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第五十八刻 武装と魔法 筋肉と刀

「イチ、ニィ、サン、ヨン…」

無心で剣を振るう。


「良いぞセス!筋肉も喜んてるぞ!」


「はい!ありがとうございます!」


何故こんな事になっているか……


……

………

「セス君!明日から一ヶ月武装師団に、その次の一ヶ月は魔法師団にお出掛けよ!

 レインちゃんは二ヶ月魔法師団ね!」


魔族の襲撃から暫くしたある日、カトレアから俺とレインは他師団への派遣が命じられた。


理由は俺達新人の底上げと交流。

対魔師団とはいえ有事の際は他師団と連携する、同じ軍だ味方を知らずに連携なんか出来ない。


逆に他師団も対魔師団から魔族との戦いを学ぶ。

ゆくゆくはどの隊であっても人、魔族問わずに戦えるようにしたいという王の意向もあって事だ。


そうして俺は武装師団の門を叩いたという訳だ。


俺がお世話になるのは第一武装師団。


「今日から一ヶ月よろしくお願いします!」

深々と頭を下げる。


「皆、昨日話した六対のセスだ。

 と言っても新人戦を見てた者も多いよな、仲良くしてやってくれ!」


彼は隊長のドルマ、カトレアの急な要請にも快く応じてくれた優しい隊長だ。

ドルマは武装師団をそのまま体現したかのような屈強な肉体と自分の身体と変わらない大きさの剣を振るう男。


隊長曰く筋肉とガイアスの事を褒めておけば優しくしてくれる単純な人…らしい。


「それじゃセス、早速だけど朝の訓練から参加してくれ!」



といった具合で俺は剣を振っていた。


「貴方、変な癖がついてる。」

そう言って話しかけてきたのは副隊長のミナミだった。


彼女は暴走しがちなドルマを抑えるお目付け役といったところか。

腰には俺がロックスから貰った白刀と同じ形状の剣を携えている。


「使うのは剣だけじゃないの?」


「はい、ミナミ副隊長と同じ形の剣を持っていて、自主訓練ではそれを使えるように練習してました。」


「貴方も刀を持っているの!?良かったら見せてもらえるかしら?」


ミナミの目がキラキラと輝く。

白刀を渡すと彼女の興奮は更に高まった。


「軽っ!?しかも刀身が透明?綺麗…、それに見た目に反して強度もある、魔力か何かを流して使うのかな…?」


「あの…ミナミ副隊長…?」


彼女はコホンと咳払いをし剣を返す。


「す、すまない。良い刀を見るとつい興奮してしまってな。」


ミナミは頬を赤らめ恥ずかしそうにしている。


「それで、その刀の使い方だが…」


俺は彼女から刀の使い方を教わった。



読んで頂きありがとうございます。

毎日2〜3話投稿出来るように頑張ります!

初投稿なので右も左も分かっておりません。


宜しければ素直な評価お願いします。

ブックマーク等頂ければ次の話を投稿するパワーになります。

是非お待ちしてます!

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