞いているな? 原因不明の腹痛が蔓延し、村人たちは不安に駆られている。中には、お前さんのせいだと言う者まで出始めている始末だ」


 ボルガンの言葉には、非難の色はない。むしろ、事実を客観的に述べ、私の反応を窺っているようだ。


「非合理的な憶測だな。私が原因であるという根拠はどこにもない」


「分かっている。だが、人心というものは、常に合理的とは限らん。このままでは村の秩序が乱れる。……そこで、お前さんに頼みがある」


 ボルガンは真っ直ぐに私を見据えた。


「お前さんの知識を貸してほしい。この異変の原因を突き止める手助けをしてくれんか?」


 これは、依頼か。

 ボルガンなりに状況を打開しようと考え、私の知識に賭けることにしたのだろう。

 彼自身のプライドもあっただろうが、村の危機を前に、背に腹は代えられない、といったところか。


 私にとっても、これは渡りに船だ。原因究明のためには、村の協力、特にボルガンのような有力者の承認があれば動きやすい。それに、これは絶好のデータ収集の機会でもある。


「……よかろう。協力しよう。ただし、私の調査活動に必要な便宜は図ってもらう。それと、私のやり方に口出しは無用だ」


「それで構わん。頼んだぞ、研究者殿」


 ボルガンは僅かに口の端を上げ、頷いた。こうして、私は正式に(?)アッシュウッド村の異変調査に乗り出すことになった。


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