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転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第13章:究極の一杯を求めて:味噌ラーメン開発秘話

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第13章5節: 究極の一杯、ここに完成

 大きな鍋に湯を沸かし、私は手打ち麺を投入した。麺が踊るように茹で上がり、最適な硬さになったのを見計らって、素早く湯切りをする。


 丼(これも自作の陶器だ)には、あらかじめ温めておいた味噌スープを注ぐ。そこに、茹で上がった麺を丁寧に盛り付ける。


 そして、トッピングだ。自慢の自家製チャーシューを数枚、味付け卵、たっぷりの茹でモヤシ、刻みネギ、そして彩りの赤い葉野菜。最後に、香り付けとして、自家製ラー油(唐辛子もどきと香辛料を植物油で熱したもの)を少量回しかける。


 ついに、ハルカ特製「異世界味噌ラーメン」が完成した。


 湯気と共に立ち昇る、味噌とスパイス、そして様々な具材の複雑で芳醇な香り。見た目も、茶色のスープに黄色い麺、そして多彩な具材が食欲をそそる、完璧な仕上がりだ(自画自賛だが)。


 私は逸る心を抑え、まずはレンゲでスープを一口。


「……!」


 濃厚な味噌のコクと旨味、それを支える動物系と植物系のダブルスープの力強さ。そして、後から追いかけてくるスパイスの刺激とハーブの爽やかな香り。複雑だが、見事に調和している。塩加減も完璧だ。


 次に、麺を箸で持ち上げ、啜る。


「……っ!!」


 美味い。美味すぎる。


 自分で作っておいてなんだが、これは前世で食べたどんな味噌ラーメンにも劣らない、いや、もしかしたらそれを超えているかもしれないほどの完成度だ。


 縮れた麺がスープとよく絡み、小麦の風味と弾力のある食感がたまらない。


 チャーシューも、口の中でとろけるように柔らかく、凝縮された肉の旨味と甘辛いタレの味が絶妙だ。とても謎の動物の肉とは思えない。

 味付け卵の黄身も完璧な半熟具合。

 シャキシャキとしたモヤシとネギの食感も良いアクセントになっている。


 これなら100人くらいが行列を作る店になってもおかしくない。


 私は感動のあまり、しばし無言で、夢中で麺を啜り続けた。



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