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第八十四刻 マリンズ 蛇?

木々がガサガサと音を立ててて揺れている。

変な空気を感じるのは俺自身がこの森にまだ恐怖を持っているからだろう。


「隊長、そういえば何故この森に来たんですか?」


「いや、ちょっと勇者君の話が気になったからね。」


カトレアは話しながらも辺りをキョロキョロと見回しながら何かを探している。


少し歩いた裂きでカトレアは立ち止まりこちらを向いた。


「この先だよね。」


目線を開けた場所に向けた。

彼女の言う通りこの先がヘルヴァイパーと対峙した場所だ。


「はい…」


「大丈夫、行こう。」


彼女の先導で進んで行く、背中が少し冷たい。

(俺も強くなったんだ、今ならきっと…)


自分に言い聞かせ、彼女の後を追った。


「おーい、餌が来たぞー!」

カトレアは大声で叫ぶ。


彼女の声に反応するかのように奥の木々が揺れてる。

草木を掻き分けるような音。 


「隊長、何か来ます。」

刀の柄に手を回し身構える。


大木の幹と同じ位の太さ、鋭い目つきの奴が姿を現した。


「ヘル…」


対峙するまでは勝てる気でいた、でもどうだ見ただけで呼吸は荒れて足は竦む。  


「セス君、コイツだよね?」

カトレアは背を向けたままこちらに問いかける。


「は、はい!ヤツです!」


「…こりゃやられるわけだ。」

そう言うと彼女はヘルヴァイパーに近づく、しかしその姿は両手を広げまるで戦う意志は無いと言わんばかりだ。


「お休みのところ申し訳ありません、土龍様。」


「その声…久しいな娘よ。」

頭に声が響く、低い男性の声だ。


(土龍と言ったか?ヘルヴァイパーじゃなく?

 それに喋ってる?)


「セス君、この方はヘルヴァイパーじゃなくてジルニの守り神様だよ。」


そう言ってカトレアは大蛇に頭を下げる。


意味が分からない、俺とエヴァンを殺しかけて恐怖を

植え付けたこの蛇が守り神だと急に言われて納得も理解

も出来なかった。


「隊長、何言ってるんですか!俺達はコイツに殺されそうになったんですよ!」


「娘、連れも一緒か。」

またあの声だ。


「はい、昔貴方に怪我を負わされた勇者の友です。」


「勇者……忌々しい。」


「土龍様、彼は半魔族と接触しております。」


カトレアの言葉を聞き蛇の頭がこちらに近付き目の前で止まる。


「小僧、我の額に手を当てよ。」


カトレアを見るとやれと言わんばかりに首を振っていた、恐る恐る俺は手を当てる。


無名を使うときのような生命力の流れを感じる。

手を当てたはずの蛇の顔がない。


「小僧、貴様は友を切れるか。」


頭に響く声でなく正面から聴こえる。

顔をあげると白い髭に白髪の男が立っていた。


それにさっきまでの森ではない、ここは来たことがある。

彼女と話す時の白の世界だ。



読んで頂きありがとうございます。

毎日2〜3話投稿出来るように頑張ります!

初投稿なので右も左も分かっておりません。


宜しければ素直な評価お願いします。

ブックマーク等頂ければ次の話を投稿するパワーになります。

是非お待ちしてます!

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